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【幸せを産む天使】真の悪は、人間か悪魔か、それとも天使かー…。熾天使と悪魔の娘レティアの復讐が始まる  作者: 墨華


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蟒蛇の首領と対峙する

カボス、すだち、ライムは3人で2人の盗賊たちをやっつけたのだった。



するとどこからか、

イーグルの甲高い鳴き声が聞こえる。



すだち『!

イーグルの声だ。』



それぞれ木や電柱に登り、望遠鏡を取り出すと

辺りを見回した。



カボス『おい!!

あれはゴーキーのいる方角だ!!街の中心の時計台のところだ!!』



ライム『急ごうぜ!!』



3人はゴーキーのいる街の中心、

時計台の元へと向かうのだった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ラガーが桃の悲鳴の方へと向かうと、

そこは街の中心の時計台のある場所だった。


見ると血まみれのゴーキー、満身創痍の布道が倒れていた。


桃、いちごが

2人の手当てをしており、

柚子1人で3人の男の前に立ちはだかっていたのだった。



ラガー『柚子!!』



柚子『ラガー!!!』



柚子は険しい顔で男たちと対峙していたが

ラガーを見ると安堵したように顔を綻ばせた。



ラガー『やられたのか。』



柚子『私たちが来た時には、もう血まみれで倒れていて‥!!

桃といちごがミラの作った薬草を塗って、

止血しているわ!


ナイフでの切り傷と刺し傷がすごいの‥!

それに、鈍器で殴られたようなアザも‥!

骨が折れているかもしれないわ!

一体何の恨みがあると言うの‥!!』



3人の男は不敵な笑みを浮かべて

柚子のことを見ていた。



左の男には、顔にいくつも傷があり

黒髪で細身。

長剣と短剣を両手で握っていた。



右の男は、丸刈りでガタイがよく、

重そうな鎧を着ていた。

カナヅチのような武器を担いでいる。



真ん中の男は、黒いマントを身にまとっている。

大剣を持っており、

身長は180センチはありそうだ。


左右の男より一歩後ろに立って

ずっと不気味に笑っている。




真ん中の男『自己紹介が遅れたな。

俺が盗賊団蟒蛇の首領、タイパンだ。



左にいる細身の男がコブラ。

右にいるガタイのいい男は、カガシ。



いつも俺たちのお宝を奪うお前たちに

会いたかった。

足音一つ立てずに一瞬のうちに奪い去っていく。


素晴らしい手腕だよ。』



タイパンは嫌な笑みを浮かべながら

ゆっくりと拍手をした。



タイパン『ミラとかいう男がお前らの首領なんだろう?

どうやらここにミラはいないみたいだな。


多分この街のどこかで俺の部下の相手をしているんだろうな。』



ラガー『ごたくはいいぜ。


俺らが相手だ!』



柚子もラガーも剣を構える。



そこに、カボス、ライム、すだちも合流した!



カボス『ラガー!柚子!!』



カボスもすだちもライムも同じように剣を向けた。



タイパン『はっはっ‥

5人に増えたな。



‥カガシ。お前1人で十分だ。

あの5人を‥殺せ。



死に損ないの2人と それを手当てしてる女2人は‥

5人を殺した後、死なない程度に痛めつけろ。


それを‥首領ミラの前で嬲り殺すのだ。


俺はそれを酒を飲みながら楽しむとしよう。


ククク‥フハハハ‥』



ライム『下衆め!!』



ラガー『気を引き締めろ‥

こいつら‥マジで強いぜ。』




すだち『おう‥!』



カボス『行くぞ!!』




5人はカガシに向かって

地面を蹴り 剣を振り上げるのだった!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



レティアは公園にたどり着く。



そこには膝をついて腕を押さえているミラの姿があった。




レティア『ミラ!!!!』



レティアはミラに近づく。



ミラ『レティア‥!』



ミラは安堵したように笑う。



刺青男『なんだ。仲間か。』



刺青男は剣を振り上げた。


レティアはそれを交わし、

手に魔力を込め刺青の男に投げつけた。



バン!と言う音が響く。



刺青男『あつっ!!何だこれは!?!?

何だこの火薬みたいな技は!?!?』



ミラ『さすがだ‥レティア‥!』



ミラの表情はみるみる明るくなった。



レティア『ミラ、大丈夫!?』



レティアは刺青男の攻撃を交わしながら問う。



ミラ『毒を盛られた‥

剣に毒が塗られていたんだ。』



レティア『毒!?!?』



見ると、ミラの左腕が血まみれだった。

ミラは鎧を着ているが、腕の部分は覆われておらず、モロに剣での攻撃を喰らったようだった。



ミラ『レティア、俺を信じてくれないか‥

一瞬ここを離れる。

すぐ近くに、解毒できる草が生えていたのを見た。

それをとってくるまで、時間を稼いでくれないか。

必ず戻ってくる、頼む!』



レティア『もちろんよ。ミラ、行って!早く!』



ミラは笑顔で頷くと

どこからか短剣を一本取り出し、レティアに投げた。


レティアが剣を持っていないことを知っていたようだ。


ミラはヨロヨロと駆け出した。



レティアは刺青男の攻撃を剣術で受け止めた。


刺青男『ちっ‥!』



剣の音が響き渡る。

カキン、カキン、と高い音だ。



レティア(あの剣に毒が塗ってあるのね‥)



レティアは距離を取る。


レティア(今日‥魔力の玉を使えるのは

あと5回‥)




不意に刺青男が目の前にやってきた。

ものすごいスピードだ。



レティア『!』



レティアは短剣で男の攻撃を受け止めると

力を込めて剣を押し返す。



剣の柄で男の首を殴ると、

刺青男は声をあげてうずくまった。



刺青男『あたっ!!!』



レティアは最後に魔力を込め、

刺青の男に投げつけた。



刺青男『うぎゃあああっ!!!』



刺青男はその場に気絶して倒れた。



レティア『縛らなくちゃ!!』



レティアは手と足を縛り付けたあと、

ミラを探すために公園を後にした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



レティア『ミラ!!』



ミラは公園の前にあるボロ屋敷の敷地内で

しゃがみこんでえずいていた。

空き家のようで、雑草が辺り一面に生い茂っていた。



ミラ『レティア‥ッ‥!大丈夫だったか!?』



レティア『ええ。気絶させて手足を縛ってきたわ。

大丈夫!?』



レティアはミラの背中をさすった。



ミラ『ああ。おかげさまで。

麻痺が治ってきたところだ。』

すまない、すぐ向かわずに‥

解毒草の副作用が辛くてな‥

今落ち着いたところだ。』



レティア『よかった。』



ミラ『強いんだな、レティア。


今のはボスじゃない。

聞いてるかもしれないが、あいつらのボスとその取り巻きが恐ろしく強い。



さっき、イーグルが街の真ん中、時計台の方で鳴き声をあげていた。


行こう、レティア。』



ミラはさっきまで全身に毒が回っていたとは思えないほどの速さで走り出す。


レティアもミラの後について行った。

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