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秘密の告白

食事時を過ぎていたからか研究所内の食堂は後片付けを行っている。売店が併設されていたので飲み物を買い、庭に近いテーブルを借りることにした。


「本当に二人ともありがとう」


「やっぱり前線はきついもん」


「後方に回れるように、資格を色々取ったし」


「でも学校に(あるじ)さんが登校しなくて良くなりました。二人にお願いがあります」


「畏まってどうしたの?」


「はい、同盟の延長をお願いします」


『二人と付き合うことだよね』


「お付き合いはオープンにだよ。三年の延長で良いかな」


「俺に断る選択はありません」


「「「よろしくお願いいたします」」」



「それで秘密の話しに入るね」


二人が首肯する。


「俺の眼は魔法が見える。そのおかげで、魔道具文字=立体文字を発見した」


「それでアカデミーに入れる?」


「内緒は無理があるな。立体文字によって魔法陣を小さく出来、魔道具を小さくすることが出来たんだ。子供の時に傘を盗まれて悔しかったから、魔道具に出来ないかあの時はそれしか考えていなかったな。まぁ、そんな訳でこの眼に見える魔法陣が写せれば、新しい魔道具が作りやすくなる。そうすれば二人の魔導師魔法の役にたつと考えたんだ」


「でも魔法陣は見えますよ」


「魔眼を通せば平面文字の魔法陣も立体文字にだんだん見えてくるんだ。それに魔眼が無いと見えない魔道具の魔法陣や体内展開魔法陣もある。それに召喚魔法クラスは大きなわりに消えるのが早すぎて書き写せない」


「でも隠す必要ある?」


「18歳で解禁だから子供を守るだけの秘密だね。まあ大したことでは無いけど守秘義務がこの二つ」


「あるじさんと約束をしていたので、私の魔眼を言いますね」


「フォルちゃん。私が聞いてもいいの?」


「はい。あるじさんに内緒にされたから私も内緒にしただけなの。だからタイカちゃんも聞いて、私の魔眼は言葉が文字になって見えるの、だからエアちゃんの言葉がわかって嬉しく思いました」


「でも俺の念話は最初に会ったときには通用しなかったよね?」


「はい。それで私は使い魔さんとの念話は使い魔さんが送受信をしていると思っています」


◆◇◆


その夜、タイカの秘密を教えもらう。


『私の最後の魔法はね鍵穴が無いの』


『不良品なの?マジックキャンセルでも?』


『うん、あたしと同じ魔法をかけてた人が魔法が外れ無いことに気付いて、重ねがけし過ぎでほどけないって・・・過保護な親を恨んだし・・なーんか色々嫌になって、引っ越してきたの。あなたとも楽しい思い出で良いかなって、でもね魔導師魔法が少し希望をくれた。あなたが勇気をくれる。エアちゃんが勇気をくれる。フォルちゃんが勇気をくれる。だけどね、やっぱり不安で、時々叫びたくなるの、泣きたくなるの。だからね、カサヲム、助けて欲しい。甘えさせてもらえるだけでいいの』


『そのぐらい、いくらでも。でも、研究所ならマジックキャンセルの研究が出来るし、解除が出来るかも知れないよ』


『メーカーも研究してるから無理しないで。それでね、フォルちゃんには内緒でお願い』


『良いけど、フォルテにも手伝ってもらったほうが良くないかな?』


『フォルちゃんは良い子だと思う。でも私ならあなたの独占を考えてしまう気がする。だから内緒』


『そっか。ところで最後の魔法の効果は何?』


『魔法的不能と物理的不能』


『物理的はもしかしてあれなの』


『溶解のと壊死と精巣の破壊』


『・・・怖すぎ。なぜそこまで入念にする。でも魔法が外れてなかったのはどうやって気付いたの?』


『・・・言えない』


おう

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