表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/58

風紀員から注意される

現在、仕事が終わり帰って来たところを捕まって、寄宿舎の風紀員から注意を受けている。

フォルテは口を塞ぐと苦しくなるからと、キスをしないで気を注いでいるから普通に声を出せるけど、それほど大きい声ではないのに、そのフォルテの声がいけないらしい。

風紀員側には年下の男女の委員とランさん。ランさんは先代の委員で年上が相手だから呼ばれたようだ。注意を受ける側にフォルテと俺、追加でタイカ。

エアちゃんは自力で逃げている。


「フォルテ先輩はなんであんな、ひわいな声を出していたのですか」


「気を習得するのに恋人に気を注いでもらっていたら、つい声が出てしまいました。ひわいな声でもありませんし、大きな声でもありません」


「私はフォルテの隣だから分かるけどそこまで大きな声では無いと思うよ」


「ラン先輩の部屋にも声は聞こえると」


「でも少しよ」


「聞こえるから問題なのです。あんな声を聞いた男子が欲情したらどうしますか?アパレ君はどう思いますか?」


「それを僕にふるの?僕の部屋からは聞こえないし、男子で話が出ていないから問題ないです。ただカサヲム白爵がうらやましいとは話が出ています。付き合うにしても一人で良いはず、フォルテ先輩とタイカ先輩は納得して二股を許しているのですか?」


「はい。タイカちゃんとは仲良しさんです」


「ええ、私も親友だと思っている。フォルちゃんがいなかったら、カサヲと付き合うことが出来たと思えないから感謝しているわ」


「三人を取り持った私から経緯を説明するわ」


そう言ってから、ランさんはかなりマイルドで当たり障りが無いように、決して自分が悪者にならないように経緯を説明した。


「確かに先輩二人なら圧勝することが出来ます」


「何を納得しているの。私も負けていないと思うけどアパレ君どうかな?」


「その話はこの後にしてもらって良いかな二人とも」


「はい。ランさん」


「僕はこのお三方(さんかた)(ほう)が毒だと思います。タイカ先輩とフォルテ先輩のキラキラオーラやピンクオーラが毒です。カサヲム白爵が以前に在籍されていた学校での気弾騒動の噂は聞いています。これ以上オープンにされたら、もてない男子は同じように暴徒化します。カサヲム白爵は木剣派で気を使う。だったら、ご自身を制御できないのですか?」


「一人ヤバいのがいるけど、現時点で全員に会って無いから、二人が居れば大丈夫とだけは言える」


「ヤバいのはお化けちゃんですか?」


「たぶん同じ人をさしていると推察するが、あれは魔物だ」


「魔物ですね。本人は良い子だから逆に近づかない方が良いです。理性の限界値を試されます。一緒にいるとフェロモンでめまいがします。たぶん触っても許してくれると」


「これ以上は止めよう」

女性陣から冷気が(あふ)れている。


「はい。寒くなってきました」


「たしかに脂身は目の毒ですが、思いあたる先輩は寄宿舎には戻っていません。残った女の子達は彼女がいる方が心配する必要がありません。もっと節度のある行動をお願いします。せめて消音の魔法くらい掛けて下さい」


「気を付けます」


「はい」


「タイカ先輩?」


「わかったわよ。これで終わりで良いかしら」


「いえ、僕もカサヲム白爵の気を味わってみたいです」


「君、男の子だよね」


「はい」


「嫌だけど」


「駄目ですか?」


「可愛いくしても駄目」


「だったら、こちらのミリさんに注いでくれませんか?」


「えぇ無理」


「本人も望んでないようだし、彼女の許可が要る。無しで」


「やっぱり、やりますです」


「なんで変節」


「私は良いわ」


「なんでよ、タイカちゃん」


「悪いことをしていないことが証明できる」


本気で注がなければいける。二人でフォルテを見る。


「私も分かりました」


「それで私は、どうすれば良いですか?」


「胸の前で手を組んで祈るようにして立っていて」


これなら最初にリンに気を注いだ時の形だから大丈夫。

一言掛けてから肩を掴んでオーラで包み、少しだけ気を注ぐと弛緩した状態になったので、息をゆっくり吐くように注ぎ終わる。

ミリさんはうっとり顔でアパレ君を見る。


「僕もお願いします」


「カサヲ、やって上げたら」


あれくらいなら大丈夫か

「目を閉じて」

男のうるうる目はいらない。


「はい」

同じように手を掛けてからオーラで包み気を注ぐ。自分がいけない道に進まないように気を使いながら気を注ぐ。なんか危険な気を感じて急速に気を閉じて肩から手を離した。

アパレ君が目を開けると、俺をうっとり目で見るから二歩後退してしまう。


「アパレ君!そっちはダメ」


ミリちゃんナイス。アパレ君が振り返りミリちゃんを見た。


「ミリちゃん」

二人は抱きしめ合う。


それを見て俺達は気配を消して、今まで居た風紀員控え室を出た。


「ランちゃん。どうなっているの?」


「なんか、ミリちゃんの方は好意があったみたいよ」


「注意されたね」


「普通していたら良いわ、カサヲさんが気をつければ」


「怖かった。アパレ君に気をつける」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ