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20/21

好き…なのかな…?

彼女に二股されてた。

俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。

そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。


作者の妄想全開の作品です!

今回は勢いだけです!!



瑠璃がスタジオに来なくなってから1ヶ月経つころ俊介は考えていた。

しばらく誰とも関わりたくなかっただろうけど、そろそろLINEくらい入れてみるか。

既読スルーならそれでかまわない。


「お疲れ!瑠璃!」

いや、違う…これじゃない。

「瑠璃?大丈夫か?」

たぶん、これも違う。


俊介はLINEの文字を打っては削除を繰り返していた。


「冬も近いよな。寒くないか?風邪引くなよ」

考えた末に送った。


ピコン。瑠璃からの返信だ。


俊介は慌ててLINEの画面を開いた。

「葉っぱもだいぶ散ったよね。でも冬は嫌いじゃない。空が綺麗だから。寒いのはちょっと苦手」


意外にもしっかりとした文章で返ってきて俊介は安堵した。


それから1週間ほど短い文章を送りあった。


俊介は思いきって瑠璃に送った。

「瑠璃?オレと散歩にでもいかないか?今日は空が真っ青だ。」


直ぐに瑠璃からの返信がきた。

「そうだね。空が真っ青だね。うん…俊介となら出掛けられそう」


瑠璃のマンションの前で待つ。

冷たい風が吹き抜けるが俊介の心は暖かかった。

しばらくするとパーカーのフードを被った瑠璃が出てきた。


俊介は軽く手を挙げて「よ!久しぶり!」と軽く言った。


瑠璃はちょっと照れたような顔をして

「ありがと。誘ってくれて…」


「ま…まあな。これでも【リフレインスピカ】リーダーだしな。」


瑠璃はちょっと俯いて。

「そっか…」と小さく返事をした。


「いや…リーダーだからってのもあるけど、やっぱ、ほっとけないよ。気になるから...個人としても」

赤くなりながら言った。


瑠璃は急にいたずらっぽく笑って

「なんだ、よかった。リーダーだからって言われたから、ちょっとさみしかった!」


「なぁ、コンビニで温かい飲み物でも買ってさ、河川敷で空を見ながらゆっくりしないか?」

「いいね、それ。なんだかたのしそう」瑠璃は明るく笑った。


河川敷のベンチにふたり座る。


瑠璃は笑って「俊介、温かい飲み物っていったじゃん。なんでおでん食べてんのよ」


「なんか見てたら腹減ってさ。コンビニのおでんってなんかめちゃくちゃ旨いよな」


「うん!わかる!俊介、その餅巾着ちょうだい!」


「ったく、オレの大好物だから最後にとって置いたのに。ほら、食べな。」


「ありがと!」瑠璃は嬉しそうに口に運んだ。


食べ終わると瑠璃は真っ青な空を見て

「なんだか、楽しい。今日はありがと」


俊介も空を見て

「瑠璃と散歩したかったから誘っただけ。それだけ」


瑠璃は安らかな気持ちでいた。

もし、俊介が自分を励ますためにいろいろ考えて誘ったのなら気を使ってしまう。

しかし、俊介はただ自分と散歩したいだけって言ってくれた。

もし、それが嘘だとしても、こうして自分は安らかな気持ちでいられる。

だから、これがいいんだ。


ある日、瑠璃と散歩がてら街に行ってカフェでお茶をすることにした。


クリスマスが近付き、辺りはイルミネーションや飾りが増えてきている。


瑠璃と並んで歩く。

ショウウインドの指輪に思わず俊介の足がとまった。

数年前、玲華にプレゼントした指輪を買った店だ。

俊介はもうずいぶん過去のことなのに、足が止まってしまった自分に驚いた。


瑠璃はそんな俊介を見て

「綺麗な指輪だね…俊介、ムリしなくていいよ。わたしは俊介をおかしいだなんて思わない。ライブ配信のときも玲華を庇ってたしね。あのときは正直イライラしたけど、今の俊介を見たら、玲華のことは酷いけど、全部は汚いものじゃなかったのかなって思った」


瑠璃は一拍置いて

「俊介は指輪送りたい人いるの?」

「ま…まぁ…いるような、いないような?」

赤くなって瑠璃から視線を外した。


瑠璃は笑って

「なにそれ。」

「だけど、俊介って優しいから次に指輪を貰う女の子はきっと幸せなんだと思うな」


続けて俊介に聞こえないような声で

「それがわたしだったら嬉しいかも…」


俊介は「え?なんか言った?」と瑠璃に聞いた。


「うんん、なんでもない…。ほら、いこ!あそこのパンケーキ美味しいんだから!俊介のおごり?」


瑠璃は俊介の前を歩き、振り向いて子供のように無邪気に笑った。


それを見た俊介は守りたいものを見つけた気がした。


恋する乙女 約1名

恋する男 約1名

※ただし一歩踏み出せない

こたつでみかん食べてるアメリカ人 約1名

庭で焼き芋を焼いている美少女 約1名


【リフレインスピカ】発車準備が整いました。

「最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも面白い、続きが読みたいと思ったら、下部の【☆☆☆☆☆】と【ブックマーク】で応援していただけると励みになります!」

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