【虹色トラスト】とご対面!機嫌が悪い瑠璃!?
彼女に二股されてた。
俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。
そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。
作者の妄想全開の作品です!
今回は勢いだけです!!
『スターミュージックジャパン』恒例の合同ライブイベント。
今年は人気急上昇中の【リフレインスピカ】とアイドル的に熱狂的な男性ファンを抱える
【虹色トラスト】が選ばれた。
恒例のYouTubeの配信。
わたしたち【リフレインスピカ】は今年の合同ライブに選ばれました!
スヨンはそう言いながら拍手をした。
コメントが高速で流れる。
「え!?やった!」
「どこと合同なの!?」
「楽しみ!」
スヨンは一拍置いて
【虹色トラスト】さんとの合同ライブです!!
コメントがさらに高速で流れる。
「マジか!?」
「【虹色トラスト】か!スゲー!」
「【リフレインスピカ】応援してきてよかった!」
YouTube配信は大いに盛り上がった。
それからのSNSは【リフレインスピカ】と
【虹色トラスト】の合同ライブの話でもちっきりだった。
佐々木がスタジオに来た。
「かなり盛り上がってるね、企画」嬉しそうに言った。
「はい。俺たちの予想以上です」俊介は若干戸惑いながら笑った。
「【虹色トラスト】はよくアイドルバンドって言われるけど技術はしっかりしてる。みんなならわかるよね?」
「はい。乱れのないリズミカルなカッティング。パワーコードの迫力は同じ女性としても憧れます」
瑠璃は自分のギターを見ながら言った。
「ドラムも正確なリズムを刻みながら時々アクセントいれてるよね。躍動感が違う」スヨンはスティックをクルクルさせなが言った。
「ルート弾きが上手ですね。ベースの基本ですが、それを1曲確実にやりきるのは集中力と日頃の鍛練の成果だと思います」リアムも冷静に分析していた。
最後に佐々木は「俊介くんは、【虹色トラスト】のボーカル琴葉のことはどう思う?」
瑠璃は冗談めかして「まさか、かわいいとか言うんじゃないでしょうねー。くだらない感想ならぶっ飛ばすから」
「おい、瑠璃。なんだよいきなり。音楽的な話だろ?えっと…これを言ったら身も蓋もないんですけど、あの声は天性のものです。授け物としか言いようがない。細かなテクニックはあるんですけど、そんなのがどうでもよくなるような歌声です」
瑠璃は顔を赤くして「ま、まぁその通りだよね」ちょっと悔しそうに言った。
1ヵ月後。【虹色トラスト】との顔合わせ。
俊介たちは『スターミュージックジャパン』本社のスタジオに呼ばれた。
「ヤバい。緊張する」瑠璃は息を整えながら言った。
重い扉を開いた。
【リフレインスピカ】です!よろしくお願いします!
【虹色トラスト】のメンバーは楽器をそれぞれ置いてみな笑顔で拍手をした。
「こっちこそよろしくね!」
ボーカルの琴葉が俊介に握手をした。
俊介は思わず赤面して「は…はい」と情けない声を出した。
瑠璃はすかさず俊介の左足にローキックを入れた。
「バカ」
スタジオの机を囲みながら打ち合わせをすることになった。
「ジュース持ってくるから待ってて!」ファッション雑誌から飛び出してきたような女の子が言った。
改めて机を囲む。
知ってると思うけど一応、自己紹介するね。
わたしたち【虹色トラスト】のメンバー。
わたし、ボーカルの琴葉。
ギターの萌々香です!元気な女の子だ。
わたしはドラムの澪。オシャレな名前でしょ?
ベースはわたし、未緒です。さっきのジュースの女の子だ。
【リフレインスピカ】もそれぞれ自己紹介を終えた。
ボーカルの琴葉が「【リフレインスピカ】の歌詞って誰が考えてるの?」
俊介は瑠璃を指差して「瑠璃です。たまに俺も書きますけど」
琴葉は瑠璃を見て「すごくいい歌詞書くね。思いとか情景が直ぐに伝わる。それで韻も踏んでるから気持ちいい」
瑠璃は「そこまで言われると書いた甲斐があったっていうか嬉しいです」笑顔で琴葉を見た。
「今日は軽く音合わせしよっか。【リフレインスピカ】の『夏色オーバードライブ』やってみよ!」琴葉が取り仕切る。
俊介と琴葉は歌い方の合わせをしているのか2人きりで話している。
時折、俊介の笑顔や琴葉の楽しそうな声が聞こえてくる。そして…琴葉はかわいい。
瑠璃は俊介をチラッと見て
「あんな顔しちゃって。デレデレじゃん」
「瑠璃?どうかした?」ギターを持った萌々香が尋ねる。
「あ…いや…こ、こっちのピックの方が今日はしっくりくる感じがして…すみません」
「ありがとうございました!」
打ち合わせが終わり俊介たちはいつものスタジオに帰ってきた。
スヨンはオレンジジュースのストローを咥えながら
「いやーたしかにみんなかわいいわ。わたしに負けず劣らず」そう言うとオレンジジュースのパックをゴミ箱に放り投げた。
「あのルックスなら男性が夢中になるのもわかりますね」いつものように冷静にリアムは言った。
「ま…まぁ…みんなかわいいよね。でしょ?俊介?」
瑠璃はジッと俊介を見た。
「そうだなー。琴葉さん優しかったし、たしかにかわいかったなぁ~。彼氏いるのかな?」ふざけて言った。
「だったら聞いてみなよ!彼氏いますかーって。」瑠璃はむくれて言った。
「なんだよ瑠璃。やけに突っかかってくるな」
そんな2人を見てスヨンとリアムは目を合わせてため息をついた。
「じゃ、今日は解散!お疲れ!」俊介はパチンと手を叩いた。
「おい、瑠璃、帰ろうぜ」
「…わかった」
「んだよ、なんか機嫌悪いな。糖分足りてねーんじゃないか?瑠璃の好きなパンケーキおごってやるよ」
「…いい。早くいこ」
瑠璃はギターを担ぐと先に歩いていった。
「いやーさすがは日本一のガールズバンドだな。なんかオーラがあったよな!」
「ま…まあ、たしかに存在感はあったよ。俊介なんてデレデレしてたし」
「は?デレデレなんてしてねーよ!ただ話しやすいって感じだから安心しただけだよ」
「…琴葉のことかわいいとか思ってたんでしょ?さっき言ったじゃんか」
「あ、あれば冗談だよ、冗談!」
「かわいいって言えば【リフレインスピカ】だって、スヨンもいるし、ほら、瑠璃もかわいいしな!」
「え…?わたしがかわいい…?」
「うん。かわいい」真顔で俊介は言った。
瑠璃は赤面した。
「バ…バッカじゃないの!?急にかわいいなんて!」
瑠璃はツカツカと俊介の前を歩き始めた。
「おい、瑠璃!パンケーキは!?」
「いらない!!」
【リフレインスピカ】【虹色トラスト】と合同バンド。嵐の予感(乙女心)。
鈍感男 約1名
焼きもちやき 約1名
呆れる人 約2名
【リフレインスピカ】今日も平常運転異常無し。
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