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13/21

投下された火種。

彼女に二股されてた。

俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。

そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は‥…。


作者の妄想全開の作品です!

今回は勢いだけです!!



【リフレインスピカ】は新曲を映画の主題歌にも抜擢され、テレビ出演まで果たした。

今、乗りに乗っている。四人も確かな手応えを感じていた。


「今回もかなりうまくやれたな。俺たち、ちゃんと成長できてるよな」俊介は充実した表情で汗を拭った。


瑠璃は「わたしもだいぶ【わたしの音】が弾けてると思う。だれかの真似じゃない。まぁ自己満足ではあるけどね」照れたように笑った。

リアムもスヨンも同じように自分の成長を実感していた。


スタジオの重い扉がゆっくり開いた。

佐々木だ。顔はかなり険しい。


俊介は「佐々木さん!最近、俺たち自分なりの音ができてる感じがします!」

佐々木に子供が親に『よくやったね』を期待するような目で言った。


佐々木の険しい顔色は変わらなかった。


「佐々木さん?やっぱ俺たちだめかな・・?また、調子にのっちゃったかな?」

佐々木の険しい顔に俊介は落胆した。


佐々木は重い口を開いた。

「俊介、これを見てくれ」

佐々木はスマホの画面を見せた。


SNSに晒された俊介だと思われるLINEのスクショがばらまかれている。

そして大炎上している。


『爽やかな歌うたって実はゲスいやつだったんだな』

『調子にのってんじゃねぇよ』

『わたし俊介くんのこと好きだったけどファンやめます』


麗華・・・。なんだってこんなことを。

佐々木は「俊介、確認だ。これは本物の君のLINEか?」


俊介は文面を詳しく読んでいった。

「確かに俺が送ったメッセージはあります。だけど、麗華が俺に捨てられたとかそんなことはないです。

むしろ、俺がフラれたんです。LINEにあんな文面はなかったのに・・・」


瑠璃は興奮いて言った。

「俊介は、その文面にあるようなことしてないです!わたしはずっと俊介のそばにいました!俊介がその麗華って女に利用されてるのを見てきたんです!俊介はこんな人じゃない!」


俊介は「落ち着け」と言って瑠璃を制したが「落ち着けない!」真っ赤な顔をして涙ぐんでいる。


スヨンは吐き捨てるように舌打ちし「くそが・・・」と呟くとスティックを床に叩きつけた。


リアムは落ちついてずっと画面を見ている。

「リアムどうかしたか?」佐々木はリアムに尋ねた。


「これスクリーンショットととして何か違和感を感じます」


「俊介が送ったメッセージの『麗華、ずっと一緒にいる』『麗華、大好きだよ』『こんどいつ会える?』といった文面の直後に、いきなり麗華の『もう会ってくれないの』が来るわけないです。

もし『もう会ってくれないの』が来るなら日付がかなり飛ぶはずです。


数日既読スルーであっても彼氏に対していきなりそんな思考にはなりません。普通なら腹が立って文句の一つも言うはずです。これ・・・おそらく加工されてますね」


スヨンは膝をパチンと叩いて「たしかにそうだ!リアム!でかした!」

佐々木も「たしかにリアムの言う通りだ。これは辻褄が合わない」頷いた。


佐々木は俊介に「個人情報で申し訳ないけど、君のLINEを確認させて欲しい」

俊介は後日、古いスマホを佐々木に渡した。


「やっぱり。君のLINEには一切、あんなことは書かれていない。加工だ」佐々木は拳を握った。


瑠璃は「早く配信で反論しなくちゃ!」時計を見ている。


佐々木は瑠璃に言った。

「【リフレインスピカ】としては反応しないで、絶対。言った言わないになるとこっちの分が悪い。」

「これは事務所として正式に対応するから。『スターミュージックジャパン』を甘くみないでほしい。これでも業界最大手だよ。一個人の嫌がらせくらい必ず、潰すから」

いつになく佐々木は攻撃的な目をしている。


佐々木は俊介の目を見て「俊介、覚悟はできてるね?君の本当のLINEも晒す」

「いいですよ・・・佐々木さん。全部お任せします。俺たちは俺たちのできること【リフレインスピカ】の音楽を届けるのみです」


佐々木の、『スターミュージックジャパン』の反撃が始まった。


公式SNSで【弊社所属アーティストに関するSNS上の投稿について】と冒頭に記載された。


確かにそのメッセージの一部は本物であるが、明らかに改ざんされたスクリーンショットであることを専門家の解析を根拠に冷静な文面で、しかし冷酷に麗華のこめかみに拳銃を突き付けるように書かれていた」


その公式メッセージが公開されるとSNSは大騒ぎになった。


『事務所が動いた!?あのスターミュージックジャパンだぞ?』

『これヤバくない?だって専門家の解析って書いてあるよ!』

『これ加工だったってこと??』

『SNSに上げたやつ死んだなww』

『特定班まだ?住所晒してくれたら凸るんだけどww』


麗華はSNSを見て青ざめた。

冷たい汗が背中を流れる。

スマホを持つ手が大きく震えてしっかりと持てない。


公式メッセージが掲載された当日のYouTube配信。

俊介は頭を下げた。

「今までなにも説明もしなくてすみませんでした。こうして俺を捨てないで待ってくれたファンの方、本当にありがとうございます。公式SNSに掲載されたことが全てです」


少し間をおいて

「だけど晒した人をこれ以上責めないでください。一度でも俺が愛した女性です。やっぱり最後まで大切にしたいんです」


そんな俊介を瑠璃は複雑な表情で見つめていた。

「あんなことされたのに・・・俊介・・やっぱかっこいいよ・・。今度はわたしが振る向かせるから・・

もうあんな悲しい思いはさせない。わたしが全部、上書きするから・・待っててね」


その配信を食い入るように見ていた麗華は全身の力が抜けた。

これでわたしは助かる・・・。


そしてようやく気が付いた。

俊介は本当に自分を愛していてくれたことを。

そして自分が如何に醜い女であったことを。


こうして【リフレインスピカ】は最大のピンチを乗り越えた。


「俊介!合同ライブの企画だぞ!相手は【虹色トラスト】だ!」


【虹色トラスト】日本一のガールズバンド。

瑠璃の眉毛がピクリと動いた・・・。





「最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも面白い、続きが読みたいと思ったら、下部の【☆☆☆☆☆】と【ブックマーク】で応援していただけると励みになります!」

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