↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/28

16.異世界に旅行をしてみたい

「遂にこの日が来たか!」


お約束セリフを発し祐一とティオは外出の準備を進めていた。

街に出来た新しいタイプの旅行代理店がお目当てだった。


既に祐一はこの世界で何度も旅行はしている。

転移魔道具が有るので移動は一瞬。

日帰りで色々な所を旅行した。

「海中の街」「空に浮く街」「地中の街」どれもファンタジーな世界だった。

そんな中で新しいタイプの旅行。

胸が躍るのも無理は無い。


「ほぉー異世界に旅行か。この発想は無かった」


正確には異世界に行くのではなく体験が出来るという物。

そして異世界といっても、本当に異世界に行けるのではない。

この世界の人々が考えた「これが異世界では」と想像したものであった。


ふむー、ラインナップは色々あるな。

「神様の住む世界」

「地獄の世界」

「死後の世界」

「魔王がいる世界」

「魔法のない世界」


「ティオ。気になった所ある?」


「はい、ご主人様。この魔法のない世界ってのが気になります」


んー、正直一番オチが見えているというか。

前世その世界なんですけどと、ツッコミ入れたい。


「分かった、この魔法のない世界を2名でお願いします」


別室に通された。

そこで注意事項等の説明を受けた。

魔道具で映像が映し出されるらしい。


「これは旅行じゃなくて、映画館だな」


まあ、折角来たんだしやってみますか。

魔道具に触れた瞬間、映像が浮かび上がってきた。


「!」


祐一は言葉を失った。

浮かびあがった映像は何処までも


『祐一が住んでいた前世の世界にそっくりだった』


オフィス街、車の渋滞、戦争、宇宙進出・・・


「ご主人様、大丈夫ですか?」


気が付いたら映像は終わっていた。

想定外の事態に思考が追い付いていない。


「ああ、ちょっと驚いてしまって」

「それと悪い、仕事で思いついたことが有るので今日は帰るよ」


祐一Side


「あの魔法のない世界は完全に前世だった」


「再現度が高すぎる」


「他に転生者が居て金儲けか?」


「どちらにせよ、博一に連絡しなければ・・・」


ティオSide


「あんなに驚かれるご主人様は初めてでした」


「何かあるのは間違いないですね」


「明日は休みですし今月の給料は頂いています」


「でも・・・」

これから自分のしようとしている事がご主人様との関係を壊すかもしれないと。


「それでも知りたい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。