第十九話『旗取り合戦(上)観客席側では』
天津猫です、今回はいつもより長いですが最後まで読んでいただけると幸いです。
ではどうぞ!!
第十九話『旗取り合戦(上)観客席側では』
――――観客席側
雨宮命の開始の合図により、陽太達のチームと皇王のチームが一斉に自分の陣地から離れて。
〚さあさあ、いよいよ始まったこの一騎戦ですが此処で選手紹介をさせていただきます、え、何々この実況が一騎戦をしている方に伝わってしまうんじゃないかって?ご安心ください、今回の一騎戦では学園側が全面協力をしているのでフィールドには特別なバリアが張られており、こちらの声が届くことはありません〛
〚話が逸れてるぞ命〛
〚おっとそうでした、では最初に紹介する選手はこちら!〛
雨宮命の声に連動し観客席側に映像が流れ始めた、その映像からは右には一騎戦の様子が映されており、左側には黒くなっていたが、プツンっとゲームのステータス画面の様なものが映りそこにあったのは陽太であった。
〚トップバッターは愚か者クラス所属の上内陽太君!西部劇に出てきそうな帽子を被った茶髪の男の子、案外好みかも〚おい〛……ごめんごめん冗談だよ!〛
雨宮命の言葉に間髪入れずのツッコミを入れる晴社相馬により観客席側には笑いが立ち上った、VIPルームの方でもレイナがクスクスと笑い、浩介先輩とサヤカは大笑いしていた、だが有馬だけは少し不機嫌であった。
〚上内陽太君の能力は『|一つの弾丸は百の弾となる《ワンハンドレット・バレッツ》』!上内陽太君が持つ二丁のリボルバーから一発の弾丸が放たれたら百発になるという能力だよ!〛
〚入学初日に行った一騎戦ではそれを抑えたようですがね、まぁ下手な賢者クラスの生徒よりは使いこなしているようだな……〛
〚じゃあ案外早く賢者クラスに昇格できるかもしれないってこと?〛
〚それは分からないが可能性は0では無いだろうね〛
雨宮命の紹介に晴社相馬の開設の中で気になる言葉が出て来た、賢者クラスへの昇格、この言葉に一年生の賢者クラスの生徒は驚き、愚か者クラスの生徒は困惑していた、自分たちのクラスは卒業するまでは同じクラスだと思っていたからだ、そこに雨宮命は一年生の様子に気づきすぐさま説明を入れる。
〚おっと一年生は知らないんだっけじゃあ説明するね!実はクラスは序列ランクが変われば愚か者クラスが賢者クラスに上がる方法があるんだ!やり方は二つ……一つ目はテストや研究会での功績で認められたら上がれるよ!二つ目は今行っている一騎戦だよ!詳しく言えば上の序列ランクを一騎戦などで勝利すれば買った方は序列ランクが上がるよしかも高ければ高ほど勝った時の序列ランク変動は大きいんだ!でも気を付けね負ければ序列ランクは逆に下がっちゃうから!〛
〚また話がずれてるぞ、さっさと選手紹介の続きをしろ〛
〚ふゃあい、ふぁかったから、ほっぺをひゃっぱらないで〛
自分の序列が上がれれば愚か者クラスから上がれると聞いて興奮する一年生の生徒達、そして晴社相馬が雨宮命の頬を引っ張り実況に戻された。
〚続いての選手は牛丸豪君!賢者クラスに所属する男の子で能力は『暴れ狂う牛王の鎧』で高い耐久力と圧倒的なパワーを有する能力だね!
〚彼もまた入学初日で一騎戦を行いましたが負けてしまいましたが、それを糧にしてパワーアップをしているでしょう、機体が出来そうですね〛
〚三人目は安倍晴明君!愚か者クラスに所属していますが何と入学試験での筆記テストでは全教科満点と言う好成績を収めています、ですが実技テストでは安倍晴明君の能力を見れず仕方なく愚か者クラスになってしまったようですね、ちょっと残念……〛
〚しかも安倍晴明君は平安時代の最強能力者の内の一人とも言われたあの安倍晴明の子孫だそうです〛
〚すごーい!でも安倍晴明と安倍晴明って言い方が似てるねって、あぁあああ!今何とさっき紹介していた安倍晴明君が凄そうな技を打ち旗を自分の陣地に持っていきそのまま一点を手に入れました!〛
紹介に集中していた雨宮命が映像を見ると晴明が四色の色を持つ龍のビーム?を出し相手チームの二人を戦闘不能にしそのまま旗を自分の陣地に持っていている映像が流れていた、戦闘不能になった二人はそのまま教師に運ばれていった。
〚何ですかあのカッコいい技は!もっと見たい!〛
〚落ち着け命!今は一旦五分の休憩タイムだ!さっきの技は終わってから聞け!〛
〚チェッ!まあ良いかじゃあ五分の休憩開始!〛
雨宮命の興奮ぷりに晴社相馬がなだめたことにより、落ち着きを取り戻した雨宮命が五分休憩の合図をし、観客席に座っている生徒達は各々さっきの一騎戦の様子を話し合っていた、それはVIPルームもまた同じであった。
「凄かったですね春明さんの技!」
「そうだなレイナ……サヤカどうしたんだそんな顔して?」
「いや……あれほどの威力を出す技を使うなんて思ってなくて……」
VIPルームではレイナが素直に春明の技を褒め、なぬいはそれに頷いただがサヤカだけは顔を少し暗くしていた。
「あの技の名前は<四輪転生>って言ってね春明の技の中でもかなりの攻撃力を持ってるんだけど……」
「いつもなら春明ならそんな技を使わないと?」
「うん、何か春明の怒りに触れたのかなっと思ちゃって……」
「いや……アレは多分作戦じゃないかな?」
「え?」
サヤカは春明が普段使わないであろう技を出したのに不安を積もらせていた、だが、その空気を一瞬にして追い払った声が聞こえて来た、浩介の言葉であった、さっきまでは大笑いしていた浩介が歴史研究会で見せる推理モードになっており、そして浩介の言った言葉にサヤカは疑問を浮かべた。
「作戦って何ですか?」
「ウチも詳しくは分からないけど映像を見る限りだと春明君は怒ってないみたいだよ?そこから考えるに何かの作戦があって技を使ったと見ていいよ……」
「で?浩介先輩その作戦って何ですか?」
「だからウチも詳しくは分からないけどウチの推察だと二つの理由があったと考える」
「二つの理由?」
「そうだうよレイナちゃん、まず一つ目の理由を説明する前に相手のチームは春明君が技を使っても使わなくとも先制の一点を譲ってと思うねん、まぁ大方陽太君達のチームを観察するために譲ったんと思うけどまさか二人持っていかれるとは思ってなかったみたいやけど」
「浩介先輩早く説明してください!サヤカちゃんの頭から湯気が出始めえてます!」
レイナの言葉に映像を見ていた浩介が振り返るとそこには頭から湯気が出ていたサヤカの姿であった、驚いた浩介は慌てて理由を説明し始めた。
「えっと簡単に言うと一つ目は春明君を相手チームに警戒させる為だよ」
「どうしてですか?」
「春明君を警戒させる事により三人への警戒度を下げる為だと思うよ、だからさっきの映像には相手チームの四人は映ってたのに陽太君チームの方は春明君チームしか出てなかったやろ?」
「そう言えばそうですね、じゃあ二つ目の理由は?」
「二つ目は〚さーあ一騎戦を再スタートするよ!〛……二つ目はこの一騎戦で明らかになるよ」
一つ目の理由に納得したなぬいを除く三人は二つ目の理由を尋ねようとすると、そこで雨宮命の声が聞こえて来た、浩介は話を切り映像に集中するように三人に促した、そして放送が再開された。
〚さあ今再スタートとした一騎戦ですがまだ終わっていない選手紹介の続きをさせていただきます!四人目は一年生でありながら既に序列四位ランクに位置し、今年の出席合格者であるアルメルト・ペンドラゴン君!能力は騎士王の持っていた伝説の聖剣:『伝説の王が振るいし希望の聖剣』です!〛
〚今回の一騎戦では間違いなく活躍してくれでしょう〛
〚おお!離しているうちに皇王チームの一人がが陽太君チームの陣地に来ています、つかさず待機していたかの様に牛丸豪君が能力を発動させたぁああああ!〛
〚牛丸豪君と相対してるのは天鉄蛍君!、能力は『狂戦士』で自分の理性を無くす代わりに潜在能力を引き上げる能力です!〛
〚尋常じゃない程の二人の殴り合いだぁあああああ!〛
実況役の雨宮命が興奮をするのはさっきも同じだったが解説役の晴社相馬までもが興奮する激闘であった、お互いの拳のラッシュは止まらずお互いの拳を体を顔と血だらけになっていった、バキン、牛丸から何かが砕ける音がした。
〚あぁああと!牛丸豪君の『暴れ狂う牛王の鎧』で装備していた防具の左手の籠手が砕けたあぁあああ!!!〛
〚まずいな、理性を失っている状態の天鉄蛍君のラッシュを片手で捌き切るのは不可能に近い!〛
〚確かに少しずつ牛丸豪君が押されています!あ!牛丸豪君の右手の籠手も砕けてしまった、押される押される!もう既に牛丸豪君には勝機が残っていない!〛
映像ではもうボロボロの牛丸が理性を無くした天鉄蛍がただガードしている牛丸を一方的に拳で嬲っている様子が映し出されていた、そしてガードを一瞬解いてしまった牛丸に待っていたかのように重い拳を食らわせる。
〚遂に牛丸豪君が戦闘不能で倒れ………………ない!!!信じられません!もう既に体中血だらけで骨も折れているのに立っているうぅうううう!?!?〛
〚本来は既に倒れているはずなのに牛丸豪君いや牛丸豪は根性で立っている!〛
観客席側の殆どが涙を流し牛丸を見守っていた、それは理性を無くした天鉄蛍さえも困惑する程であった、だが直ぐに攻撃を加えようとすると、ガシっと破壊された左手の籠手はもうなくただの手が天鉄蛍を掴んでいたのだ、そして本来は観客席側には聞こえないようにされているフィールド側の牛丸の声がこの時だけは確かに観客席側に聞こえていた。
「あぁあ~体がダルイでも……あの男を超えるにはこの程度で足を止めちゃいけねえな」
少し気だるそうに天鉄蛍の右手を離さないように握りしめた、そして砕けたはずの右手の籠手を復活させた、実は牛丸の『暴れ狂う牛王の鎧』は破壊されても時間を掛ければ治すことが出来るのだが、ボロボロの状態での回復は右手が精一杯であった、牛丸の最後の一撃である。
「この拳はあの男を打ち落とす為に作った拳、まぁまだ作成途中だが……」
牛丸が言ったその技とはギリシャ神話に登場し牛丸の能力の名の本来の名である、その意味には「星」や「雷光」を意味する。
「あの男を倒すためにはお前程度では躓いてられんのでな、いい加減眠れ!」
「ウガァアアアアアア!!!」
「<雷光の様に光る星>!!」
天鉄蛍は牛丸の拳により地面に叩き付けられた、抵抗しようとするがその拳はその瞬間だけは誰よりも強く雷光が落ちたかのような拳であった、牛丸の今出せる最大最高の技を天鉄蛍は諸に食らったのだ、例え『狂戦士』で自身の潜在能力を引き出したとしても耐えれるわけが無い、最後は子途切れ様に気を失い戦闘不能になった。
〚決まったぁあああ!最後の最後で逆転劇だぁああああ!〛
〚ですが牛丸豪君もまた戦闘不能になったようですね〛
〚だけど最後の最後まで戦い抜き!立ったまま気を失っている!まさに漢だ牛丸豪!!!!!〛
実況席の方も興奮しているが逆に観客席の生徒達は静かだった、パチパチパチパチっと拍手の嵐であった、中には涙を流している者達までいた、それはVIPルームも同じであった。
「うぉおおおおおおおん!!!」
「凄いです!牛丸さん!グス」
「ハハハやるじゃないか」
「まぁ牛丸ならそうするとは思ってたよ」
順番に浩介、レイナ、有馬、サヤカの順番でそれぞれ感想を言っていく、その中でなぬいだけはまだ口を開いていなかった、だが心の奥底で入学初日の事とついさっきの事をを思い出していた。
【俺の名前は牛丸豪、今の俺ではお前に勝てない、だがいつか、お前を倒す男の名前だ、覚えておけ!!】
【あの男を超えるにはこの程度で足を止めちゃいけなねえな】
【この拳はあの男を打ち落とす為に作った拳、まぁまだ作成途中だが……】
【あの男を倒すためにはお前程度では躓いてられんのでな、いい加減眠れ!】
【<雷光の様に光る星>!!】
そして、なぬいの顔はとても優しい顔となり、独り言の様に呟く。
「やるじゃねえか…………牛丸……」
だがこの一騎戦はまだ終わっていない。
〚でもまだこの一騎戦は終わってはいない!牛丸豪君の覚悟を背負って陽太君チームが挑むのは皇王チームの最後の一人!だがこの男は三人でも油断しちゃいけない!〛
〚最後の一人は和傘銀、能力『贋作者の人形劇』和傘銀が出会ってきた相手の偽物つまり贋作の人形を作りだす、数には限りがあるものの人形はどれもが序列五位ランク相当の力を持つ極めて危険な能力だ〛
雨宮命と晴社相馬が冷や汗をかき、緊張の声で放送をする、さっきまでの盛り上がりのある雰囲気を一瞬で極寒の様に寒い雰囲気になってしまった、特に二年生と三年生の汗をかく量が甚大ではなくそれ程までっも和傘銀の恐ろしさを知っていると言う事である。
「陽太君とアルメルト君と牛丸君、大丈夫かなぁ~」
「どうだろう……あの三人が強いのは知っているけど相手は三年生さえ恐怖する和傘銀だから……もしかした負けちゃうか「負けない!」……!」
「陽太達は絶対に負けない!!」
「そうよ!だって春明だって居るんだから!」
浩介の言葉に間一髪入れずに有馬とサヤカが反論する、VIPルームに居るなぬい達はただ陽太達が勝つのを信じるしかなかった。
〚あーと!言ったそばから和傘銀の『贋作者の人形劇』で二体の本物の様な人形が出て来た!何とアルメス帝国の騎士であるラムナ・ペルキと魔獣ゴルゴニアだ!〛
〚まずいなあのラムナ・ペルキと魔獣ゴルゴニアとなると相当骨が折れるぞ〛
〚お!どうやらアルメルト君と安倍晴明君が一人と一体の相手をするよで、二人とも人形を蹴飛ばして離れてい居たしまった、どうやら上内陽太君に和傘銀を任せるようです!では一旦アルメルト君の戦いをみてみましょう〛
雨宮命が言うと映像が切り替わり、アルメルトとラムナ・ペルキと言う騎士が切り合いをしていた、その速さはお互い凄まじく観客席側の殆どの生徒が目で追えずにいた、だが決着がつくのは早かった。
〚アルメルト君が能力を解放しラムナ・ペルキを打ちっとったぁあああ!〛
〚本物なら危なかったのでしょうが所詮は人形ですのでアルメルト君の相手ではなかったようですね〛
〚それども!人形のラムナ・ペルキはアルメルト君の至る所に傷を残しているので陽太君の援護に行くのには少し時間がかかりそうです!〛
数分の戦いであったが周りの地形は木は切り倒されており、地面はえぐれ、アルメルトは傷は少ないものの一つ一つの傷が深く陽太の援軍には迎えそうになかった。
〚そして春明君の方も魔獣ゴルゴニアを倒すためにどうやら奥の手を使ったようで、疲れ果てたのか地面に倒れてしまっていました、この二人規格外すぎます例え人形であっても並大抵の力では和傘銀の人形は倒せません!この二人の強さは一年でもトップクラスでしょう!〛
雨宮命の実況中にまた映像が変わり今度は和傘銀と陽太が戦っている映像であった、そしてその映像を見た者達はギョットする、春明の様に安倍晴明と言う有名どころの子孫でもなく、ただの愚か者(フール)クラスがあの和傘銀(わがさぎん)と渡り合っているのである。
〚私たちは偽物の映像を見ているのでしょうか!?いえ少なからず目の前で起きているのは真実の映像でしょう、上内陽太君が和傘銀と互角に渡り合っている!〛
〚上内陽太君は着々と自身の持つリボルバーで上手く人形の糸を打っているようです、和傘銀の能力には二つほどの弱点があります、①人形の上にある糸を何でもいいので切ることそうすれば人形は勝手に消滅します、②和傘銀自身が気を失うことです〛
二人の実況と解説を聞きながらVIPルームでは有馬が目を瞑りながら祈っていた、まるで愛しき人の帰りを待っているかのようにそれを見たなぬいは目を離し陽太の戦いを見ていた、映像ではさっきの牛丸の様に不具合で声を聞こえるわけでは無いが陽太と和傘銀が言い合っていた、そして陽太は一体の人形によって空高く打ち上げられた。
〚打ち上げられた上内陽太君の顔は恐怖か?困惑か?怒りか?嫌!どれも違う!笑みだ!上内陽太君は空高く打ち上げられたのに笑っている!そして待っていたかのように自信が持つリボルバーにキスをして構えた!〛
〚そうか!空中なら地上とは違い弾丸全てを打つのに誤差は要らない!上内陽太は最初からこれを狙っていたのだ!〛
〚そして発動させた『|一つの弾丸は百の弾となる《ワンハンドレット・バレッツ》』の合計六百発の弾丸が流星群の様に和傘銀に襲い掛かる!〛
放送の様に六発の弾丸は『|一つの弾丸は百の弾となる《ワンハンドレット・バレッツ》』により一発が百発の弾丸により流星群の様に降り注ぎ、和傘銀の顔は一騎戦が始まって初めて焦り顔となった、だが和傘銀は自信の出せる全ての人形を出し自信を守った。
〚全ての弾丸はあと一歩で和傘銀に届かなかった!〛
〚彼らは良くやったよ〛
全てを守った和傘銀の姿を見て放送席の方は元気の無い放送が聞こえた、それにより観客席はどんよりとした空気が漂っていた、それはVIPルームでも同じであった、浩介とレイナとサヤカが完全に負けたと俯いていたが、なぬいが三人に言い放つ。
「レイナ、まだだよ」
「でもなぬいさん!陽太君の全力を出したのに和傘銀先輩には届かなったんですよ!牛丸君も戦えないしこの勝負は「レイナ!!」は、はい!」
「それはフィールドをよく見ていいな」
「え?」
なぬいは絶望していたレイナに意味深な言葉を言った、そしてフィールドの映像をよく目を堪えて見ると、レイナは目を見開いた、そしてなぬいは笑いながら言い放った。
「この勝負、陽太達の勝ちだ」
〚ん?待て待てよく見ると和傘銀の後ろに誰かいるぞ?〛
なぬいの言葉に連動するように雨宮命が何かを見つけたように言った、その事に気づいたかの様に観客席側の生徒達も驚きの表情を見せた。
〚後ろには何と!上内陽太君の姿だ!でも一体どうやって!〛
〚分からない!だが今目の前で起きた居る奇跡に我々はこの後最高の称賛を上げるしかない!!〛
どうやってやったのか、別の場所に落ちたはずの陽太が和傘銀の後ろに拳を構えながら立っていた、その直ぐ和傘銀が感づくがもう遅い。
〚上内陽太君の右ストレートが和傘銀の顔にクリーンヒット!その衝撃で和傘銀が倒れたぁあああああ!〛
〚和傘銀という皇王チームの最後の一人が戦闘不能になったことでこの勝負〛
〚〚陽太君チームの勝利ぃいいいいいいいいいい!!!!!〛〛
「「「「「「「「「「「「うぉおおおおお!!!」」」」」」」」」」」」
観客席側には大量の声の嵐が響いていた。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。次回は陽太達の視点です。
それではバイバイ!!!




