6.仕事もちゃんとしていますよ
「んーどうしたものか」
祐一は整魔士として工房で働いていた。
今回の依頼は女性用の化粧品(日焼け止め)の依頼だった。
正確には化粧品の概念と実物はこの世界にもあるので後は日焼け止めのプログラミングをするだけだった。
前世の記憶からUVをカットすれば良いという事は容易に想像がついて既にプログラムは大体出来上がっている。
問題は仕上がりだ。
持続時間、UVカットの効果。
魔法消費量。
このバランスを取る最適なプログラムをいかに組むか・・・。
「あのーご主人様、手伝いましょうか?」
あっ、魔法が使えるティオの事を完全に忘れていた。
契約条件に入っているんだった。
早速、ティオに試作品を試してもらいブラッシュアップをかけていった。
助手がいると仕事も捗る。
あっという間に仕事が終わった。
依頼内容は確実にクリアしている。
収入もだが仕事をやり遂げた達成感も味わえる。
前世では老後の事で頭が一杯で余裕がなかったのかな。
おっと、ティオにもお礼を・・・いあ、「仕事です」と言われそうなので祐一は考えた。
「ティオ、納品した商品にまだ改良の余地がありそうなんだ。しばらくの間、自室で使ってくれないか?」
「はぁ、そういう事でしたら」
ティオSide
「ご主人様はなんであんなに沢山、化粧品を渡してくれたんでしょうか」
依頼は達成したのにあれでは儲けが減ってしまいます。
本当に今回の奉公先は変わっています。
自分でも愛想が無いのは自覚していますよ。
ユウイチ様は嫌な顔しないで普通に接してくれます。
愛想が無いのを治すようにとも言わない。
諦めているのでしょうか?そもそも女性としてみてくれていないのでしょうか?
まあ、折角なので化粧品は使いましょう。
それと明日はユウイチ様が好きなコーヒーをいつもより奮発してみますかね。
※ちょっとだけほのぼの要素入れてみました




