第十六話『反撃と提案』
天津猫です、援軍を連れて来たレイナ達は無事に反撃を出来るのか?
それではどうぞ!
第十六話『反撃と提案』
地面にひれ伏されている陽太と有馬にそれを見下していた皇王がレイナの連れて来た助っ人であるアルメルトと牛丸の二人を面白いものが来たと言わんばかりの目で二人を見る、アルメルトはいつも通りの笑い顔だが目だけは笑っておらず、牛丸の方は倒すべき敵を見つめていた。
「援軍か……面白いな!お前らも王たる俺の前に『ひれ伏せ!』」
「……!横に飛べ!」
「分かってる!」
アルメルトと牛丸は両方はそれぞれアルメルトとは右に飛び、牛丸は左に飛んだ、ズドン、二人が居た場所の地面が沈む、皇王は一発で自分の能力の正体に気づきかけた二人に興味を示した。
「あっぶな!」
「もう少し遅れてたら僕たちも陽太君と有馬君と同じ様になってたね……」
「だな、それじゃあ、お返しだ!」
牛丸は皇王による『王の命令』の攻撃を避けた後にすぐさま攻撃態勢にして一瞬で皇王の下に接近して右ストレートを打ち出した、だが皇王は能力を使わず牛丸の攻撃を、パシ、と右手で受け止め左手で牛丸の腹に打ち込んだ、なんとか牛丸は左手を打ち込まれる前に後ろに飛びダメージを半減できた。
「ク!お前体術もいける口だな」
「当たり前であろう、王たる俺は完璧で無くてはならない」
「だが時間は稼いだぞ……」
「?」
牛丸はニヤリと笑った、それに疑問に思った皇王はふと陽太と有馬が居た方に地面を向けるとそこには誰もいなくなっており、目を左右に揺らし探すがどこにも居ない。
「左右に居ないとなると……上か!」
「おらぁあああ!」
「想定内だ!」
いなくなっていた陽太が上から足技を繰り出してきた、だが想定内というように余裕で両手で受け止める皇王であったが一つの疑問が頭に浮かぶ、攻撃が甘すぎると、陽太の性格上敵に手を抜く事は無い、なのに陽太の攻撃はまるで殺気が無いどちらかと言うと自分の両手をふさぐための――――
「さっきはよくもやってくれたね!」
「……!グハ!」
皇王が下からの有馬によるアッパーを食らってしまったのである、陽太と有馬は牛丸が皇王のヘイトを買っている間に能力の効果が着れた『王の命令』だが足に怪我をして動けなかったがレイナに助けてもらい姿を消していたのである、そしてやはり皇王は自分の能力を使わなかった|
《・》。
「やっぱりな!お前自分の能力を自分の近くで使えないんだろ!」
「なるほど、それなら陽太と僕が戦おうとした時に一定の距離を開けていたのはそう言う理由だったのか」
「…………フ」
皇王の能力である『王の命令』は確かに皇王の命令を実現させる能力であり自由に命令を実現させれるが、ニ個の誓約と言う名の弱点がある、1.皇王の能力である『王の命令』は自信の半径1m以内では発動できない、2.『王の命令』は皇王の目線の先しか発動しない、一見弱点が目立つように見えるが皇王は堀咲蓮と並ぶ序列三位である。
「確かにお前ら平民が言ったことは真実だが……で?弱点が分かったとして王たる俺が平民のお前らに負けるとでも?」
「…………確かに俺たちだけじゃな……だけどな、こっちには入学早々に序列四位に入ってる友達が居るもんで!」
シュン、皇王の後ろから人影が現れた、黄金の様に輝く伝説の王が持ったとされる剣を持ったアルメルト・ペンドラゴンであった、キーン、剣と剣の鍔迫り合いであった、皇王は右手にアルメルトが持っている剣と負けない程に綺麗青色の薔薇の剣であった。
「やはりまだ隠していましたか……」
「いきなりだな、騎士王の血筋を引いてんなら真正面から来いよ!」
「それが難しそうなのでこの手を使ったんですよ」
皇王の『王の命令』の能力は命令を実現させる能力だけでなく、青色のの薔薇の剣を出すことが出来る能力も備わっていた。
「初めて会った平民どもに愛剣を抜くとは思わなかったが……まぁ良い……少し試してやろう」
皇王は青色のの薔薇の剣を陽太達の居る方に剣を振った。
「「「「「?」」」」」
別に斬撃が飛んでくるわけでもなく何か起こるわけでは無い、嫌、それは違った青色のの薔薇の剣の効果は遅れて発動したのである、ズーン、突如陽太達の周りの重力が変わったのである、いきなりの事態に五人は行動をする前に重力で押しつぶされそうになった、レイナは抵抗しようとするが四つん這いになってしまい、有馬は片膝と片腕を一つずつ地面に付いてしまうが何とか耐えようとするも長くは持たずレイナと同じになってしまった、陽太と牛丸とアルメルトもそれぞれアルメルは剣で自分の体を支え、牛丸と陽太は同じように自分の足で耐えているが足が折れるのが先に来てしまう状態であった。
「驚いたであろう?これが我が愛剣『王の持つ青き薔薇の剣』の力である、平民たちに見せることは滅多にないのであるが……」
『王の持つ青き薔薇の剣』とは『王の命令』から皇王が作り出した、青い薔薇の花言葉通り、神の奇跡という名の正体不明の力である、だが『王の命令』と違い皇王の命令ではなく完全ランダムな所があるため少し使い場面がある。
「(このままだと全員が倒れてしまう)」
アルメルトはこのままだと全滅してしまうと考えていたが『王の持つ青き薔薇の剣』の効果は、『王の命令』と違い皇王が目線を離しても発動してしまう。
「そうだそうだ!忘れてはいけない事があった、平民ども喜べチャンスをやろう」
「チャンス?」
「そうだ、一週間後荒波なぬいを含めた五対五の一騎戦をしようではないか!」
皇王の意味が分からない話を聞いた五人は目を開きながら皇王を見ていた。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。いかがだったでしょうか?皇王はいったい何をしようとしているのか?次回をお楽しみに!
じゃあバイバイ!




