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フォルテとたっぷり

フォルテには申し訳ないけど、エレベーターから降りて来たところを捕まえて、そのままフォルテの部屋に押し込んでしまった。

エアちゃんを含めて気を使ってもらったから遠慮はしない。

朝食後も、うん。フォルテの好意に甘えている。


「少しは落ち着きましたか?」


「本当にありがとうございます」


「あるじさん。とりあえず準備してからお相手しますね」


「はい。よろしくお願いします」


「魔法具はタイカちゃんの部屋なんです。どうしたら良いですか?」


「二人での召喚もあまりやらない方が良いのか?」


「はい。そうですね、念話での同調もありますから」


「フォルテの単独では?」


「私だけでは自信がありません」


「それは魔法陣の構築か維持、どちら?」


「たぶん構築している間に崩れてしまうと思うので、維持が出来れば魔法は発動できるかな?あまり自信がありません」


「召喚の魔法具も出来てれば良かったね。レポートはフォルテが持っているの?」


「今さらだけどそうですね。レポートは私が持っています」


「今日はそれだけでも持って行けば良いさ、無理することはない。明日でもいいんだ」


「良いのですか?」


「良いの、帰って来ないタイカが悪いの。俺の相手をしないタイカが悪い。着替えてお昼を食べれば準備がほら出来た」


「もう、分かりました。あるじさん。よしよしして」


「その髪型はフォルテに似合っていて、俺は好きだよ」


「もう、もう、すぐ言ってくれないから失敗したと思いました。これから毎日、ちゃんと私を誉めてくださいね」


「毎日誉めているよね」


「褒め方のバリエーションを増やしてくださいね、綺麗だけだと自信が持てません」


「はい。精進します」


「愛情たっぷりのキスで許します」


「はい。フォルテ姫の仰せのままに」


「あと耳元で愛の言葉をもっと囁いて欲しいなぁ」



◆◇


「通りの車が多い」


「信号をつけた方が良いかも知れません」


「跳んだら駄目かな」


「スカートでは駄目です」


「ところで信号て何?」


「首都には有りまして、車を止めて人を通す時間を作る装置です」


「俺達は念話に頼りきっていたね。イメージが出来ない」


「精進します」


「行くよ」


渡り終えると


「タイカのお母さんだ」


「どうしたら」


「紺爵位?」


「初めまして、フォルテ白爵。いつもタイカがお世話になっています。タイカとは仲良くしてくださいね」


「初めましてノノカ紺爵。タイカ白爵とは良き友として、付き合っていきたいと思っています」


「はい。よろしくね。カサヲムさんもこんにちは」


「ノノカ紺爵。こんにちは」


「あら、お義母さんて呼んでくれないの?」


「お母さん?」


「冗談よ、タイカ。そんな怖い声を出したらカサヲムさんに、、睨まないで、もう言わないから。さぁみんな、私についてきなさい」


「エアちゃん。念話を繋いで」


『フォルテ。いいよ』


『エアちゃんありがとう。タイカちゃん。どうなってるの?』


『お母さんが依頼するみたいで、あとはついてきて』


『お義母さんは議員なのか?それに姓が変わった?』


『首都圏の議員で、お父さんとは別れたみたい。それでフォルちゃんたっぷりだった?』


『もうたっぷりです。お腹がタプタプです』


『フォルテさん。ありがとうございます。でも、そろそろ着くので』


『はい。でもさんは付けないでくださいね』


『はい。フォルテ。それでタイカ、魔法具はお前の部屋だから、今日は無理する必要無しで』


『そうだったね。了解』


事務所に行ったがここで議員と別れて、研修生契約書にサインをしようとすると


「ペン型魔法具?」


「二人の前でも初めてか?インクが飛んで文字が紙に付着する筆記専用の魔法具」


「カサヲム君、それはどう使う?」


「はい。二段位を使うつもりで使用してもらえたら良いです」


「道具を使うようにか?ペンは使っているから、なるほど。無駄紙を持ってくるから貸してもらえるかい」


「はい。お貸しします」


「私達も教えてもらってない」


「いや、二人の魔法具を作った時のレシピに使ってた。最近はこれしか使ってないし」


「人が増えた。失礼します。改めまして、カサヲムです。それでは、こちらの筆記用魔法具の取り扱いを説明します。文字をイメージするとインクが勝手に出る魔法具だと思ってもらえたら良いです。

慣れないうちは紙の近いところで書くように、慣れたらこのように離しても書けます。

魔法具ですのでインクの出る速さの調整は可能です。魔力チャンネルは私に合わせていて、二本だけですがどうぞ」


「どれ、借りるよ。文字を思うねぇ」


「なるほどね。思い浮かべるだけで本当に字が書けるな」


「イメージ通り。理想とする字が書けた」


「使えるな。局長通して依頼するか?」


「ああ、そうだな。カサヲム君、上司に説明するから厚かましいが一本だけ事務局に寄付してくれないかな」


確かに厚かましいけど仕事が入るな。


「はい。どうぞ。インクの粘度は濃い方が線が跳ねないです。そこの中央の金具を回して開けるとインク入れです」


「ありがとうね」


事務員が誰も居なくなった。


「フォルテも欲しいな」


「タイカも欲しい」


「作るけどさ、この後どうすれば良いかな」


エアちゃんとの出会い編

鳥さんが欲しくてブログ等を拝見しながら半年位、悶々としてました。

ついに決心して飼育本を参考に文鳥さんを迎えるつもりでペットショップの鳥さんコーナーへ

まだ幼鳥で嘴も黒ぽい子が、ご飯を食べていたのを止めて、私のところに寄って来たので「こんにちは」と挨拶をすると「ピッ」と挨拶を返してくれたと思ったら、同じ篭にいた他の三羽も次々にエアちゃんの上に乗ってきて、一番下になったエアちゃんが羽をバタバタさせもがくのが、とにかく可愛いくてこの子に決めました。

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