24.慰労会を愉しみたかった(後)
場所を移して個室に祐一、博一、ティオの3人がいる。
「ティオ、先ず一つ謝らせてくれ」
「この世界の人では君が最初だよ と前に伝えた」
「あの言葉自体は本当だけど、この世界の人でない博一とはずっと前から知っていた」
「そう、だったんですか」
「騙した様に受け取ったらごめん、ちゃんと説明するから」
それからティオにこれまでの博一との出会いから今日までを説明した。
「・・・」
「そうだったんですか、ご主人様も祐一様もこの世界で出会えてよかったですね」
「二人で相談して打ち明ける事を決めたんだよ」
「だからと言ってこれまでと変わらないけどね」
「ご主人様・・・」
「祐一、大体終わったんだし後はティオさんと楽しもうよ」
「そういえば博一、奥さんは?」
「ええええ、博一様は結婚されているのですか?」
「そうだよ。実は3人目がもうちょっとで生まれるので大事を取って今日は遠慮したんだ」
「!」
ティオがあたふたしているぞ。
どうしたんだ。
それから珍しくティオが積極的に博一に質問攻めを浴びせていた。
ティオでもあんなに積極的な事があるんだな。
そんなこんなで2部も終わり。
「「であ、また」」
自宅に帰ってくつろいでいる祐一にティオが話しかけてきた。
「ご主人様、少しよろしいでしょうか?」
「なんだね、改まって」
「今日一日、色々あってビックリしました」
「定例会もですが、博一様の事を打ち明けてくれたのはうれしかったです」
「私も決心しました」
「ん?」
「ご主人様は、だからと言ってこれまでと変わらないけどね。とおっしゃいました」
「でも、私は変わりたいのです」
「私はご主人様、いえ、祐一様の事が好きです」




