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【37】 博物館への問合せ
金塚年昭が自席に戻った。
美南「鯉の話ですが、ちょっと出来過ぎた話ですよね。本当に鯉って1m50センチの大きさにもなるのかしら?」
金塚「私にはよくわからないなぁ、鯉と一緒に暮らしているわけでもないし、釣りの趣味もないし」
千歳「そうだ!」
金塚「どうしたんですか?」
千歳「確かボートレース場の方に、美浦市が運営している自然博物館がありますよね」
課長「うん、あるよ。私の知り合いの職員も務めているけれど」
千歳「それならちょうどよかった課長に電話してもらって、本当にそんな大きな鯉があのボートレース場にいるのかどうか確かめていただけますか?」
課長「そうだな、久しぶりに丸橋(館長)さんの声も聞きたいし」
そう言うと課長は美浦市の自然博物館に電話をかけた。
すぐに課長の知り合いである館長の丸橋清子(まるはし・きよこ・59歳)が電話に出た。
課長は金塚から聞いた話をし、
1m50センチの鯉がいるのかどうか確認をした。
丸橋「鯉は60センチぐらいが普通ね、大きいものでも1mが限度よ」
課長「えっ、そうなんだ。鯉は大きくても1mまでか」
丸橋「ええ、そうよ。井手さん1m50センチの鯉を探しているの?」
課長「うん? まぁな。鯉のぼりに揚げようかと思って」
丸橋「相変わらずバカね。本物を吊るしたら重くてなびかないわよ」
課長「ははははは」




