18.ティオSide ご主人様の秘密(後)
「ご主人様、お話があります」
「ティオ、あの旅行代理店に行ってたんだね?」
「!」
流石ご主人様です。
読まれていましたか。
「ティオ、何時かは話さないといけないと思っていた」
「先に言っておくが、今から話す事を聞いても何もしない」
「納得でも打算でも奉公を続けたいのなら今まで通りで良い」
「ティオは良く働いてくれているからこれからも頼みたいよ」
「分かりました」
一呼吸してゆっくりと話す。
「察していると思うが、俺は異世界から転生でこの世界に来た」
「!!」
「3年前、元居た世界は滅んで気が付いたらこの街に居た」
それからご主人様は今日に至るまでの話をしてくれた。
頭の整理が追い付かない所もあるが、この質問だけは考えていた。
「ご主人様、私はご主人様の秘密を打ち明けてもらってうれしいです」
「これからも奉公させて頂きたいです。勿論秘密は守ります」
「・・・なので一つだけ質問させて下さい」
「なんだね?」
「私以外でも知っている方はいますか?」
「ティオ、この世界の人では君が最初だよ」
「!」
後からご主人様に聞いたのですが、この時ちょっとだけ笑顔を見せていたようです。
恥ずかしいです。
話が一通り終わり自室に戻ってきました。
最終的には今まで通りって事になりました。
「ご主人様はいつか話そうとしてくれていたんだ」
「その最初が私ですよ。ちょっとうれしいです」
祐一Side
「遂に話してしまったか」
これまで通りに落ち着いたのでどっちかと言うと肩の荷が下りた感じだ。
一応、博一に連絡は入れておく。
まあ、博一は家族内では知っている事だし問題は無いと思うが。




