第82話 諏訪岡大迷宮に再び?
私は何人かを誘い、その内の一人バナージ王子も彼女を連れ、全員得意な武器や魔法や心の準備をしてから、準備が全員出来てから私はテレポートを使い、最下層手前のボス部屋のテレポートマーカー場所に付く、そして岩場から覗けば懐かしくも厄介なボスが居た。
「さて今回は、私とトムが最初に戦った事のある、ディープマジックキャスターで、魔法の障壁を破壊する魔法も使う魔物だ」
全員顔から血の気が引く、まあ私もアレは初見でも無くてもキツイ、まあ前よりはレベルも高く成ってるし、今回は天井から岩壁を崩されない様に、紫乃と二人でイージス・マジックフィールドを張り、魔法援護とトムを囮に使いアベル達が一斉に攻撃を仕掛ける事に成る。
因みにレッドシリーズの防具が、魔王魔法に耐えるかは未知数だから、金剛の盾をアベル達に掛けてから、アベル達は私と紫乃がフィールドを張ったのと同時に移動し、リアとアベルの彼女の三人目の彼女さんの、魔法を弓矢に纏える珍しいスキル持ちの、オレンジ色の髪をし両サイドを編み込みした髪型のミリーさんは、最近アベルと知り合い三人目の彼女に成ったとか、しかも美波て聖条京の新米冒険者まで彼女にしてるし、アカネールさんは相変わらず暑苦しいが、真面目な雰囲気には空気が読める子だ。
カシム王子とバナージ王子は、アベルとルークスと一緒に死角から攻めて、倒せれたら倒すスタンスで、それでも倒せなかったら桜子と智乃がトドメを刺す事に成るが、たぶんリアもドリル・ロケットナックルから武器換装して、参戦しそうな予感しかしないな。
そして、作戦通りにラスボス前の戦いは始まったが、トムの囮には引っ掛からず何故か此方に魔法を放つディープマジックキャスター、黒い炎の魔法から後衛を守る為にイージス・マジックフィールドを展開したが、前に戦ってた時より耐久力は段違いで魔王魔法の、黒い炎を五発は防ぎきり六発目は貫通したが紫乃のイージス・マジックフィールドで防いだ。
「行けぇ!」
「…………当たれっ!」
リアとミリーさんの、遠距離攻撃がディープマジックキャスターにヒット、それを起点に援護魔法が火を吹きディープマジックキャスターが、守りに入った瞬間にアベルが先頭に成り
「アベルに負けてたまるかぁ!」
何故かルークスが、アベルを意識し…………連携は何処に行ったルークス。
「ルークスに負けるかよっ!」
お前もか、アベルよまあ、彼女達の前でカッコ付けたいよな。
「兄弟子の威厳!」
カシム王子、そんな威厳は最初から無い。
「僕は………父を越えてみせるっ!」
頑張れバナージ王子、あのリーゼント髪型のインテリ的な赤い王を越えてくれ、まあレベルなら私達でサポートすれば軽く越えるだろう、そうレベルだけならね実績は今日一つ手に入るだろう、まあ隣のカシム王子もだけど。
そして四人は四方から剣を突き刺し、ディープマジックキャスターはあっさりと倒された、そうトムと私の時とは違い数の暴力で倒せた、トムが何かやるせない顔で呆然として居たが。
まあ分からなくは無いが、数人で戦ったしカシム王子には、あとでこの前貸した武器を返して貰う、因みに次のラスボスとの戦い方次第では、白オリハルコンの試作武器を贈呈予定だ、因みにバナージ王子には長剣型のレッドシリーズの剣と大剣を渡してる、今使ってるのが白オリハルコンでコーティングした、レッドシリーズの長剣型の剣だがクイーンの腕を使ってる。
そろそろ素材も心許ないから、次の巣穴を壊滅に行こうと思う、それは神鉄でナシには戦えない硬いクイーンが居るし、更にこのレッドシリーズの魔物の女王が、北の大地の大和神国の蝦夷に近い大地に居るし、この世界の現地人では倒せない敵は私とトムと、大切なパートナー達とまあアベルにルークスと共に、殲滅に行けば良いだろ。
私は親しくなった人間を死なせる気はない、放置すれば何時かレッドの親玉の女王が新たな子孫のクイーンを産み、何時かはこの惑星の人類は滅びるかも知れない、何故ならこの惑星の現地人の魔法では、威力が弱くて弾かれるだろうし、多勢に無勢で数少ない高出力魔法や、キャパシティーの人物が居てもレッドアーリーガードや、まだ見ぬ魔物が居た場合は、勇者の聖剣位の武器を大量に無いと無理だし、その犠牲者に成るのは現地人より、勝手に呼び出された異世界人達だろうし。
更に、酒呑童子みたいな異形の魔族がまだ居ると、この惑星はどっちかを倒さないと、両方同時に相手は不可能でしかない。
因みに桜子達には、モカさんやルーシエ達との関係は言ってる、凄く悔しがってたが何故かリアが桜子達にドヤ顔してたな、まあアロナは我関せずと私の背後に逃げてたが、因みにアロナは爆裂系の魔法が得意だし、他にもリープ・エアースラッシャーも軽く覚えたよ、一応だがアロナは異世界転生者だが、転生特典の為に地球で産まれて誰かと親友で、社会人しながらゲームを楽しんでた元OLらしい。
因みに、記憶は思い出す事も可能らしい、何かスキルだか才能や地球での家族との楽しかった記憶を、引き替えにらしいが………最後のは人によりけりだね。
因みに宝箱は、女性陣がキャッキャしながら宝箱を開けて、欲しい物をバーゲンセールの様に奪いあってたな………まあ、桜子達は参戦してないがリアとアロナが、目をキラキラさせて宝箱の中身を見てたな、因みにカシム王子の婚約者候補予定のエロンティールは、カシム王子とイチャコラするなよ………まったく君達、此処はダンジョンだよ………やるなら終わってから宿屋で、思う存分やりなさい。
そして、女性陣が気付かなかった宝箱二つは、水龍の腕輪が十個と苦くて不味い簡単な傷だけ治る傷薬ポーション、白く綺麗な鎧は聖霊の鎧でそれはバナージ王子に渡した、カシム王子には直感的に似合わないと思ったからだ。
「ありがとう御座います、雅史さん」
「まあ、似合う人が装備するのが当然だよ」
因みに私やトムは、旅装備を手放せない…………馴れた服装から逃れない、そう面倒とかそんなんではない、大抵はダメージ受けてないし回避すれば死にはしないし、何か現状最強装備だし問題はない気しかしない。
因みに桜子達は、大抵バフやらアイテム防御力やらで、防御装甲的なフィールドだったりが在るし、指輪によりダメージ受けても私から体力を吸い取るから、事実上最強だったりするが………私の体力や魔力が、五人に漏れなく奪い取られて行くな。
まあ、現状疲れは感じないし問題はない、まあ今日まで一緒に冒険とか行ってないし。
さて全員集まり、先に私とトムと桜子達と先行し転送魔法陣で、毎度お馴染みのラスボスの部屋に行くと、また再び貝殻の山が在り桜子がぼそり言う。
「サザエあんなに食べて、許せない」
「アッチはアワビですよ、桜子さん」
智乃が指差しながら、目から炎が吹きそうな位怒り心頭に言う。
「今回の魔物は、何かなぁ~♪」
トムはマイペースだったが、リアやアロナはわなわなと肩を揺らし、片手握り拳を強く握り言う。
「贅沢な魔物許さないっ!!」
「贅沢な魔物許さねぇ!!」
羨ましけしからん的な感情で、リアとアロナは怒りに燃えていた、高級食材の貝殻の山を見ながら……因みに、貝殻は元々魔物だったりするが更に奥に、巨大な海老の殻の残骸も在ったりする。
「サザエに海老の殻、このパターンはもしかして……………」
私は脳裏に、赤い悪魔が踊りながらその余り会いたくない、赤い悪魔との邂逅は意外に早くそして、あっさりと瞬殺された………大きさ二階建ての家位は有ったのに。
因みにエロンティーヌが、赤い悪魔…………いやジャイアント・オクトパスの触手に興奮し、数分触手に自分からドMの顔をして突撃し、あっさり捕まり弄ばれてたのは言うまでもない。
因みにカシム王子は、そんなエロンティーヌも受け入れてたが、ややS気を出してたカシム王子は、余り動じずにけ…………尻を蹴ってたな…………エロンティーヌさん、結構喜んでたが…………性癖は人各々だよね。
「…………戦った気がしない」
ジト目で桜子が言えば、紫乃や智乃が頷きそしてアベルとルークスは、拍子抜けした顔で居たが、カシム王子とエロンティーヌ以外は初めての巨大なラスボスに、驚きと初めて見た巨大な魔物に何も出来なかった。
因みにアロナとリアは、ジャイアント・オクトパスを見てこう呟いた。
「たこ焼き、何千人前だろうな」
「普通に、数ヶ月位蛸の具が無料程度には、在りそうですよね……」
因みに、二人が唇の端を光らせてたが、見て見ぬふりをしといた。
そして、ジャイアント・オクトパスは帰ったら私以外の戦利品として、伊岡冒険者ギルドで売ったり食材として持って帰ったり、冒険者ランク上げしたら一応記念にと、蛸の触手を使いタコパしたのは言うまでもない。
因みに、私や蛸が苦手な人は不参加だ。
因みに、今回は何故かラスボス倒しても、宝箱には真珠のネックレスやら指輪位しか、宝箱からの報酬は少なかったが、トム的にはジャイアント・オクトパスの触手を無限に切り、ゴーストシップの時の様に蛸足を再生したら切り落としを、繰り返す予定だったらしい。
因みに桜子と智乃も、無限に近い蛸足を切り落とされたら、回収し食材にして酢だことかにしたかったらしい。
因みにあっさりと、ジャイアント・オクトパスを倒したのは意外とバナージ王子の、急所へたまたま当てたビギナーズラックの一撃でしかない。
だが私達は今は知らない、後に新たなダンジョンの道が現れ、諏訪岡大迷宮に蛸狩りの初心者の試練が現れるとは、因みに女性冒険者には色々な意味で試練だったりする。
因みに、この初心者の試練に入り浸る一人の冒険者が、後にこの地に居座るのだがそれは誰かは言わずも知れるが、それはアロナの知人である(前世の)。
さて、アベルやルークスにバナージ王子達が少しズルをして、一応諏訪岡湖大迷宮を攻略は再び大和神国に衝撃を与えた、だが未だに一般の冒険者は試練や初めの入口で苦戦し、死者がそれなりに出てるのは変わり無い。
そしてバナージ王子は、父であるキャスビル王に胸を張り、ラストアタックの証である水のエーテル魔石を見せたが、キャスビル王は言う。
「まだまだだな、バナージ」
「それは負け惜しみですか? 父上」
キャスビル王は内心、こう思っていた『えぇ~い、雅史よ余計な事を………』と怨み節を内心思い、だが『前より良い顔に成った、男の良い顔にな』とバナージ王子には恥ずかしくて言えない、やや面倒なキャスビル王とは対照的にバナージ王子は『此でもまだ、父上に近付いたとは正直思ってない、だけど少しでも認められたい』と、バナージ王子は思っていた。
果たして、キャスビル王が素直に息子のバナージ王子を、褒める日は来るのだろうか?
そして雅史達は、次の戦いに備えて宇治拠点でのんびり漫画や小説を、各々好きな作品を読書してたがアベルやルークスは居ない、アベルとルークスは彼女達とカシム王子の手助けに、砂漠の国ナージュに向かいそして数多くの武勇伝を打ち立てる。
そしてカシム王子が、魔法を後に本格的に覚える事に成るが、雅史もトムも今更とまったく相手にされないのは言うまでもない、色々後の祭りである。
こうして少し雅史達は、色々稼いだお金を使い地球の娯楽を手にして、暫しの休息日を楽しむのだった、そしてこの異世界の前半の夏が終わろうとしてたりするのだった。
次回に続く。




