デビュー最初のライブ(ゲスト参加)!!
彼女に二股されてた。
俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。
そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。
作者の妄想全開の作品です!
今回は勢いだけです!!
俊介たちがライブハウスに入るとマスターと小柄な若い男性が話をしている。
「お!俊介くんたち!」
佐々木が笑顔でやってきた。
メンバー一同は緊張した面持ちで「よろしくお願いします」と頭を下げた。
佐々木は「そんなに緊張しなくたって大丈夫。ほら俺の方がちょっとお兄さんくらいでしょ?気楽に、気楽に」
俊介はフランクな佐々木に安心感を覚えた。
「【夏色オーバードライブ】もいいけどさ、【風になる】いいよ、それ。俊介くんと瑠璃ちゃんの息がぴったりだし、透明感のある歌詞が俊介くんの歌声とマッチしてるよ」
スヨンは図々しく「え?わたしとリアムは?」と聞いた。
「おっとごめん。スヨンちゃんのドラムはパワフルだし、リアム君のダウンピッキングのベースも正確だね。なかなかここまで技術が確立しているバンドもそうそうないよ。だから俺は君たちをアイドルバンドとして売り出すつもりはないね。正統派ロックバンドでいく」佐々木はそう宣言した。
俊介は内心ホッとした。
始まりはミニスカの瑠璃とスヨンの美少女というルックスだったからだ。
佐々木は真剣な顔になり「【リフレインスピカ】の初お披露目は【Run to Tumorrou】の野外ライブだよ。場所は蟻ケ崎スタジアムだね」
「蟻ケ崎スタジアム!?」俊介は思わず大声をだした。
蟻ケ崎スタジアム。それは収容人員4万人の球場だ。
瑠璃が「え・・・いくらゲストとは言っても蟻ケ崎スタジアムなんて・・・」
リアムは「蟻ケ崎スタジアム。Run to Tomorrow ならチケット争奪戦で一瞬で満席になりますね。所謂、プラチナチケットです」
スヨンがリアムを見て「おまえ、いつも落ち着いてんのな・・・頼もしいわ」笑った。
佐々木は「当日は新人バンドらしくキャッチーに盛り上がる曲にしたいから【夏色オーバードライブ】でね。よろしく!」
数ヵ月が経ち真夏の晴天の日。
蟻ケ崎スタジアムは、人、人、人。
スタンドの最上階は肉眼では確認できない。
【Run to Tumorrow】のライブが始まる。
スタジアムの4万人のオーディエンスの歓声が地鳴りのように響く。そして揺れるスタジアム。
舞台袖でそれを見ていた四人は絶句した。
あれが日本トップのバンド…。
4万人を熱狂させる力…。
俊介は「ヤバい。足、震えてきた」
瑠璃も「わたしなんか手震えてる」
スヨンとリアムは黙り込んでしまった。
そのとき佐々木がやってきた。
俊介の肩を叩き「緊張してるね!」笑っている。
「ムリないよ。4万人っていったら地方都市の人口くらいだからね。だけど!ここを乗り越えないと日本一のバンドになるなんて口だけだからね」応援するようで裏には厳しい言葉も混ざっていた。
俊介は深呼吸し「いいか。俺らにできることは全力で演奏することだけだ。他はいらない」いくぞ!
【Run to Tumorrow】のボーカル真也が言った。
「今日は俺たちの後輩のバンドを紹介しまーす!なかなかイケてるやつだ!来い!【リフレインスピカ】!」
そうするとスタジアムからまた地鳴りのような歓声があがった。
俊介たちが真也に紹介される。
この子が瑠璃!なかなかエッジの効いたギター弾くぜ!
ドラムがスヨン!韓国人のお姉ちゃんだ!こんな細身なのにドラムはパワフルだ!
ベースはリアム!アメリカ人だ!正確なダウンピッキングが光るぜ!
そして、こいつが俊介!このバンドのボーカルでリーダーだ!
多国籍バンドって別名もある。
面白いだろ?
俊介は観客席を見て思った。
これが俺たちが目指す景色だ。
俊介たちはそれぞれスタンバイした。
スヨンのスティックの合図で瑠璃の疾走するギターが始まった。
【夏色オーバードライブ】
雲ひとつもない、真夏のスタジアムの空が輝く。夏色に。
演奏が終わると4人は笑顔になっていた。
真也も拍手をしてくれた。
舞台袖に戻ると佐々木が笑顔で拍手しながら歩いてきた。
「君たちよくやったよ!緊張するとドラムが走りやすいんだよね。スヨン!よくやった!」
スヨンは満足げに「これくらいどーってことないよ!」スティックをくるくる回した。
俊介はスヨンを横目で見て
「始まる前、青い顔して黙りこんでたくせに」
笑った。
「うるさい!ちょっとだけ緊張しただけだ!」
それを見ていたリアムが
「顔面蒼白とはあのことですね」冷静に分析した。
そんなやり取りを瑠璃は嬉しく見ていた。
わたしの夢が形になりつつある…最高の仲間と。
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