3.メイドを雇ってみたかった
「遂にこの日が来たか!」
メイドを雇う為に斡旋場に祐一は足を運んでいた。
今回探しているのは住み込み可能なメイド。
種族は見て決めるつもりだ。
あと、料理が上手なのは外せない。
お金は十分にある。
多少の背伸びは出来る。
「えーと、メイド斡旋お願いします」
受付の人が
「まず必要事項をこのシートに記入して下さい」と紙を手渡された。
予算、条件などの絞り込みなものか・・・げっ、奴隷希望の欄とかまであるのかよ。
やましい心が無いとは言わないが今は家事とか雑務を代行してくれる人が優先なんだ。
記入した紙を提出し待つこと10分。
名前を呼ばれた。
「ユウイチ様、条件に合うメイドは1人になります」と、写真とプロフィールを渡された。
種族はエルフか・・・条件はクリアしているが契約金が意外と安い。
訳ありか?
「えとー、奴隷でもなく、人間でいえば30歳過ぎの女性で問題ないのですが安すぎでしょ。」
「ああ、訳ありか確認ですね。彼女はたしかに奴隷でもなくてしかも、処女ですよ処女」
いやぁ、処女処女連呼しなくてよいから。
「ドジっ子属性とかないし、仕事はきちんとできるタイプです。問題は愛想です。」
「愛想?」
「左様です、この子はとにかく愛想が無くて大体奉公先でも数日でクビになります」
「今の世の中、家事程度なら家事魔道具使えば事足りますからね」
なるほど、要はメイドに求める癒し要素が欠如しているのか、んーどうしよう。
なんか熱が覚めた感じだな。
と、プロフィールにもう一度目を通す、普通といえば普通の身なり。
「!」
特技のに魔法が使える事に気が付いた。
そっか、メイドの仕事で使うからか。
閃いた。
「あのー、必要なら追加料金払いますので整魔士の仕事を手伝ってもらう事出来ますか?」
「可能ですが」「契約します」
即答した。
不愛想でも良い、この世界でやってみたい事はやるんだ。




