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4/21

本気で音楽をやる!!

彼女に二股されてた。

俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。

そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。


作者の妄想全開の作品です!

今回は勢いだけです!!



練習終わりに俊介はライブハウスのマスターに言った。

「俺たち【リフレインスピカ】は本気でアリーナ目指します」


マスターはゆっくりサングラスを外すと

「お前、本気で言ってるのか?若いやつが夢を持つのは俺は嫌いじゃない。だけどな、俊介。【リフレインスピカ】の現状知ってるか?100キャパのところ最高でも65。せめて100埋めなきゃ見込みがない。それから言ってくれ。協力はする」


俊介は言い返す言葉もなかった。

マスターは100と言っていたが、それはかなり優しい返事ということも分かっている。

300は埋めないと対バンすら組んでもらえない。


翌日、練習スタジオでメンバーと話し合った。


「まあね。それが正しい答えだよね」瑠璃はため息をついた。

スヨンは「くっそ。あのマスター好き放題言いやがって‥…」スティックを回す手をやめた。

リアムは「彼を知り己を知れば百戦して殆うからずっています。現状を把握することは悪いことではないです」ポロシャツの襟をただした。


俊介は「さてこれからどうするかだ。俺は【リフレインスピカ】の曲に自信を持ってる。聴いてもらえば伝わるはず。でもそれを伝えるのが難しいな。駅前でチケットの手売りなんて散々やってるし」丸椅子に腰かけた。


そのときリアムは不適な笑いを浮かべた。

「僕にアイデアがあります。YouTubeにチャンネル開設します!」


俊介は「YouTubeチャンネルなんて掃いて捨てるほどあるぜ?」つまんなそうにリアムを見た。


「弾いてみた、叩いてみた動画を上げるんです。このバンドには幸い2名の美少女がいます。顔出しで配信するんです。絶対に食いつきます」


俊介は「で、俺とリアムは?」と少し興味を持って聞いた。「男には需要がありません」清々しいほどハッキリ言った。


俊介は「リアム。お前、真面目な顔してけっこう下衆なこと考えてるな」笑った。


瑠璃は「まぁ美少女なのは認める」

スヨンも「わかってるじゃん」


「で、わたしたちは何すればいいの?」瑠璃はリアムに聞いた。


「まずはミニスカートを履いてください」


瑠璃は思わず「はぁ!?と大声を出した。

スヨンはデフォルトでミニ履いてるけど!」


リアムは「もちろんパンツが見えないくらいの長さで」真顔で続ける。


瑠璃は顔を赤くして「当たり前でしょ!」と続けた。


「先ずは有名な歌からやります。そしてフォロワーが増えたタイミングで【リフレインスピカ】の曲を弾くんです。わたしたちはバンドもしてます!」みたいに。

俊介は「はぇー。さすがリアムだな」と感心した。


翌日から撮影を始めた。


瑠璃はスタジオに入るといつものショートパンツではなく赤いチェックのミニスカートに黒い皮ジャンを羽織っている。


俊介は思わず「瑠璃!めっちゃかわいいぞ!」軽口をたたいた。

瑠璃は俊介にローキックをくらわせて「エロい目でわたしを見るな!」と赤い顔をしている。


リアムがカメラを回す。

瑠璃は「リアム、いい?ローアングルで撮ったらぶっ飛ばすからね!」と睨んだ。


スヨンはいつものことだとスティックをクルクル回して「瑠璃、そんな恥ずかしがらなくても。減るもんじゃなし」あっけらかんとして言った。


「そういう問題じゃない!」


リアムは「話はそれくらいで」いたって冷静だ。


有名なバンドの曲を演奏し始めた。

ボーカルは瑠璃だ。透き通った俊介とはまた違う、どこか儚げな透き通った声だ。


それから毎日、動画を上げた。

始めたころのコメントはかわいい、ミニスカがエロい、音楽とはまったく関係ないもので溢れた。

その度に瑠璃は激怒してリアムに詰めよった。


それでも瑠璃とスヨンの演奏技術はそこら辺の所謂『○○を弾いてみた』系の配信者とは一線を画すものだった。

それに、瑠璃の歌声はもちろんのことスヨンの面白おかしい話術も一役かった。


半年もするとフォロワーが5万人に達した。同接も多いときで300を超えた。


ある日の撮影終わりにリアムは瑠璃とスヨンに

「明日、【リフレインスピカ】の曲をやりましょう。初めはキャッチャーなあの曲【夏色オーバードライブ】です」と決意した眼差しで言った。


瑠璃は「いよいよね。ちょっと緊張する」とスヨンを見た。

スヨンは涼しい顔で「大丈夫、大丈夫」とドラムをドコドコと叩いた。


翌日の配信。

スヨンの面白おかしい話から入る。

そこでスヨンが「わたしたち実はバンド組んでるんだよ」と話した。


コメントは「何?」「バンド名は?」「見に行く!」好意的なコメントで溢れた。


瑠璃が「バンド名は【リフレインスピカ】です。下北沢のライブハウスAを拠点に活動してます」と静かに言った。


今日は【リフレインスピカ】の曲をやります。


瑠璃はスヨンに目配せををして

【夏色オーバードライブ】聴いてください。

あの爽やかな夏の青空のようなサウンドが流れる。


「すごくいい!」「CD出して!」「ネットからダウンロードしたい!」様々なコメントが寄せられた。


初めて【リフレインスピカ】の曲を披露した配信は大成功に終わった。


4人はハイタッチをした。

俊介が「またスヨンの家で宴会か!?」と言うと他の3人からまだ早いとたしなめられた。


しかし、【リフレインスピカ】は日本一のバンドに向かう線路には乗った。

これからが本当の始まりだ。



「最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも面白い、続きが読みたいと思ったら、下部の【☆☆☆☆☆】と【ブックマーク】で応援していただけると励みになります!」

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