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16/21

なんでわたしだけ気まずいわけ!?

彼女に二股されてた。

俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。

そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。


作者の妄想全開の作品です!

今回は勢いだけです!!



練習スタジオ。

「うん。今日の朝イチの出だし悪くなかったな」俊介は満足そうに言った。

「やっぱ【虹色トラスト】さんとの合同ライブで観客の熱気を直に感じたのもでかいよな」


スヨンはスティックをクルクルさせながら

「あれはヤバかったね。熱気っていうか信者だよね。わたしもさすがにあれには圧倒されてスティック汗で滑ったよ」


リアムは「スヨンさんでもそんなことあるんですね?厚かましいが服を着て歩いているような人なのに」


スヨンは「おい、リアム、そのポロシャツの襟を立ててやるぞ!」

「やめてください。今時、ポロシャツの襟を立ててる人なんかいません」


俊介は「なんだよそのスヨンのツッコミ!」大笑いした。

「なぁ瑠璃?スヨンって笑いのセンスあるよな!」


瑠璃はハッとして「え…?あ、あ…ス、スヨンってめっちゃ面白いよね…」

俊介は心配そうに「瑠璃?どうかしたか?体調悪いのか?」


瑠璃の心の中の声

【俊介のバカ。昨日あんな究極なプライベートな話をお互いにしておいてなんで平気なわけ?てか、わたしだけが気まずく思ってるみたいでなんかむかつく!!】


「とうした?急に黙り込んで?」さらに俊介は瑠璃に聞いた。


瑠璃は慌てて「なんでもないよ。今朝、お母さんとちょっと喧嘩してね。よくあること」咄嗟に嘘をついた。


「そっか。それならよかった。ただ、集中し直そう。みんな休憩」


瑠璃は赤い顔をしてそそくさとスタジオを出て行った。


俊介が飲み物を買いに廊下を歩いていると、瑠璃がトイレから出てきた。

俊介は「お、瑠璃、顔でも洗ってきたのか?」笑いながら瑠璃を見た。

「は?んなわけないでしょ、バカ」


俊介は首を傾げて「なんか機嫌悪いな瑠璃のやつ。そうとう母親と喧嘩してきたんだろうな」


瑠璃の心の中の声

【わたしのバカバカバカ!俊介になんて意識することないのに。たしかに、前のYouTube配信で玲華が自演で俊介を陥れるのがバレて、勝手に炎上しているのに、「一度でも愛した女性だから」って玲華を庇ったのを見て、かっこいいし、好きかもとか思ったけど…ちがう!ちがう!俊介はただのバンドのメンバー。あのときはわたしがどうかしてただけ!好きとかそういうんじゃない。って!なんでわたしだけ悩んでるの!?あああああ!やっぱ俊介のやつむかつく!】


練習再開して数時間。

「よし、昼休みにするか!」俊介はタオルで汗を拭いてみんなに呼び掛けた。


机を四人で囲むと瑠璃は「スヨン、一緒にお弁当買いに行かない?」と聞いた。

スヨンは「わるい!あたしカップラーメン買ってきちゃったんだよ」

「ボクはマザーの手作り弁当だから行けないです」

「別にリアムは誘ってない!」


俊介は「俺、昼ご飯買いに行くつもりで来たから、瑠璃、一緒にいくぞ」

「え…。そ、そうだね。せっかくだし。」

瑠璃は俊介から目を逸らした。


俊介と瑠璃は並んで歩き出した。

「しっかし、下北っていつもごった返してるよな」

瑠璃は下を向きながら

「そうだね」と素っ気ない返事をした。


「そうだ。帰って弁当あけるのもめんどいからさ、二人でマックで済ませようぜ」俊介はマクドナルドの看板を指差した。

「そうだね。たまにはいっか」


俊介と瑠璃は窓際のテーブルに座った。

俊介は美味しそうにハンバーガーやらポテトを次々に口に放り込んでいる。


瑠璃は食べる手をとめて

「琴葉さんかっこよかったよね。歌うまいし、性格もいいしさ。顔までアイドル級ってどういうこと?」

呆れたように笑った。


俊介は食べながら「琴葉さん、尊敬できるよな。あそこまで完璧な人なら天狗になりそうなのになぁ」

と頷いた。


「…俊介、本当はああいう人がタイプなの?あ!べ、別になんでもない。バンド仲間としてちょっと興味があっただけだから!」


「なんだよ、急に。まぁ、オレは玲華みたいなのには懲り懲りだから、瑠璃みたいな素朴な女の子も悪くないかな。あ、瑠璃のことが好きって言ってるわけじゃないから安心して。あくまでもタイプの話。キモいとかバンド仲間に言われたらショックだから一応、付け加えておく」


瑠璃の心はジェットコースターのように乱高下した。

「わたしのこと好きじゃないって、当たり前でしょ!!わたしだって俊介なんて好みじゃないし!」

「それに【瑠璃みたいな素朴な女の子】ってなんか気にくわない!」


瑠璃はトレーを持って立ち上がった。

「もう帰る」


それを見て俊介は

「瑠璃、ポテト残ってる。もったいないからくれ」


「ぐぬぬ…はい!ポテトどうぞ!!」瑠璃は俊介に乱暴に差し出した。


「じゃ、先帰るからね!一人で帰るからね!」

瑠璃は俊介をじっと見た。


俊介は一拍おいて

「そうか!じゃ、また後でな!ポテト、サンキュー!」


瑠璃は大きな声で

「俊介のバカ!」と言い店から出て行った。



超鈍感男 約1名

超鈍感男に振り回される女の子 約1名

マザーの手作り弁当を食べるロッカー 約1名

家が韓国料理屋なのに辛ラーメン食べる女 約1名


【リフレインスピカ】今日も異常なし。





「最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも面白い、続きが読みたいと思ったら、下部の【☆☆☆☆☆】と【ブックマーク】で応援していただけると励みになります!」

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