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【幸せを産む天使】真の悪は、人間か悪魔か、それとも天使かー…。熾天使と悪魔の娘レティアの復讐が始まる  作者: 墨華


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果実団の絆

桃『ミラが‥女!?!?

ありえないわ!!

だって100キロ近くあるゴーキーのことも

軽々持ち上げて木の上に登って‥!!』



桃はそう言ってミラに近づく。



桃『はっ‥!!』



桃は後ずさる。



桃の様子を見ていた他のメンバーも

ラガーの発言は本当なのだと実感したのだった。



ラガー『とりあえず運ぶぞ!!』



ラガーは自分の服を脱いでミラに被せ

抱き抱える。


するとアケミママが走ってやってきた。



ママ『ミラ!!!!』



いつも冷静なママが取り乱していた。


ママは皆の顔を見た。

放心状態のまま立ち尽くす姿を見て、

ミラが女であることがバレたとすぐにわかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


皆はアケミママの家までやってくると

ミラを寝かせた。


ママはミラの顔を優しくタオルで拭き取り、

何かを飲ませていた。



桃『ママ‥ミラは大丈夫なの‥?』



ママ『‥心配いらないよ。』



柚子『女の子‥‥だったんだ。』



ママ『‥‥‥。』



ママは黙っていた。



いちご『‥‥女の子なのに‥いつも‥私たちを気にかけてくれて‥‥』



桃『そうよ!!山で天気が荒れた時も!!

女子達は山小屋に入れって言って

ミラは外で‥大雨の中地面に寝転がって‥‥』



桃は泣き出した。


柚子『桃‥‥』



桃『なんだか‥すごく悲しいの。

ミラだって女の子だったのに‥

いつも優しくて

私たちを守ってくれて‥‥。


ミラの体‥冷えただろうに‥

どうして‥‥


上手く言えないけど、とても悲しくて辛いの。


今までどれほど無理させて‥!』



ママ『‥‥ミラが望んだことだ。

あんた達は悪くないよ。』



すだち『ママは知ってたんだろ?』



ママ『‥‥。もちろんさ。』




特にラガーとゴーキーが

かなりの衝撃を受けていたようだ。



ゴーキー『ミラが‥女‥!!

俺を軽々と持ち上げ‥

俺の手首を片手で掴んで制止するほどの力を持ってるミラが‥女‥‥!!』



ラガー『ママ。ミラは昨夜ここにきたよな。』



ママ『うん。』



ラガー『大浴場付きの宿だったんだ。

俺が早く風呂に行こうと言った。

でもミラは、買い物がある、閉店時間が近いからって出て行った。


昨日から、顔色悪かったんだ。


多分あいつ‥無理してここまで走ってきたんだろ。

‥‥俺らと同じ風呂には入れないから。』



ママは何も言わなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ミラ『はっ!!!』



ミラは、はあ、はあ、と息を切らしながら起きた。

悪夢を見たようだ。



ラガー『ミラ‥』



ラガーは落ち込んだ様子で声をかけた。



ミラ『!!!!』



ミラはビクッと体を震わせた。

焦ったように声の方に顔を向ける。


ミラは自分の体に触れた。

鎧はなく、

Tシャツに ゆるめのズボンを穿かされていた。



ラガーの声で、みんながミラの元へと集まってきた。




ミラ『‥‥。

‥‥気付いたのか。』



ラガー『ああ‥。』



皆、シーンとしていた。



ミラ『‥‥‥‥よく鎧を脱がせたな‥。

絶対に脱げぬようにしていたはずなのに。』



ラガー『そりゃお前

倒れたんだぜ。真っ白な顔して。


何がなんでも鎧 剥ぎ取らなきゃと思うだろ。

めり込むほどきつく締められてたんだからさ。』



ミラ『そう‥だな。


‥‥見たのか?』



ラガー『み、み、見てない!!

何にも!!!見るわけないだろ!?!?』



ミラ(分かりやすい奴だな‥‥)



ラガー『安心しろよ。

その服は、女子達が着替えさせたから。』



ミラは下を向いていた。



ミラ『‥‥みんな。すまない。

ずっと騙して‥‥』



柚子『何を言うのミラ!!

あなたは私たちの命の恩人なのよ!!


それに‥今まで助けてくれてありがとう。』



桃『ミラ‥あなたも女の子なのに

昨日だって山で‥体が冷えただろうに‥


いつも私たちを気にかけてくれて‥

本当に‥ありがとう。

でも悲しいの‥‥ミラだって自分を大切にしてよ!!』



桃は号泣していた。



ミラ『桃‥‥‥。』



ミラは寂しく笑った。




布道『ミラ‥体は大丈夫なのか?』



ミラ『ああ。心配いらない‥。

すまない‥本当に迷惑かけた。』



カボス『迷惑なわけないだろ!

お前が誰であろうと俺らが慕うミラに変わりないんだから。』



すだち『そうだそうだ!!

なんか理由があったんだろ?』



ミラ『‥‥‥。ああ。』


ミラは暗い顔をして言った。



ライム『無理に話さなくていいからな。

俺らはこれからもずっと変わらない。

お前を慕う仲間だ!!』



いちご『もちろん‥‥

ミラが男の子だろうと‥女の子だろうと‥

私たちは‥ミラが‥大好きなんだから‥』



ラガー『わかったか!?お前は慕われてるんだ!!

お前が男として生きたいなら止めねえし

何か理由わけがあんなら俺らがその原因を潰してやる!!


過去になんかあったのはわかったよ!!



でももう無理すんな!!

辛い時は言えよ!!


みんなお前が大切なんだぞ!!ミラ‥!!!』



ミラは声をあげずに

下を向いて涙を流した。



ミラ『ありがとう‥‥みんな‥‥』



アケミもハンカチを握りしめ

目元を拭っていた。

この話の後は、ミラの過去を何話か投稿します。

番外編ですが、ミラが男として生きてきた理由がわかるので、是非読んでいただけたら嬉しいです!


いつもありがとうございます!!

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