第76話 神出鬼没? ロビン・フットル(笑)
雅史は新たな侍の変身の反応が悪く、ロビンを払拭出来ないし余り名声も上がらないや為、変身キャラを思い切って変更し、ロビンや鼠小僧を基礎にした地球時代の雅史の体型より恰幅にした、某ゲームの偽怪盗のアイデアを含み、ロビンとは違う仕様で雅史は新しい変身で、再びルーシアの前に向かうが…………再び狙われそして、運命の歯車は容赦なくルーシア姫とセーラ姫に向け、牙を向け迫るのだった。
ルーシアとセーラは、悪しき存在の闇の力を継ぎし子を作らせる、苗床の母体として確実に運命の歯車は止まる事は無い、約一名の毎度のイレギュラーにより並行世界では、その大半は失敗に終わってるが……果たして、この世界線も阻止されるのだろうか?
ルーシア一行は、怪盗ロビンの手懸かりを探しレーティシア王国東の端の街を抜け、いざ次の国を目指し………目指したが後ろから付いて来る、レーティシア王国の第一王女のセーラとプリンセスガードの女性騎士、剣の腕は高いが何故か何処かにこの前助けてくれた、猫精霊様の従者? の冒険者を恋する乙女? 警戒してる気がする、セーラ姫の友のエルリーナのやや奇行は、ルーシアには逆ストーカーの様にも見えた、それ程ルーシアからは不審な行動に見えたのだ。
しかしルーシアには、まだセーラ姫以外に天敵が居る、それは聖ルーン騎士王国第一王女のルーシエだ、しかも『ア』と『エ』の名前の最後が違う以外は、名前を呼び違える恐れがある二人は、色々な意味で天敵同士である………見た目は違うが、胸の大きさは団栗の背比べと変わらないとまでは言わないが、双方まあまな板ではないが平均以下な二人の意地がある、因みにルーシアの方が平均に近いので勝敗は決まっていたりする。
彼女らは知らないが、この三姫は意外に雅史のみチョロい欠点があるが、まだそれを彼女らは知る由はない。
そして、ルーシアとセーラはレーティシア王国とウロライナーと、そして聖ルーン騎士王国の三国が交錯する国境の街であり、レーティシア王国東部貿易の街の一つにして、活気溢れ其なりに調味料やスパイスの物流もある街、エルクスの街で情報集めを終えてロビンの手懸かりを得られず、ウロライナーでもロビンの情報が無いとの話も、ウロライナーから来た旅人や商人から聞き、ルーシアは溜め息をしながら聖ルーン騎士王国に行く道を選んだ。
因みに堂々と立ち聞きし、何を探してるか見てるセーラ姫に対し鬱陶しいと、ジト目でルーシアは見るがまったく怯まずに居るセーラ、そして不審者………もといエルリーナは外を見ながら、誰かを探すがまったく素直ではないエルリーナは、雅史を探すが居ない。
『何で私が、アイツ探してるのでしょうか? でも、雅史が来ると何故か胸が熱く成るのかは、此はアイツを今度こそ倒せて事ね』
何やら拗らせたエルリーナ、果たして彼女に恋心を理解する日は来るのだろうか?
そして、ルーシア御一行の仲間達は旅の食糧調達に、貿易の街特有の色々な国の装備やアイテムを見て周り、ドラルーラに実家宛に旅の途中で雑魚盗賊や魔物退治をした収入で、手紙を添えて商業ギルドの配達を使い土産物を含め、ドラグーンの王都までの配送を頼んだ。
ルーシア御一行は、もう一泊しそして嫌々足早に聖ルーン騎士王国に入った、聖ルーン騎士王国は基本身分証を提示は必要としない、その代わり入国審査にやや面倒だったりするが、身分が高い人物の一部に限りその入国審査さえパスが出来るが、何かやらかせば国の名前と品位に傷が付く為、国の威信が試される事にも成りかねない。
そしてまだ付いて来るセーラ御一行も、王都セイルーンを迂回する南ルートの海岸部を通り、そして人気の少ない街道でルーシアの護衛メイドのエマは、気配を察知し隠し武器をメイド服から取り出した、複数の武器の何種類かを瞬時に選び、エマは誰にも理解不能なスピードで、数本の投擲ダガーを近くの森に投げ放ち、同時に片手でサーベル型の剣を抜き放つ。
「「「「「…………何故バスタードソードが、メイド服の背後から取り出せたんですか?」」」」」
セーラのプリンセスガードが驚愕するが、見慣れたルーシア御一行には見慣れた光景だ、因みにエマのメイド服には、魔法剣等の多種多様の武器が仕込まれてる、戦闘メイドの嗜みの如く…………何処に仕込まれてるかは、エマ自身しか知らないがルーシアは気にしない事にしてる、気にしたら迷宮に突入し脱け出せない、謎が解けない無限の沼にハマるからだ。
「相変わらず、エマは凄いですね」
「ルーシア様、お褒め頂く程では御座いません」
ルーシアはジト目のまま、エマに内心『褒めた覚えはありませんよ』と思ったが、ルーシアは毎回護ってくれるエマに感謝はしていた、まあ感謝しても澄まし顔で「此も任務ですから」と、軽く言われて終わるからだ…………因みにエマは内心喜んでたりする、ポーカーフェイスメイドでもある………ある男に出会い、恋に堕ちるまでは。
「グオッ!」
「危なかったぜ」
ピンクの鶏冠頭が森から一人倒れ、そして顔立ち整った世紀末の様なショルダガードをした、イケメンが額にダガーが刺さった状態で現れた。
「危うく刺さる所だったぜ」
「「「刺さってますよ」」」
セーラとルーシアとエルリーナは、ジト目で指摘するがまったく聞いてない。
「メイドのお嬢さん、なかなかのナイフの使い手だね」
青い前髪を手で撫で上げながら、エマに言う見た目イケメン盗賊? は言う。
「……………何で、ダガーが額に刺さった状態で、涼しい顔をしてるのかしら?」
「? 何を言ってる、俺は全部避けたぜ」
そして同時に、森の茂みから全身黒ずくめのアサシンや、普通の商人の様な出で立ち姿の男達に、冒険者崩れの目付きは悪かったりイケメン容姿だったりと、様々な者達が現れる。
「何人居るのよ」
「セーラ様、我等の背後へ」
プリンセスガードがセーラ姫を護る陣形を、ルーシア姫はエマが前衛でルーシアの同級生が、護りに盾を出し構えたり回りの状況確認や、回復等のサポートに各々役割に徹した。
「魔法の援護は任せてね、エマ」
「私の前方以外でお願い致します、お嬢様」
再びメイド服から、目に見えない速度でダガーを投擲と同時に、黒ずくめのアサシン達もナイフを投擲、エマのダガーは全て物量のナイフに落とされ、エマの両肩や腕や足に投擲ナイフがかすめた。
「クッ…………とは成りませんよ」
「「「「「「なんだと!?」」」」」」
アサシン達が驚愕する、何故ならナイフには痺れ毒や獣魔物が一瞬で眠る、強催眠痺れ毒や魅了媚薬は、エマの先祖代々に伝わる特殊スキルにより無効化、更にメイド服も一瞬で元の破けた場所や血痕も、瞬時に身体の傷と共に何も無かったかの様に戻り、アサシン達からは畏れの空気がゆっくり広がる。
「化け物かよ………」
「失礼な、私はか弱いメイドですよ」
ルーシア達は内心思った、「か弱いメイドて誰?」とだが、エマを怒らせると大変怖い事を知ってる、ルーシアは口には出さないしその仲間達も口には出さないし、空気が読めるセーラ達も口には出さない。
「「「「「「誰が、か弱いメイドだ!」」」」」」
ブチッ
ルーシアはエマから放たれる、寒い気配に久々に戦慄を覚える、それはセーラ姫の護衛のプリンセスガードも、達人の領域に達する王や他の腕の立つ騎士団の猛者達に似た、プレッシャーと同じ気配に戦慄する。
「確殺決定ですね」
「「「「チィ!」」」」
何度も修羅場を越えてきたアサシン達、だがエマから放たれる畏れのプレッシャーは、確実にアサシンの心の動揺を誘発した。
「なに!?」
アサシンが一瞬で、エマが視界から消え更に仲間が一瞬で、気が付かない内に無言で地面に首が転がる。
「弱いです………クッ!」
「油断は駄目だぜ、メイドさんよ」
傍観してた筈の、額にまだダガーが刺さったままの男が、さっきより体型が大柄に成り捕まった手首が潰される様に軋む、更に脇腹に何か深く刺され身体が動かない。
「普通の毒とは違うぜ、頭がヘブンに成る俺たちの組織のボスが作った、媚薬入りの痺れ毒だぜ」
「クッ!」
更にエマは首筋を舐められ、動けないエマを嫐り始めると胸やスカートに、手練れ女達に次はお前達もこうなると見せ付ける様に、イヤらしく手慣れた様にエマを辱しめ始めたその時、高い木の天辺から声がする。
「待てい!」
「この声は!」
ルーシアが一瞬で女の顔に成り、目のハイライトをキラキラさせ見上げた途端、ルーシアは固まりそして絶望した。
「誰だ貴様は!」
木の天辺で、青きマントを微風に舞いながら紺色の頭巾に目元を隠すゴーグルに、ロビンより背が高い太った姿の雅史の中年腹仕様のロビンと変わらない服装、更にワルサーG43をベースにした半自動小銃のライフルを片手に、見下ろす様に体型の割に微動だに動かない、因みに飛行魔法で浮遊してます。
「悪党に名乗る名はない、行くぞ!」
「「おう!」」
ロビンそっくりにした姿で回転しながら、演出で降りる姿に見える様にしながらエマの隣に着地する、同時にエマを辱しめてた男は間合いを取る、それと同時に新たな雅史の使い魔、白と黒の牛の体格のケット・シーが一瞬で現れ、ルーシアとセーラ達を囲む連中に奇襲を仕掛ける。
「助太刀する、メイドさん」
「…………怪盗ロビンさんですよね? 太ってますが………」
エマはジト目で言うが、男は言う。
「僕は怪盗ではありません、神出鬼没のロビン・フットルです」
全員固まりロビン・フットルを見る。
「確かに太ってるな」
「前に聞いた、要注意人物のロビンではない偽者だな」
「ロビン様の偽者!」
最後の酷くない、ルーシア姫…………しくしく。
だがマサ………ロビン・フットルはロビンの上位互換、ロビン・フットルは一回ライフルを空中に投げベルトホルスターから、棒手裏剣を一瞬で手にし投げ、太ももや腕や脇腹に命中する、何本かは木の幹に刺さったりしてるが。
「なんだと! 何処からこんな鋭利な棒を………」
見た目に騙され、油断した悪党達は困惑しながら回収標的の、ルーシアとセーラを見ながら次なる手を使う。
「あの御方から貰った、薬を使え!」
「「「「御意」」」」
動けるアサシンや冒険者崩れは、足や肩や腰のベルトホルスターから陶器の瓶を取り出し、黒い液体を飲み干すと肉体が一瞬で変化し、スピードもスキルを使わずに神速に近い速度に変わる。
「厄介な………目で追えないスピード何て………」
エマは人生最大の焦りを感じた、それは今まで無いドーピングによる強敵の出現であり、一人でも対処出来なかったのに更に十人以上が相手だ、エマは脇腹を刺された時に出血と痛みは無かったが、身体は痺れて動けないし立ってるのも辛く成って来た。
「まあ、さっきより速く成った程度だな」
「「ですねボス」」
雅史は内心「ボスて言うな」と、新たなケット・シーの使い魔の白ケット・シーのシロッコと、黒猫ケット・シーのクロに思った。
「では行くぞ!」
「「がってん!」」
ロビン・フットルは魔力を小銃ライフルに流し、魔弾に一瞬で魔力を供給しトリガーを躊躇なく引いた、8㎜口径から放たれた魔弾はバレルロール回転しながら、殺傷能力の低い弾丸が一瞬で近くに居た男の腹にめり込み、弾丸に込められた魔力ミストが拡散し、魔力ミストが熱を帯び爆煙と成り爆風を撒き散らす。
因みに死なない程度の爆風であり、スカートが捲れる程の爆風によりルーシアやセーラは、スカートを押さえマリリン・モンローポーズ化する。
「「キャァ!!」」
「「「「ぐっはぁ!!」」」」
「「「男子達、最低…………キャ!」」」
捲れたスカートを押さえながら、地面に膝を付くスカート姿の女性陣、強化した肉体でも吹き飛び白眼で気絶した、悪党数名。
「クッ! 俺達が闇に暗躍する、闇夜のスコーピオンだぞ」
「……………知らんが?」
ロビン・フットルは興味なく言うと、エマは驚愕の顔で言う。
「最近王家も追ってる、違法薬物や媚薬を色々な国に売ってると、報告にあった………」
「メイドの女は知ってる様だな、まあ此から拐われたら意味はないけどな」
ニヤリとまだダガーを額から抜かない、その闇夜のスコーピオンのボスらしきイケメンの男。
「それで、言い残す事は終わったかい?」
気配なくロビン・フットルは、男の隣に居た。
「いつの間に………」
喋ってる間に、部下は全滅し闇夜のスコーピオンのボスらしき男だけ残った、そして一瞬で何故か蹴り飛ばされ、因みに普通ハイキックで軽く蹴ったが、近くの大木の幹に背中から当たり、クレーターの様に窪みを作り刺さったまま動かない。
「………一応、手加減したのにな」
「素敵ですわ」
何故かセーラ姫が、ロビン・フットルに熱い視線を送る、反対にルーシアは冷めた目でセーラを見る。
「体型的に、どうかと思いますよ…………」
「まだまだですね、あの方は強い殿方ですよルーシアさん」
因みにセーラ姫は、雅史にも好意度が高いが恋愛にまでは至らない、ルーシアはもし雅史にお姫様抱っこされると、とある事実が分かるかも知れませんね、まあ頭お花畑は変わらないですが。
「悪党は回収しますね………あと、証人として近くの街まで同行をお願い致します」
「「おう、任せてくれ」」
「宜しいですか? セーラお嬢様」
「問題ありませんわ」
一応了解は受け入れられたが、何故か登場してから無言で私をガン見するエルリーナちゃん、こっわ。
「…………アイツに似てる気がする、…………怪しい」
ギクッ! …………バレてはなさそうだが、めんどくさい子の割に勘が鋭くない?
そして近くの街に、ロビン・フットルの能力を使い、近くの街に全員テレポートしたが何故か、セーラ姫には片手を組まれるし反対側を、バカ力でエルリーナちゃんに組まされるし、エルリーナちゃんの柔らかい感触よりもだ、痛いて痛いから離せや!
こうして私は、ロビン・フットルとして新たな活動をした最初で、何故か片手に花と片手に拷問の状況、誰か変わってくれよぉ~……続く。




