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17.ティオSide ご主人様の秘密(前)

「来てしまいました」


ご主人様と以前に来た旅行代理店。

確かめなくても良いご主人様の秘密。


「ご主人様の事を知りたい」


意を決して店に入る。



「いらっしゃいませ。今日はどのプランに致しますか?」


「魔法の無い世界でお願いします」


確信は無い。

でも、何かヒントか情報があるかもしれない。

前回は映像に圧倒されて終始驚いてばかりだった。


魔法を使わず鉄道が動く。

魔法を使わず空を飛べる。

そんな光景に圧倒されてしまった。


「今日は視点を変えて・・・」


映像が映し出される。


「・・・」


「・・・」


「魔法が無いのに良く生活が成り立っていますね」


「!」


商店街で売られている瓶の様な物。

そこには前に風邪の時に使った小瓶に書かれている文字と似ていた。


「!」


ある店の奥で職員さんがコーヒーを淹れている。

前にご主人様が淹れられていたコーヒーと似た物を使っている。


映像はここで終わってしまった。


「これって・・・」


ご主人様がここの旅行代理店の異世界の案を出した事も考えた。

しかしそれだと、ご主人様のあの映像を見た時の驚きの説明がつかない。

きっとご主人様も知らなかったという事だ。


証拠はない。

ただの妄言と言われるかもしれない。

でも、このままモヤモヤしたくはない。


その夜、リビングでくつろぐご主人様に切り出した。


「ご主人様、お話があります」

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