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仕事にメモは必須

一人づつ各研究室にばらけて研修を受けてから、俺の名の研究室を作り、二人は助手になる予定らしい。

そのため、各自の研修先に案内されたところで呼び戻されて、先ほどと同じように営業活動を行った。

今は所長と事務局長の前にいる。

尚、ノノカ紺爵はゴーレム列車の時間のためタイカに挨拶もしないで首都に向かったと連絡を受けた。


「いきなり面白いね。カサヲム君は」


「普段から使用しているので、珍しいとも思わなくて」


「僕らは魔法の研究者で、道具のことは役立たずでね。これは魔道具にならないのかい」


「はい。魔法使い以外には使えないと思います。それ以外だとペンと同じになります」


「低位の魔法具だと魔法陣の買い取りはやらないからなあ」


「新魔法だと買い取りますよね?」


「まあ新魔法は僕らが権限を持っているからね。道具は門外。魔道具だと魔法使い以外に権限がある。ああそうだ、フォルテ君、タイカ君の召喚は買い取るから魔法陣のレシピを楽しみしているよ」


「「はい。頑張ります」」


「よしよし。話しが飛んでしまったが魔法具だと穴がある、ふむ、魔法科学研究所なら予算つくればやってくれるかな? まあ今すぐは無理だな。その低位魔法に絞り、サイズを小さくした魔法具も面白いね。だから研究内容に困ったら魔法具のレシピを発表すれば良い、応用研究も研究のうちだよ」


「はい。検討します」


「私が引き継ぎます。それで依頼がある。カサヲム君はとりあえず魔法具職人になってもらいたい。職員としてだから組合を通す必要がないしな、君の損にならないようにはする。それで二人のうち一人を助手にして良いけど、どうする?」


「はい。タイカは木工が出来ますからタイカが魔法具本体を、私が魔法陣を、フォルテに助手をお願いしたいです」


「まあ、まだ学生だから良いけど軍では通用しないよ。ああそうだ、所長が約束した件だけど、教育隊には行ってもらうよ。いきなり引っ張るのは国王でも無理だ」


「すまんな。ただし兵役に入る前の半年内に、この前カサヲム君が言ってた魔道具か、召喚魔法陣のどちらかは欲しい。そうしないとこの話しも無くなる」


「はい。所長、私が前回言ったものは魔法具でも良いでしょうか?」


「それは問題ないな。魔眼から見える世界が写せれば良い」


「話しは決まりだ。君の部屋を案内する。明日から進めてくれ」


「はい。魔力チャンネルを調べないと魔法具が使いづらくなりますので、チューナーをお借りしたいです」


「そうだな。明日の朝までに事務局に準備するから寄るように」


「あと、二人が念話についてレポートを書き上げたので見ていただきたいのですが」


「ずいぶん、盛りだくさんだね。君達は念話が出来ると言うんだね」


「はい。私の使い魔を通して出来ます。それ以上は二人に聞いていただければと思います」


「ふむ、局長。二人の指導先で念話向きがいるかな?居なければ居るところと差し替えも検討してくれ。時間も出来たしな。あとは君に任せたよ」


「了解しました。三人に部屋を案内する。付いてくるように」

事務局長に置いてかれないように慌ててついていく。


「魔法具で使用する一般的な木材で作るようにな、今から費用を出すから、とりあえず十人分の材料を揃えてくれ、領収書を忘れないようにな。残りの分はその額を見て渡すから。この部屋を使え、ほら事務所に行くぞ」


二人とも覚えられたかな?


このあと三人で必要な情報をまとめた。


仕事にはメモが必要だ


昨日の続き

少し待っててと声を掛け店員さんを連れて戻ると、四羽が止まり木に並んでいて、桜文鳥はもう一羽いたのですが不思議と分かるもので、エアちゃんを指差してこの子と言うと他の子達はがっかりした気がしました。

店員さんが逃げ出さないように扉を閉めにいくと、エアちゃんは他の子達と嘴を合わせ挨拶を交わし始めたのです。これが普通なのか分かりませんが驚きました。ただ残る右端に居た桜文鳥さんは右側を向いて挨拶をしません。

左端にいたエアちゃんも首を伸ばして見ていたのですが、お姉さんが戻ると座り直して、扉を開けてお姉さんが手を出すとポンとその手に乗りました。他の子はそれを見送ったのです、一羽を除いて。

一週間後に会いに行くと、その子が居なくなっていたので、良い飼い主さんと出会えたと信じています。


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