麗華との関係の終わり。そしてデビュー決定!!
彼女に二股されてた。
俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。
そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。
作者の妄想全開の作品です!
今回は勢いだけです!!
俊介のLINEが鳴った。
また麗華からだ。俊介は気にも留めていなかった麗華の連絡先を今日で消去することにした。
「会いたい」麗華のメッセージはそれだけだった。
俊介は区切りをつけるために最後に麗華にあうことにした。
呼び出された公園。
麗華は先に待っていた。ウエーブのかかった綺麗な茶色の艶やかな髪。胸元が大胆に開いたサマーセーター。もちろんスカートはミニ。
俊介を虜にするためにあらゆる手段を使ってきたのがわかる。
「なに?もう用はないだろ?」俊介は冷たく言い放った。
麗華はしおらしく「ラジオに出てたよね・・・。【夏色オーバードライブ】いい曲だね」
そういうと麗華は胸元を強調するようなかっこうになり俊介を誘惑した。
俊介はまるで興味なく「ありがとう。よかったらこれからも聴いてくれよ」
俊介は麗華を後に歩き出した。
「俊介!わたし彰吾と別れたの!今度は真剣に俊介と付き合いたい!」
俊介は麗華に背中を向けたまま「俺がどれだけ傷ついたのかわかるか?もう麗華にはまったく興味がないんだよ。もう連絡先消すから二度と呼び出したりしないでくれ」
麗華は赤い顔で俯いていた。
麗華の心の中は、逃した魚は大きかった、それだけだった。
そのとき、公園の噴水の方から歩いてくる人物がいた。
パーカーのフードを目深に被りショートパンツに白のナイキのエアフォース1。
瑠璃だ。瑠璃はパーカーのポケットに手を突っ込みながら
「麗華さんだっけ?しつこいんじゃないの?」ため息をついて言った。
麗華は「なんであんたがいるのよ。それに部外者でしょ?口出さないでくれる?」強く言った。
俊介は「瑠璃は部外者じゃないんだよ。麗華と彰吾から俺を救ってくれたのは瑠璃だ。大切な仲間なんだ」
瑠璃はパーカーのポケットから手を出して「そういうこと」手をひらひらさせた。
「じゃこれで」俊介と瑠璃は去っていった。
麗華の瞳にはこのままでは終わらせないという冷たい炎が宿っていた。
ラジオ収録が終わってから1か月後。俊介たちが拠点にしている『ライブハウスA』のマスターから呼び出しがきた。
いつもなら俊介だけだが、今回はメンバー全員が呼び出された。
マスターはニヤリとして「おまえら、事務所からスカウト来たぞ!」
一瞬静まり返り「俊介がマジですか!?」大きな声を出した。
瑠璃は「ついにきた!」小さくガッツポーズをした。
スヨンは「ようやく世間がわたしたちに追いついたか」ふざけて言った。
リアムは「すべては僕のYouTube作戦から始まった・・・」と大真面目に言いかけたところで瑠璃に
「いつまでもうるさい!」突っ込まれた。
だれもいないライブハウスに笑い声が響いた。
俊介は落ち着きを取り戻し「その俺たちに声をかけてくれた事務所はいったいどこなんですか?」
マスターはまたニヤリとして【スターミュージックジャパン】だ!!」
一同は固まった。【スターミュージックジャパン】。日本最大手のロックレーベル【ロッキンレコーズ】を抱えあらゆる方面に多大な影響力のある巨大事務所だ。
瑠璃が「え・・・うそ・・」
さすがのスヨンも「ま・・・マジか・・」顔を引きつらせている。
俊介は「ロッキンレコーズって日本を代表するようなバンドばかりだ・・・」唖然とした。
正統派ロック 【Run to Tomorrow】
異色のパンクバンド【青い衝動】
激しいギターロック【スピード オブ ユース】
女性だけのガールズバンド【虹色トラスト】
音楽に興味がなくとも誰しもが名前くらい知っているバンドばかりだ。
俊介はマスターに「なんだってそんなレーベルが俺たちを?」
マスターは首を傾げながら「いままで密かにお前たちをマークしていたレーベルの社員がおまえらのラジオを聴いて確信したらしい。【夏色オーバードライブ】ではなく【風になる】に才能を感じたらしい」
【風になる】は瑠璃のアコギと俊介のボーカルのみのバラードだ。
リアムは「意外ですね。しかしそれは僕たちが【虹色オーバードライブ】の一発屋で終わらないことを示唆してるのかもしれません」難しい言葉を並べて自分を納得させていた。
「明日、お前らのマネージャーになる、佐々木さんがここに来る。こころの準備しとけよ」そういってマスターは俊介たちを送り出した。
帰り道。
俊介は瑠璃に「ついにここまで来たな・・・」静かに言った。
瑠璃は真っすぐ前を向きながら「わたしは信じてた。このバンドならって」
瑠璃は小走りに俊介の前に走って振り向いた。
「俊介!ありがと!わたしがんばるから」笑顔で言った。
それから「わたし・・俊介のことが・・・」と言いかけたが車のクラクションにかき消された。
「え?なに?」俊介は再び聞こうとしたが瑠璃は「なんでもない!」そう言って歩きだした。
夜、俊介のスマホが鳴った。知らない電話番号だ。
恐る恐る出ると、明るい声の若い男性だった。
「俊介くん?俺、マネージャーになる予定の佐々木淳だ。よろしくっ!明日、ライブハウスAで待ってるからね!」そう言うと電話は切れた。
佐々木淳さんか・・・。なんだか兄貴みたいな人だったな。
よし!俺たちもロッキンレコーズを代表するバンドになるぞ・・・。
俊介は窓を開けで夜風に吹かれていた。
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