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後輩達からの挑戦〔3〕

「降参します」


「レベルを聞いただけだよ」


「ラン先輩を格下扱いしました」


「気を使えばの話だよ」


「防御で気を使えば負けないとも言いました」


「言ったね」


「私に勝ちが無いです」

俺に勝つ気だったのか?

聞いたらいけない。


「まだ始まってもいないけど」


「例えば私を相手に何を仕掛けます」


「最初は握って投げられないか試す。どこまで飛ばせば降参するかな?」


「何をですか?」


「リンをだけど、多分出来ると思う」


「一段位までですよ」


「一段だよ」


「それ一段位だと思えません」


「そうかな?例えば校庭にある木を抜くのに何段を使う?」


「五段位です」


「ボーはどう思う?」


「一段で出来るのですか?」


「何で出来ないの?ボーだったら庭の雑草を魔法で抜いたことあるよね?」


「はい。雑草を抜くように・・・木を抜く・・・はい、出来そうです」


「そう、出来る。一段位だよね、魔力は使うけど魔石の力を使えば簡単に出来る。昔は軍が魔石の優先購買権を持っていたから民生用に使わなかっただけ、もっといえば今の魔石入りの魔法具が売られるようになったのも最近だ。でも今なら気軽に出来る。リンもできそうか?」


「はい。出来るかも、でも試合では使えません」


「一段位なのに?」


「一段位に見えません」


「何をすれば一段位に見えるかな?」


「普通に盾を取れば良い。引っ張れば取れます」


「引っ張らなくても、手首の曲がらない方にひねってやれば良いよ」


「ボーちゃん。練習したい」


「待ってね、カサヲムさんは今言った魔法も弾けるのですか?」


「抜いた木で叩かれたら潰れるよ」


「カサヲムさんから盾を奪うとかは出来ないのですか?」


「気が通してあるからね」


「私の盾を持っていてもらえますか」


「いいよ。貸して」


ランさん以下なら大丈夫だろ


「魔法が弾かれるのが分かります」


「私もいきます」


「いいよ」


「かからない。ありがとうございました」


「はい。盾を返すよ」


「はい、それで魔法を弾くのタイカさんも出来ますか?」


「たぶん出来るよ」


「先輩が教えたんですよね」


「自分の力で獲得したんだ。タイカを昔の友人達に紹介したら、あいつらが襲撃してきて、最初は俺だけの力で守っていたけど、何時間とも知れない攻撃を受けていたら自分でも守れるようになった。簡単なことでは覚えられない」


「その人達は捕まったんですよね」


「多数決の怖さを知ったな」


「ひどいです」


「ああ、全くだ。二人で練習したらどうだ」


「はい。リンちゃん、やろ」


「うん」


「リン、暗くなるな。俺たちは無事だ」


「はい。行ってきます」


トイレに行くついでに、タイカと認識を合わせないといけないな。



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