なんでわたしだけ気まずいわけ!?
彼女に二股されてた。
俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。
そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。
作者の妄想全開の作品です!
今回は勢いだけです!!
練習スタジオ。
「うん。今日の朝イチの出だし悪くなかったな」俊介は満足そうに言った。
「やっぱ【虹色トラスト】さんとの合同ライブで観客の熱気を直に感じたのもでかいよな」
スヨンはスティックをクルクルさせながら
「あれはヤバかったね。熱気っていうか信者だよね。わたしもさすがにあれには圧倒されてスティック汗で滑ったよ」
リアムは「スヨンさんでもそんなことあるんですね?厚かましいが服を着て歩いているような人なのに」
スヨンは「おい、リアム、そのポロシャツの襟を立ててやるぞ!」
「やめてください。今時、ポロシャツの襟を立ててる人なんかいません」
俊介は「なんだよそのスヨンのツッコミ!」大笑いした。
「なぁ瑠璃?スヨンって笑いのセンスあるよな!」
瑠璃はハッとして「え…?あ、あ…ス、スヨンってめっちゃ面白いよね…」
俊介は心配そうに「瑠璃?どうかしたか?体調悪いのか?」
瑠璃の心の中の声
【俊介のバカ。昨日あんな究極なプライベートな話をお互いにしておいてなんで平気なわけ?てか、わたしだけが気まずく思ってるみたいでなんかむかつく!!】
「とうした?急に黙り込んで?」さらに俊介は瑠璃に聞いた。
瑠璃は慌てて「なんでもないよ。今朝、お母さんとちょっと喧嘩してね。よくあること」咄嗟に嘘をついた。
「そっか。それならよかった。ただ、集中し直そう。みんな休憩」
瑠璃は赤い顔をしてそそくさとスタジオを出て行った。
俊介が飲み物を買いに廊下を歩いていると、瑠璃がトイレから出てきた。
俊介は「お、瑠璃、顔でも洗ってきたのか?」笑いながら瑠璃を見た。
「は?んなわけないでしょ、バカ」
俊介は首を傾げて「なんか機嫌悪いな瑠璃のやつ。そうとう母親と喧嘩してきたんだろうな」
瑠璃の心の中の声
【わたしのバカバカバカ!俊介になんて意識することないのに。たしかに、前のYouTube配信で玲華が自演で俊介を陥れるのがバレて、勝手に炎上しているのに、「一度でも愛した女性だから」って玲華を庇ったのを見て、かっこいいし、好きかもとか思ったけど…ちがう!ちがう!俊介はただのバンドのメンバー。あのときはわたしがどうかしてただけ!好きとかそういうんじゃない。って!なんでわたしだけ悩んでるの!?あああああ!やっぱ俊介のやつむかつく!】
練習再開して数時間。
「よし、昼休みにするか!」俊介はタオルで汗を拭いてみんなに呼び掛けた。
机を四人で囲むと瑠璃は「スヨン、一緒にお弁当買いに行かない?」と聞いた。
スヨンは「わるい!あたしカップラーメン買ってきちゃったんだよ」
「ボクはマザーの手作り弁当だから行けないです」
「別にリアムは誘ってない!」
俊介は「俺、昼ご飯買いに行くつもりで来たから、瑠璃、一緒にいくぞ」
「え…。そ、そうだね。せっかくだし。」
瑠璃は俊介から目を逸らした。
俊介と瑠璃は並んで歩き出した。
「しっかし、下北っていつもごった返してるよな」
瑠璃は下を向きながら
「そうだね」と素っ気ない返事をした。
「そうだ。帰って弁当あけるのもめんどいからさ、二人でマックで済ませようぜ」俊介はマクドナルドの看板を指差した。
「そうだね。たまにはいっか」
俊介と瑠璃は窓際のテーブルに座った。
俊介は美味しそうにハンバーガーやらポテトを次々に口に放り込んでいる。
瑠璃は食べる手をとめて
「琴葉さんかっこよかったよね。歌うまいし、性格もいいしさ。顔までアイドル級ってどういうこと?」
呆れたように笑った。
俊介は食べながら「琴葉さん、尊敬できるよな。あそこまで完璧な人なら天狗になりそうなのになぁ」
と頷いた。
「…俊介、本当はああいう人がタイプなの?あ!べ、別になんでもない。バンド仲間としてちょっと興味があっただけだから!」
「なんだよ、急に。まぁ、オレは玲華みたいなのには懲り懲りだから、瑠璃みたいな素朴な女の子も悪くないかな。あ、瑠璃のことが好きって言ってるわけじゃないから安心して。あくまでもタイプの話。キモいとかバンド仲間に言われたらショックだから一応、付け加えておく」
瑠璃の心はジェットコースターのように乱高下した。
「わたしのこと好きじゃないって、当たり前でしょ!!わたしだって俊介なんて好みじゃないし!」
「それに【瑠璃みたいな素朴な女の子】ってなんか気にくわない!」
瑠璃はトレーを持って立ち上がった。
「もう帰る」
それを見て俊介は
「瑠璃、ポテト残ってる。もったいないからくれ」
「ぐぬぬ…はい!ポテトどうぞ!!」瑠璃は俊介に乱暴に差し出した。
「じゃ、先帰るからね!一人で帰るからね!」
瑠璃は俊介をじっと見た。
俊介は一拍おいて
「そうか!じゃ、また後でな!ポテト、サンキュー!」
瑠璃は大きな声で
「俊介のバカ!」と言い店から出て行った。
超鈍感男 約1名
超鈍感男に振り回される女の子 約1名
マザーの手作り弁当を食べるロッカー 約1名
家が韓国料理屋なのに辛ラーメン食べる女 約1名
【リフレインスピカ】今日も異常なし。
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