災い転じて
フォルテからも魔法具をねだられたので、まったく同じように作製した。
『フォルテ。どんな感じかな?』
昨日から普通に念話が出来るようになっている。
昨日のフォルテは凄く良かった。
本当に好きだ。大好きだ。
思い出すだけで顔が蕩けてタイカにばれた。
恐いから気を付けよう。
『すごく使いやすいです』
『うん。前のには戻れない』
タイカはエアちゃんから逃げる追いかけっこをしていた。
気配を感じることが出来るようになり、まだイメージ通りに身体が動かないみたいだけど、少し様になってきた。
『フォルちゃん。良かったよお。ブラボーだよ』
「ピッ♪ピッ♪ピッピッ♪ピッピッ♪」
『凄く良かった。少し休憩しようか』
フォルテの音魔法での激しい超絶ピアノと言うらしい演奏が終わり拍手。ついブラボーと叫びそうになったけど俺のキャラじゃないから、ごまかして思ったことと別の言葉を口にした。
『そうだ。洗濯もの片付けたい』
『私も』
『じゃあ、とりあえず解散で』
『エアちゃん。帰るよ』
そのあとピアノの余韻にひたりエアちゃんを撫でながら、頭の中で作りたい物をリスト化し、うとうとすると指を噛まれたりしていた。
『こんなことしたいの?』
『タイカ?ごめん。寝ていた』
エアちゃんは手から出て寝ていた。
起きた時は潰して無いか確認している。
『タイカちゃん。ダメかな?私はいいよ』
話が見えない
『私もいいよ。今回のお礼だよ』
話が見えない
『なんのことですか?』
『夢の中に私達がいたよ』
夢を覚えていない。
『夢の中に入れるの?』
『主さんが呼んだの』
『夢の中で?俺が?』
『そこでタイカちゃんと私の三人で』
『夢の中に入るの、反対』
でも、三人で過ごす夜はとても良かった。




