どうでもいい異能学園《バグデミア》へようこそ!
異能学園ものって、なんかこう……スゴいじゃん?
「俺の能力は時間を止める!」「私は空間を操る!」みたいなやつ。
でも、本当にヤバいのって“湯気で感情を惑わす”とか“味噌汁しょっぱくする”とか、そういう“どうでもよさ”なんじゃないか?
というわけで始まりました、新シリーズ。
本作のテーマは──
「どうでもいい力で、どうでもよく日常を守る」!!
カグラたちは今日も、意味不明な学園に巻き込まれ、
最終的には焼きそばパンとゆるギャグの元に帰ってくるのです。
ここは、《特級異能学園バグデミア》。
世界中の“どうでもいい能力”を持つ者だけが集められる、超偏差値の低い学園だ。
今日も朝礼で爆発が起きる。
「おい誰だよ!また能力で校舎半壊させたの!!」
「ご、ごめん……“まばたきで建築物を揺らす”能力が……っ!」
──どうでもよすぎる。
そんな学園に、転校生がやってきた。
担任「では紹介しよう。我が校の救世主になるかもしれない男だ」
\ガラッ/
カグラ「……焼きそばパン、どこ?」
教師陣(……焼きそばパン!?)
担任「ではカグラ、お前の異能を見せてみろ。入学試験だ」
カグラ「……あー、いいの?本気出すよ?」
セリスティア(横で見てる):(ぜったい出さないフラグ)
試験場にはすでに他の生徒たちが揃っていた。
•「能力:靴下を片方だけ消す」
•「能力:笑ってる人を1%だけ不機嫌にする」
•「能力:焼き魚の背骨だけ抜く」
どれもこれも、“使い道がわからない”系。
試験官「では、パン対戦、始めッ!!」
カグラ「なんでパンでバトるんだよ!?」
試験官「パンの湯気こそ、感情と精神の解放だ!」
カグラ「いや意味がわからん!俺、焼きそばパン出すよ!?」
──そして焼きそばパンの湯気が会場に広がった瞬間。
生徒たち「……うわ、懐かしい」「給食思い出す」「ちょっと泣きそう」
試験官「こ、これは……精神混乱系!? 湯気の記憶干渉スキルだと……ッ!?」
セリスティア「(やっぱりバグってるわ、この人……)」
入学が即日で決まったカグラは、教室に案内された。
担任「ここが“B組”だ。バグ能力保持者の中でも、特に危険度が低い生徒が集まっている」
カグラ「危険度が低い……?」
セリスティア(ついてきた):(つまり“無害すぎる”ってことね……)
【クラスメイトたち】
•サイモン:「能力:背中を向けた瞬間に“ややお腹が減る”」
•エミリア:「能力:黒板消しを100%頭に落とすスキル(本人も避けられない)」
•シド:「能力:味噌汁の味を“ちょっとだけしょっぱく”できる」
カグラ(……地味通り越して、むしろ天才か?)
担任「じゃあ1時間目は、“異能合戦ごっこ”です」
カグラ「“ごっこ”なんだ!?」
──始まったのは、能力を使って“校内フィールド鬼ごっこ”をする授業。
サイモン「俺の能力で!カグラを腹ペコにしてやる!」
カグラ「……いや、普通にお腹すいてるから!むしろ助かる!!」
そのとき、突然セリスティアが叫んだ。
セリスティア「敵襲よ!空間が……バグってる!!」
天井が“食パンの耳”ごと崩れ、ポメパンが落ちてきた。
ポメパン「ポメ〜(登場)」
生徒全員「何この展開!!?」
セリスティア「校舎の屋根が……パン化してる!」
カグラ「なんでだよ!? しかも食パン限定!?」
担任「落ち着け!これは“第三校”からの侵入だッ!」
生徒「えっ、なにそれ……初耳……」
──突如現れた謎の転校生。
???「オレの名は《パストラミ・Z》。能力は、“ツナマヨと明太マヨを絶対に間違えさせる”だ」
カグラ「地味に腹立つなそれ!?」
■バトル開始!
•サイモン:「くっ……少しでも腹を減らして足止めを……(グゥゥゥ)」
•シド:「味噌汁……! 味噌汁を浴びせろ!!しょっぱくしろぉぉ!!」
•ポメパン:「ポメポメポメェーーー!(※威嚇中)」
しかし敵の“どうでもよさが限界突破”。
•黒板消し娘:自爆(黒板のない場所でも落ちてくる)
•カグラ:「お前、なんでそんな能力で強い顔してんだよ……!!」
セリスティアが結界を張って、なんとか応戦。
だがそのとき、突然敵が叫んだ。
パストラミ「バグった……俺のツナマヨが明太子にならない……ッ!!」
カグラ「……ハッ! それ、焼きそばパンに混ざってたやつじゃん!」
焼きそばパンの湯気で“能力誤作動”。
最終的に敵は錯乱し、「からしマヨの人になりたい」と言い残してフェードアウト。
セリスティア「……今回も、焼きそばパンが世界を救ったわね……」
カグラ「おい俺、なんでまたヒーロー枠みたいになってんの?」
戦いが終わり、学園には静けさが戻った。
生徒A「……俺、まだ味噌汁しょっぱいんだけど」
生徒B「黒板消し、ずっと頭に残ってる気がする」
生徒C「パン屋の屋根、まだ食パンのままだぞ?」
担任「よし、今日の授業はここまで!放課後自由時間だ!」
カグラ「いや無理だろこの状態で!屋根パンだぞ!?」
■昼下がりの屋上
カグラとセリスティアは、学園名物“屋上パン販売所”でくつろいでいた。
(屋根が食パンなので、自然に売店化している)
ポメパン「ポメェ(あんパン、ちょうだい)」
セリスティア「ふぅ……やっぱり平和が一番ね」
カグラ「お前さっきまでバリア貼ってたのに、よく言うよ」
そこへ教師が現れる。
担任「カグラくん、今日の入学試験、合格です」
カグラ「いやもう入学してるし。試験って今さらなんだよ」
担任「ちなみに評価は【湯気ランクS】です」
カグラ「なにその炊き立てっぽい評価基準!?」
セリスティア(心の中):「でも、なんだかんだで楽しいかも……この学園」
──そんなこんなで、カグラの“どうでもいい異能学園生活”が始まった。
どうでもよくて、バグってて、たまにちょっとだけあったかい。
でも、
それがたぶん、この世界の“正しい日常”なんだ。
──バグだらけの異能学園。
でも、授業が終われば日常が待っている。
カグラ「……あ〜、やっと終わった……なんなんだよこの学校」
セリスティア「なによ、けっこう楽しんでたじゃない」
カグラ「いや、ツナマヨと明太子で精神攻撃してくる奴とか、もう意味不明だろ!」
ふたりはいつもの場所──セリスティアのパン屋台(兼拠点)へ戻っていた。
パン工房せれす亭、復活。
ポメパン「ポメ〜(やっぱここが落ち着く)」
セリスティア「カグラ、今日はどうする? 新作パン、焼いてみる?」
カグラ「うーん……とりあえず、焼きそばパン一本でいいや」
セリスティア「ほんとブレないわね」
カグラ「異能学園よりよっぽど強いからな、コレ」
カグラは焼きそばパンをほおばる。
その湯気が、なんだか今日も──やさしかった。
セリスティア「ねえ、明日はどうするの?」
カグラ「さあな……パン焼いて、寝て、起きたらまたバグる。たぶんそれだけだよ」
セリスティア「ふふ、それで十分ね」
──こうして、“どうでもいい異能”と“パンの湯気”が交錯した日も、
最終的にはいつもの焼きそばパンに帰ってくる。
ここが、カグラたちの日常。
そして、世界のバグの中心地。
……明日も、きっと湯気があがってる。
読んでくれてありがとポメ〜!!(←急にポメパン)
ということで第1話は、異能学園編の幕開けでした。
今回の敵は「ツナマヨと明太マヨを間違えさせる男」。
ギャグの限界に挑戦する、どうでもよさ全開でお届けしました。
でも、最後はやっぱり「いつもの屋台で焼きそばパン」が正解。
カグラとセリスティアの日常にちゃんと帰ってくるこの着地が、
このシリーズの“芯”みたいなもんです。
それじゃまた次回、
“ポメパンの鳴き声”とともにお会いしましょう。
──ポメ〜!




