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元オッサン、猫と仲間とのんびり異世界生活 ⭐️闇を穿つ異世界珍道中⭐️  作者: 猫を愛でる会
第三章 闇蠢く五魔侯揃わず。
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第78話 闇、動く

 暗闇に浮かぶ妖艶な女性、その顔は苦虫を噛み潰したような顔をし、金髪の何処かの大統領に似た恰幅の良い、司教の様な白の衣を纏い妖艶な女性に片膝を付き、頭を垂れながら報告をしていた。


「我が神カーラ様、またしてもロビン・フットルと申す輩に、我等の偉大な計画とカーラ様がお作りに成った、拉致した女達から作りし媚薬やポーションが、損害を受けております」


 玉座の様な場所に座る、カーラと呼ばれし妖艶な顔立ちに白衣姿をした、黒髪の女性は目の前のまた良くない報告に、険しい顔をしながら報告を聞くが、カーラは低い声で目の前の男に言う。


「そんな報告よりもだトランフルよ、私が頼んだ人物の組織による拉致はどうした」

「………我が神カーラ様、それが…………向かわせた一部の組織が捕まり」

「グッ!」


 カーラは焦っていた、五魔侯の内の戦闘力最強の酒呑童子は倒され、カーラが慕う闇の帝王により生み出された、漆黒の深淵竜魔軍団のブルーネに、深淵の海王フォルネウスに闇よりより暗く赤黒い血よりい出し死霊王、不気味な骸骨の王のムルリールに最弱だが、人間の姿のまま異形の魔族になりし妖艶なアスモール・カーラ、その五魔侯の内三柱が現れない事にカーラは焦っていた。


 しかも脳筋だが戦闘能力や火力は、ブルーネやムルリールより高く他の次元では、斥候部隊として戦略分析を部下にさせてから、アビス瘴気が身体に充ちるのと同時に混沌と混乱を撒き散らしながら、人間の時の恨み等の魂の力を使い世界を蹂躙し、あのお方の分身が降臨し次元を全て破壊する。


 だがそれは成功例で、失敗する要因や人物により未だに戦ってたり、失敗に終わりカーラ自身も違う次元のサトシ・スターズに、拠点破壊やあの方の分身体を退けられた汚名返上に、カーラは新たな任務として今回は酒呑童子より先にこの世界に来て、悪しき魂に転生させた肉体のトランフルを使い、サトシ・スターズの二の舞回避を狙ったが、まさかの酒呑童子が倒され他の三魔侯も現れない。


「このままでは………」

「神カーラ様、やはり次はあの計画を………」

「そうねトランフル、大和神国に向け開戦をしなさい、先ずは首都よ」

「仰せのままに、我が神カーラ様」


 恭しく礼をし、トランフル大司教は去って行く。


「クロウ、大和神国の実験体に、まだ実験段階のアレの改良を使い、噂の冒険者を始末しなさい、ついでに大和神国で集めた女達を連れて来なさい」

「御意に」


 黒いボロボロのマント姿が、闇から現れカーラの命令により一瞬で闇に消える。


「例の計画の失態を、今回で挽回しなさいクロウ」


 果たして例の計画とは、そしてその計画を頓挫させてるのは勿論雅史とトムだ、しかし雅史もカーラも知らない、お互いが知らない内に他の時間軸とは異なる歴史の真ん中に居るとは、そしてカーラ自身もまさか奥の手を使う羽目に成るとは、この時点で知る術はない。



 ◇◇◇


 そして大和神国では、アベルとルークスが地元のなずなと智乃以来の、新たな高ランクのBランク冒険者誕生し、諏訪岡地域は新たな凄腕冒険者誕生に沸く、そしてそれはルークスの地元竜王国の実家がある街や、アベルの実家が在るドラグーンのファンタジアでも、冒険者ギルドを通し噂が広がった。


「畜生、あの若造が他国でBランクまで行くとはな」

「あの新米に負けてられんな」


 アベルにより、ファンタジアの冒険者の更なるランク上げに火が付いた、更に此がカーラ達のある計画に悪影響を及ぼす。


「ルークスは天才と思ったら、他国で領主様のランク越えかよ」

「領主には成れないが、冒険者としては両親を超えたな、やっぱりアイツは天才だったな…………負けてられんな、若いのに………」


 竜王国ルークスの地元の、父親が治める領ではルークスのランクBの話は、ルークスを認めてた古参すら冷めかけた思いを奮い立たせた、此によりクリスタルレイクに現れる魔物が減り、そしてその近くに出現してるルークスが国を出る時に、偶然見付けたダンジョンには、フィーネを仲間にしたパンパース達が挑んでいた。


 因みに何故ルークスは、ダンジョンを見付けたのに国を去ったかと言うと、今のまま竜王国に居たら父親を越えるのは難しいし、両親が見た世界を旅をするには今しかないと思ったから、因みに父親はぶっきらぼうな為、ルークスに本心が伝わってない。


「…………ルークスがワシを越えたか………グスン」


 ルークスの父親、ドラルド家当主ハルバート・ドラドルロード(領主)は、腹違いの長男ルークスに色々本心が言えなかった、因みに次期当主のラベールはルークスを羨ましくも妬ましく、そして本音で喧嘩が出来る唯一の兄弟であり目標だった。


 だが今はそのルークスは居ない、そして旅に出て一年以上したら他国でBランク冒険者に成っていた、因みにルークスの最近は一年前の話で、他国に徐々に噂が広まったのは半年前の話し、そしてパンパースが最近と言うのは、レーティシア王国のハルモニアに噂が来た春の話しである。


 因みにハルモニアの、ピークウェル山脈の向こう側では去年の年末には、噂が広まっていたが何故にハルモニアに、春まで噂が来なかったかは冒険者がハルモニアまで、海岸部の方から寒いのが嫌で来なかったか為だ。


 因みにドラグーン王国は、冒険者に情報が早く伝わるが、冒険者自身が竜王国に行くかは別の話し。


 そして諏訪岡の伊岡にある、雅史の伊岡拠点では盛大にルークスとアベルの、ランクアップ祝いの焼き肉が行われていた、因みに桜子や紫乃や智乃にジェラールや鬼丸に、更にアベル達のダンジョン攻略の話しにバキバキに砕けた、カシム王子に普通に参加してるバナージ王子、更に職務を放棄し参加してる某インテリ国王を、溜め息しながらバナージ王子はアベルにダンジョンの話を聞いていた。


「成る程、雅史さん達が攻略した、大迷宮前のダンジョンを攻略した訳ですね」

「はい、バナージさん」


 ※バナージ王子はルークス達に、身分を言ってませんし雅史の知り合いとして、参加してます。


「桜子さん、サザエばかり食べないで!」

「紫乃が、焼けたのを取るの遅いから、私が食べてる」

「無茶苦茶だよ、桜子…………」


 海の幸を焼いてる、トムと桜子さんがバトル鉄板では何やら、次は桜子さんと紫乃さんがバトてるらしい、しかも智乃さんが桜子さんに何か叱ってる様な、まあ私には関係無いから次は鉄板で蒸した焼きそば麺に、粉と液体のソースを絡めて〆の焼きそばふぃ…………何を、背後に居るんすかジェラールさん。


「早くワシに寄越せ」

「自分で焼いて下さいよ、ジェラールさん」

「私にも頂戴、雅史さん」


 目をキラキラ光らせ、何故かいつの間にか居る桜子さん、君も自分で焼きそばを焼きなさいよ、塩焼きそばの麺は近くに在るだろうが!


「早くせい」

「早く♪早く♪」

「クッ!」


 妖怪が背後に二体も居るよ、私の焼きそばを狙って。


「私が食べてやろう」


 何故かドヤ顔で、私にそう言うのは今日はシャアと偽名を使った、自称冒険者の風体をしたキャスビル国王だ、まったくバナージ王子にもれなく付いて来なくて良いのに、私は抗議を含めて自称冒険者に言う。


「食わないで下さい、奥さんの所に一瞬で引き渡しますよ」

「クッ! 卑怯な」


 誰が卑怯かぁ! 誰が!

 その息子のバナージ王子は、すまなそうな顔をしてたがアベルやルークスの話しに夢中で、すまなそうな顔で済ませている………引き取って下さいよ、この珍しい物好きインテリを………バナージ王子。


 結局妖怪が四体に増え、私の焼きそばは鉄板から消えた、理不尽過ぎるぅ~。


 因みに最後妖怪は、可愛い智乃さんなので怒れない、可愛いから怒れないがトムだったら迷わずに頭を、中指の真ん中間接突き上げ両サイドからグリグリの刑に処す。


「桜子さんには、タイキックだよね」

「何で私だけ罰ゲーム!」

「私の焼きそばを食べたからだ、此は冗談ではない」


 実際しなかったが、桜子さんはそそくさとトム達の方に逃げた、因みにジェラールさんには後でトムをけしかけ、ナポリタンを沢山トムに食べさせて貰おう。


 因みにモカさん達三姉妹は、向こうの無人島でジェラールさんの別荘で、今年前半の夏休みの課題を終えたモカさんとフローラさんが、モニカちゃんの課題の追い込み缶詰をしてるらしい、因みにモニカちゃんの親友二人は砂浜で親友を置いて楽しんでる。


「そろそろルークスとアベルにも、強敵と戦って貰うかな…………私は行かないが」


 だがルークスとアベルは、後の彼女達との出逢いが迫っていた、因みにカシム王子の人生にも影響を及ぼす、そして雅史の魂の遥か転生の人生の一つと、とある侍の出逢いはこの世界線には影響はない。


 だが雅史と千石の出会いは変わり、そしてルークスとアベルのBランクの祝いから一週間後、雅史の放った召喚獣が雅史を呼びに来た、それは雅史とルーシエの出逢いであり、そして雅史の人生に置いて修羅場と桜子達に色々追い詰められる、覚悟をする時が来たのだった。


 次回に続く。


 作者《オッサン》∶次回から章が変わります。

 高貴なL様∶やっとか、まあ『五魔侯揃わず』だけどまったく世界を旅に出てないわね。

 作者《オッサン》∶───さて、じ……

 高貴なL様∶誤魔化すなぁー!!


 久々に作者《オッサン》がミンチに成った。


 高貴なL様∶…………さて次回は、雅史がルーシエを助けるけど、前のシリーズとは違いやりたい放題らしいわよ、私には知ったことではないわね、じゃあまた次回も読んでね、バイバイ。

 

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