愛おしい息子と娘
インスタグラムにai生成した翳丸、天の神子である双子のイメージ画像を投稿しました。
よければ見てください。
レティアが出産してから半年が経った。
サンダーとソニアの成長は著しく、
おしゃべりはおろか、見た目も4歳〜5歳くらいに成長していたのだった。
この歳で2人は
天界にいるほとんどの天使よりも膨大な魔力と力を持っており、
サンダーとソニアは既に人間界に降りて
妖怪、魔物、魑魅魍魎を倒したり
事故に遭いそうな者を助けたり負傷者たちを回復させたり
たくさんの人間たちを救っていたのだ。
レティアよりも力を持っており、
天界や人間界を自由に行き来していた。
2人の姿は人間に見えるので
人間の大人に可愛がってもらったり
人間界で友達ができたりして
遊ぶこともあるようだ。
流石にレティアはまだ心配なようで、
息子と娘が人間界に降りる際は
一緒に赴き、2人を見守っていた。
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ー人間界ー
サンダー『ママー
ほら、あのかいぶつたおしたよー!』
サンダーの指差す方を見ると
巨大なドラゴンのような怪物が倒れていた。
大きさ的には3メートルはあるだろう。
レティア『なっ‥サンダー1人で倒したの?』
サンダー『うん!ほら、ソニアはあっちでたおしてるよー!』
レティア『何ですって!?!?』
レティアがソニアの方を見ると
ソニアは5メートルはありそうな熊のような怪物を倒していた。
ソニア『ママー!ちょっとたたいただけで
もう うごかなくなっちゃったのよー』
レティア『驚いたわ‥‥
まだ生後半年なのに‥‥』
レティアは2人を見る。
レティアよりも強いので、自分なんかがついて行かなくても大丈夫なのではと考える。
サンダー『ねえ!きょうね!おともだちと
あそぶやくそくしたから、ソニアといってくる!』
ソニア『そうそう!ママはこないでね!』
サンダー『ママのすがたはにんげんにはみえないから
だいじょうぶだよー。』
ソニア『そうだった!じゃあいってきまーす!』
レティア『ちょっと!!待ちなさい!!』
レティアはすばしっこい2人を追いかけるのに必死だった。
おそらく翳丸に似たのだろう。
ロニスの部下が【翳丸は素早い】と言っていたからだ。
レティアは2人が人間の子供達と遊んでいるのを遠くから見守った。
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サンダーとソニアの特別な能力は
『変幻自在』と『真実を暴く力』だった。
息子のサンダーは変幻自在を使うと、
30分間、誰かにそっくり姿形を変えることができた。
人間界で、亡くなった大切な者に会いたいと悲しむ人に
写真を見てそっくりに変身し、
代わりに優しい言葉をかけてあげたりしていたのだった。
娘ソニアは、
濡れ衣等を着せられた人等に対して
『真実を暴く力』を使うと、
嘘をついた者、濡れ衣を着せた者、着せられた者、全ての真実を皆に知らしめることができる。
全て本当のことだけを 映し出し証明できるのだ。
この力でソニアは人間界で多くの裁判の判決を翻し
被害者たちの心を救ってきたのだった。
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数時間後、2人がレティアの元へと帰ってくる。
サンダー『ただいま!』
ソニア『ただいまー!もう てんかいに
もどっててよかったのに。』
レティア『おかえりなさい。2人とも。
そうはいかないわ。私だって2人のことが心配なんだもの。』
ソニア『ふーん。ママ、よわいのにね。』
ソニアは女の子なのでおませさんだ。
レティア『耳が痛いわね‥‥。』
サンダーがレティアに何か箱を差し出した。
レティア『これは‥?』
サンダー『にんげんのおともだちのおうちが
ケーキやさんで、ママにもっていきなって
もたせてくれたんだ!』
レティア『ケーキ‥!?
なにそれ‥!?』
ソニア『あまくて、おいしいたべもの。』
サンダー『あけてみてよ!』
レティアが箱を開くと
中に三角形の食べ物が入っていた。
上に真っ赤な果実が載せられていて
ほんのり甘い香りがした。
レティア『おいしそう‥
こんな良いものを、いただいたの?』
サンダー『うん!ぼくとソニアにも
ケーキくれたんだよ!あまくておいしかった!』
ソニア『おいしかった!!
ママもたべてよ』
レティア『いいの‥!?
あなたたちが 半分こして食べたら?』
サンダー『ぼくたちはもうたべたから!!
ママたべてみて!』
レティアは言葉に甘えて、
ケーキを一口頬張った。
雲のようにふわりとした感触が
口いっぱいに広がる。
甘くてじんわりと幸せを感じた。
レティア『おいしい‥!』
サンダー『でしょ!!』
ソニア『にんげんかいでは、たんじょうびに
たべるんだって。』
レティア『そうなの!?』
サンダー『そう!
ママ、てんかいではさ、たんじょうびには
うたを うたうだけでしょ?
てんかいでもケーキをたべたら
みんな しあわせになれるのにね!』
歌とは讃美歌のことだ。
天界では誕生日には讃美歌を歌うのだった。
レティアはサンダーとソニアの話を聞いて
くすりと笑った。
レティア『そうね。2人の言う通り。
ケーキを食べたらみんな幸せな気持ちになれるわねー‥。』
レティアは2人を抱きしめた。
レティアにとって子供たち2人は
太陽のような存在だったのだ。
愛おしくて いとおしくてたまらない。
発言も想像力も全てが新鮮で
レティアにとって
我が子は本当に大切な存在だったのだ。
辛い天界でも
息子と娘がいるから頑張れた。
2人の存在がレティアを
常に笑顔にさせてくれたのだった。




