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飛行魔法

「私、飛べるかも」


そう言ってフォルテは飛んで行ってしまった。


『フォルちゃん。降りられる?』


『大丈夫だよ』


「タイカ。エアマットは張れるか?俺には常時は無理だ」


「フォルちゃんも魔導師だよ。大丈夫って言ってたから心配してないよ」


「タイカも飛べる?」


「フォルちゃん見てたら、なんか飛べそう」


「今は止めてね」


「心配性ですねぇ。いいよ」

そう言ってタイカは横から抱きついてきた。


俺も跳ぶことはできる。高さ50M跳びそこから降りられたら、4段位魔法使いの認定がされる。


「カサヲも降りられるよね?」


「俺が使えるのはエレベーターと滑り台。屋上位の高さからの飛び降りだと、マットやトランポリンは下に着くまでに魔法陣の構築が間に合わない」


「あら、お子さま魔法。滑り台出来るなら滑空も出来るね。パラシュートは?」


「滑空って言えば良かった。パラシュートはイメージつかないな」

でも降りるイメージは掴めた、焦らなくも良い。


「でも安心できたよね」

そう言ってタイカは俺から離れる。


「そうだね。ありがとう」


「うん、いいよ」

『フォルちゃん。パンツが見えてるから帰っておいで』

フォルテはスカートで飛んでいるから、普通に見える。


『はーい』


「最後の魔法シリーズにパンツを見ると駄目なやつってある?」


「あるけど。まさか発動した?」

あの魔法陣かな?


「さっき魔法を弾いた。でも何の魔法かまでは分からなかった」


「見なきゃ大丈夫でしょ」


「エアちゃん。はしゃぎ過ぎ、疲れたでしょ」


『うん。楽しい』


『フォルテ。エアちゃんの回収をお願い』


『はい。エアちゃんおいでー』


「エアちゃんどうしたの?大丈夫?」


「大丈夫。でも俺の力を使い始めた」


「それって本当に大丈夫?」


「まあ問題なし。でも普段は余り飛ばないからね」

だいたい肩に止まるか手のひらにいる。

このあと三人でエアちゃんがご飯を食べるのを見て、ほっこりしてから昼食を食べに出た。


「置いてきぼりは可哀想です。悪いことをしてしまいました」


「あたしが抱いてても良かったよ」


「いつもお昼寝するから大丈夫。帰る頃には元気になっているよ」


「でも」


「起きたら念話が来るから大丈夫。それで研究所に行く前になんか手土産とかないかな」


「お菓子でしょうか?」


「分かっちゃった。新しい魔法でしょ」


「当たり。お菓子も良いけどね。念話の魔道具はすぐには無理。魔眼カメラは念話が出来ないと念写真が撮れないでしょ。このままでも良いかも知れないけど、どう思う?」


「念話の魔法陣があんなに大きいとは思いませんでした。魔眼カメラと組み合わせるとなると、すぐには出来ません」


「あっ、出来るかも」


「タイカ?」


「カサヲは魔道具にこだわり過ぎ。魔法具なら行ける」


「限定型か」


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限定型魔法具は魔道具のように一つの魔法しか使えない魔法具です。

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