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9/21

調子にのるな!!

彼女に二股されてた。

俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。

そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。


作者の妄想全開の作品です!

今回は勢いだけです!!



【Run to Tumorrow】の4万人の前でのゲスト出演が終わり、スタンド最上階の人が人として認識できないほどの圧倒的なライブを経験して1ヶ月が経とうとしている。

【リフレインスピカ】は500キャパは埋められるようにはなっていた。


佐々木が練習スタジオに来た。笑顔はない。

「みんな、ちょっと」佐々木が練習スタジオの休憩室に4人を呼び出した。

「正直、がっかりしてるよ。500キャパ埋められるって?そんなバンド、アマチュアでもごろごろいる。

仮にも【スターミュージックジャパン】レーベルしょってんだよ?」


「プロを甘く見るな!!」


普段、笑顔しか見せず、褒めてのばすような佐々木が怒鳴った。


「最近のあのライブ?あれで満足??あのさ、君たちがなんで500キャパ埋められるようになったかわかる?【Run to Tumorrow】のゲスト出演、そして【スターミュージックジャパン】の看板。実力じゃない。

僕が才能を感じた【風になる】。まったく話にならない。瑠璃のギターは気怠そうだ。そうじゃないだろ?あの曲の売りはなんだ?瑠璃!応えてみて」


瑠璃は強烈に後悔した。あのゲスト出演の景色を見て自分が見たかったもの。そう感じた。感じるのはわるくない。だが、あれをどこかで自分たちの実力が認められた気になっていた。


瑠璃は俯いて「透明感です・・・。シャボン玉を見ているような・・・」


佐々木は頷いて「わかってるじゃないか。ならどうしてできない?あとは瑠璃が答えをだすことだよ」


佐々木は次に俊介を見た。

「【風になる】歌っていてなぜ瑠璃の変化に気が付かないんだ?君と瑠璃の曲でしょ?仲間の変化、音色の変化に気が付かないなんて、音楽的にもダメだ。そしてリーダーとしてもまったくだめだよ」


リアムとスヨンは虚ろな目で黙って佐々木を見つめていた。


嵐のように捲し立てると佐々木は振り向きもせずに出て行った。


重苦しい雰囲気を最初に破ったのは俊介だった。

「俺たち完全に天狗になってたな・・・本当に恥ずかしい」

瑠璃は泣きだした。

「ごめん・・・わたし・・・」それ以上言葉にならなかった。


スティックを静かに机に置いてスヨンが口を開いた。

「天狗はわたしも一緒だよ。YouTubeの登録者数も150万人超えた。でも、たたがたYouTube。わたしたちはYouTuberじゃないもんな・・・。それにコメント返しも雑になってた」


リアムはポロシャツの裾をズボンに入れ直し「勝って兜の緒を締めよ・・・と言いたいところですが、僕たちは勝ってもいなかったですね・・・」


俊介はみんなを見て「【夏色オーバードライブ】と【風になる】俺たちの答えがでるまでやめる。俺は歌わない。みんなはどうだ?」


みな俊介の提案に頷いた。


スヨンが「じゃあ新曲作成ってことだね?」

「ああ。一発屋には絶対になりたくない。【スターミュージックジャパン】の先輩は色んな角度の曲がある。当たり前だけど俺たちが目指すアリーナコンサートなら20曲は用意しないとだめだ。それもさっき言った色んな角度の曲をだ」俊介は力を込めて言った。


今日は練習をする雰囲気ではとてもないので、そこで解散した。


いつものように俊介と瑠璃は並んで歩く。


瑠璃はギターを担いで黙って俯いて歩いている。

俊介もただ前を見てぼんやりと歩いてる。


「なぁ?瑠璃。ちょと公園に寄ってかないか?」


夕方になり人気が少なくなった公園。


ベンチに俯いて座る瑠璃に俊介はジュースを買ってきた。

「ほら、飲め」まだ瑠璃は無言だ。


俊介は瑠璃の手を握って「ほら、飲めよ。いつまでうじうじしてんだよ。瑠璃ってそんなタイプじゃないだろ?もっと・・こうガサツっていうか男っぽいというか・・・」


瑠璃は顔を上げて「ねぇ、ガサツとか男っぽいとか、そんな風にわたしを見てたわけ?」

思わず笑ってしまった。

俊介は安心したのか「そうそう女の子っぽくないいんだよ」軽口をたたいた。


瑠璃は「バカ・・」そう言うと瑠璃は立ち上がって伸びをした。



翌日の練習スタジオ俊介は何度も音楽を聴いていた。

【グリーンデイ】アメリカを代表するパンクバンドだ。


「瑠璃?このギターどう思う?」

「当り前だけどカッティング超絶上手いし、ブンブンギター鳴らしてるけど雑じゃない」

「だよな・・・」

「しかも【グリーンデイ】って3ピースだろ?三人であのサウンド鳴らしてんだぜ・・・」


スヨンもリアムも寄って来た。

リアムは「【グリーンデイ】は僕も学生の頃、よく聞いていました」

スヨンは「やっぱかっこいいよね・・・。わたしはビリーのルックスも好きだけどね」冗談ぽく笑った。


「俺は【グリーンデイ】みたいな曲を書こうと思う。グリーンデイはパンクだ。だからそれをそのまま真似するんじゃなくって、あくまで曲の根底にグリーンデイがあるような・・・。所謂ギターロックにしたい。爽やかでも後ろでギターがブンブン鳴ってるのもいいだろ?瑠璃?できるか?」

瑠璃はもうクヨクヨするのをやめた。

「まっかせなさい!男みたいでガサツな瑠璃さんがやってやるんだから!」

「瑠璃・・まだ根に持ってんのかよ」瑠璃を見て俊介は笑った。


よしやるぞ・・・。

佐々木さんをもう一度振り向かせてやる・・・。


「最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも面白い、続きが読みたいと思ったら、下部の【☆☆☆☆☆】と【ブックマーク】で応援していただけると励みになります!」

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