第69話 カシム王子玉砕
伊岡拠点の道場を使い、二日酔いから復活したトムに設備の体験をして貰ったが、何かトムには物足りないようだが、トムを満足させる設備は…………作れる自信はないな、チートのレベルトムの満足するのを作れるとしたら、トム以上のレベルチートのボスが必要に成るね。
稽古用カカシを作るなら、白鯨でトムが木刀を打ち込んでも壊れない素材が必要だし、耐久力とかメンテナンスが凄く費用が掛かるだろうな。
まあその大半作ったり、改造とかするのは私とクレアだけどね、クレアには大変にお世話に成り過ぎてるな。
〈どう致しまして〉
「どう致しまして」ではないよクレアさんや、人の思考を読まないでおくれ。
〈マスターと私は、一心同体みたいな関係ですから〉
色々な意味で怖いよ、クレアさんや。
〈怖くはないですよ、マスター〉
そんな可愛いく猫なで声で言われてもな、まあ実害はないから良いが。
〈…………酷いですわ……しくしく〉
イヤ、しくしくて言ってる時点で、演技やろう。
私はクレアを放置し。
〈放置プレイですか? 〉
プレイ言うな! さて、次に行うは現地人……いや智乃さん以外でも、諏訪岡湖大迷宮に向かうダンジョンを、攻略出来る人材を育てる必要が在る、それには先に障害に成りかねない、新人等の驚異に成る一番厄介な者を排除が必要だ。
〈盗賊や、この諏訪岡地域を守護する、守谷家の撫子姫を誘拐を企てる方々の排除ですね〉
一応だが、この大和神国には三人の美しき美貌の姫と呼ばれる姫が居る、その一人が食いしん坊姫と影で言われてるが、その食べる姿は可愛く癒されると町民から言われる程だが、全員が全員撫子姫を快く思ってる人間はいない、時に納めた税で食い歩きに使われてると思い、憎しみの顔を向ける者も居る。
税は正常に使われなければ、納税者から厳しい目で見られても仕方ない、その典型例は日本の権力者達に向くが、それは政治家だけとは限らない、知事や市町村の長や官僚もお金が絡んだ事柄は、シビアに叩かれるのは当たり前であり、税金とは汗水働いた国民のお金であり、納税者により権力者等は生活が出来てる訳だ、まあその分大変な仕事をする真面目な人や、金食い虫の如く経済を破壊するだけの存在も居る。
因みに守谷家は、経済を疲弊はさせてない………何処かの官僚には、天下り先を作る前に見習って欲しいな、税金回収するだけで後先考えず湯水の様に無駄遣いする、納税者には還元されない経済破壊する方々に。
他はこの世界にも、秋田小町が居るらしくその美貌は三姫の中で、一番の美貌とそして勉学の才が飛び抜けてるらしいが、噂が独り歩きし本人を見たらしい噂は余り無いらしい。
そして最後は、幼い容姿に似合わず凛とした美しさと、美しい鶴の様な美しい所作(猫かぶりの噂在り)と、現関白の長女の松平桜と言う姫らしい、よく桜姫は美しく尊いとかたまに、尾張名古屋から来た人などから聞くが…………本当だろうか?
何人か私やトム以外でも、諏訪岡湖大迷宮前までの攻略者は育てた方が良いな、他人も攻略出来ないと何か背後からとか『グサリ』とか、反感を買いやられかねん気がして成らん、聖条京の初心者ダンジョンは攻略者が多数居るらしいが。
一応、伊岡冒険者ギルドに行き、数日鍛えられそうな人材探しをした、ギルドの受付嬢はバイトだけど智乃さんの学校での友達らしい、なずなさんはこの頃会って無いらしい、学校や寺子屋にも顔を見て無いらしい、私も此方に戻ってから会ってないな…………もう一度旅に一緒に来ないか、なずなさん聞いてみたいしな。
後はこの伊岡冒険者ギルドの、ギルマスはスキンヘッドで何故かべっぴんな奥さんが居るらしい、奇跡的な結婚をしてるサングラスをしてないファルコンの様な人物、まあ傷は腕に少し在る程度の昔はそれなりに活躍した、冒険者らしい…………普通にカタギに見えないのだが、あの海坊主。
中級ダンジョンを最近、誰かが探し出して三人が攻略したらしい、それって桜子さん達ではないよね?
雅史は真実を知らない、その噂の真実は一人と二匹だったりする、その一匹は中身の魂は人間だが、早く戻り過ぎてないだろうか?
一応今日も、トムとの稽古をした後にカシム王子を鍛えて来た、勿論スキルを使っての坂路走りを二十セット位走って貰った、足元は砂ではなく木の皮等を敷き詰めた、足に負担が少ない筈だ………まあ馬とかにだけど。
同じく近くで、カシム王子と走ってるのはバナージ王子、此方は基礎以上に足腰を鍛えてる様だ、トムに神速を教わり二日で習得した努力家だ、努力家の所を見習って欲しいなカシム王子は。
同じ武道派王家なのに、同じ王子で環境が過酷なのはカシム王子の方な筈だが、まったく逆なイメージに成ってるな、まああのキャスビル王が強いから息子のバナージ王子が、大変に努力したて事だろう、色々若気の至りや伝説を作った王子時代での、冒険者時代は結構ヤンチャだったみたいだし。
まあ、バナージ王子は戦闘スピードは、父親であるキャスビル王を抜いたが、剣術や名声はまだ此れからの少年だ、そこら辺は大和神国か他の国でたまに冒険者として、カシム王子と積み上げれば良い。
まあ、私達はカシム王子を甘やかさないが、剣術は素人の私やトムより良いのだから後は、足腰を鍛えれば鬼丸さんから褒められる程度には、重みのある一撃や剣での打ち合い負けない剣撃が可能に成る、そう鬼丸さんは言ってたな。
カシム王子の師匠は、現在鬼丸さんだから私には関係はない、たまにトムに簡単に強くなる方法を泣き付いて聞いてる様だ、まあ魔物と沢山戦えば良くないと、私もトムも思うんだけど、それに何故かカシム王子は魔法を何故か覚えようとはしないし、魔法が使えれば戦う方法のバリエーションが、普通に増えると思うのだが。
まあ戦い方は、人各々だから仕方ないか、それでも生き残るには手段は沢山在る方が、有利だと私は思うが………なんでも経験は何かの役に立つ、それが苦くても甘くてもましてや、辛い事だってまた違う力に成る時もあるし、精神が折れて疲れ果てる時もある。
たまには休むのも必要だが、カシム王子の場合何か焦りをたまに見せる、たまにトムをナージュ王国の戦士に勧誘してるが、肉球ビンタされそして虫の巣窟に入れられ、勧誘に対するお仕置きをしてる。
だがまだカシム王子は、トムの勧誘を諦めて無いらしい、トムに栄誉とか人間の一部が喜ぶ言葉を言っても無駄と、まったく学習しないカシム王子………しかも、ナージュの兵士に成ってくれと、頼むより王子として従わせたいらしい。
「カシム君、君は懲りないね」
「ですから、俺の国に来て貰えれば、栄誉あるナージュの───」
「興味ないから、栄誉とかそんなのは僕には何の意味を持たないよ」
「そこを何とか………」
少しは軟化し、頼み込みを始めたみたいだ。
「僕は何処の国にも、従う気はないよ」
「そんな…………」
やっとガックリしたが、トムが溜め息をして言う。
「そこの、バナージ君に頼んだら」
トムに話を振られたバナージ王子、だがバナージ王子は困った顔をしながら、トムに当然の事を言う。
「………無理ですよトムさん、僕の国からナージュ王国まで遠いですし、その前にナージュ王国と我が国は同盟国関係ではないので」
「そうですよ、トム師匠」
なんで君は胸を張り、もうトムしか戦力が無いから、ナージュ王国に来てくれと言いたげな顔で居る、その態度に何も言わないがバナージ王子は、その態度に好意的な態度を崩し溜め息をする。
「僕はマサさんの仲間であって、カシム君に従う民衆ではないよ」
「ナージュの問題を解決したら、トム師匠に女性を沢山紹介しますよ、猫精霊や猫人族が居ますから」
だがトムの心は………何か、微妙に揺れ動いて無いか? 微妙に動揺してる様な、そしてカシム王子は私にも言う。
「師匠も、沢山の巨乳の女性を紹介しますよ、我がナージュ王国で傭兵として侵略者を皆殺しにしたあかつきには」
私は二つの理由で、カシム王子を一瞬で殴り最後はアイアンクローで、顔面を冷めた笑顔で握り締める。
「私は君の師匠ではないよ」
「──────!?」
更に握りを強める、カシム王子は何か訴えてるし足をバタつかせ、アイアンクローから逃れたいらしいが、レベル差でアイアンクローからは逃げれないよ、残念無念無駄な足掻きだよ、更に私はカシム王子に重要な事を言う。
「そして私に、普通の男が喜ぶ巨乳の女性をエサにしても、残念ながら私の心は動かないのだよ、男が全員巨乳の女性を報酬なら従うとは思ってはダメだよ、カシム王子」
「──────!?」
カシム王子は思った、『俺は、巨乳の二人の婚約者に喜んだのに、まさかの巨乳を喜ばない男が居るなんて………そんな馬鹿な!?』と、カシムは絶望したが実際雅史は、シャロやアリシアや智乃や此れから現れる女性の、慎ましい胸しか靡かない貧乳派なのである、唯一貧乳ではないのは数人だけだが、巨乳てワケでもない雅史の人生に寄り添う者達だったりする、フローラは特殊な例であり雅史的には、希な例でもある、後に一緒に居るかはさておきだ。
妻と愛人のハーレム野郎である、雅史の未来は意外に近くとこの次元に揃ってたりする、それは他の時間軸と余り変わらないハーレム野郎かも知れない。
「まあ、知り合いでなら手を貸すが、国家間の戦争には加担しないよ」
「僕もね」
それを聞き、カシム王子は最後の希望を失った、そして心がポッキリ折れ地面に置かれた途端に、カシム王子は膝を付き天を仰ぐ、この世の終わりの様に。
「それ意外なら手を貸すが」
なんだかんだ雅史は、カシム王子に甘いのだが、国家間戦争には本気で関わる気はない。
「そうですね」
雅史が手伝う前提なら、トムは普通に付いて行くがさて何処まで雅史に付いて行くかは不明。
「個人としてなら、僕もですよ」
柔らかな優しい笑みで、バナージ王子は雅史と同じ条件ならと、手を差しのべたがカシム王子は複雑な心機だった。
そしてカシム王子は、心が折れた状態から更に剣の腕を研く修行をした、その代わり折れた心は数日寝込む程、カシムは立ち直れなかった、因みに内心バナージ王子も『雅史さん、本気で言ってますか?』と疑ってた、因みにバナージ王子は巨乳寄りだが、姉のセーラの手前巨乳好きと公言はしてない。
因みにバナージの父キャスビル王は、オールラウンダータイプの女性泣かせな罪深い男である、色々と冒険者時代の最初は気を許した女性に、女性に母性をくすぐる甘えたりや、宿では昼とは違う夜は激しいタイプだったりする、何人連れ込んだかは不明な程だったりする、それはとある友人の一人しか知らない真実である。
こうしてカシム王子は、後に歴史に残る強さをこの後の二人により、カシム王子は変わらずには居られない状況に置かれる、それはバナージ王子と切磋琢磨するではなく、背後から才能の塊が背後から迫り抜かされるプレッシャー、それも雅史が公式に弟子と認めた者故に、カシムに火が付いたのだったが、果たしてその人物が現れるのは、そんなに遠くない。
そして、動き出すあの集団達と、カシム王子の故郷のナージュ王国に刺す闇の光とそして、動き出す闇の組織と五魔侯の一人カーラが、とある国に部下を動かしナージュ王国に忍び寄る、それはナージュ王国にとある目的が在る為だ。
本来のカーラでは知らなかったが、闇の因子を宿せる少女が今ナージュ王国を旅をしてたりする、他にも数人居るが果たして雅史の噂を聞き、とある目的でナージュ王国を旅し大和神国に向かう少女と、操られた野心で本来の魂は転生出来ない筈の独裁者の魂が、この世界に数人居るが一人はトムにより阻止され逃亡中、そして一人はカーラの近くに教皇として居る。
その三人は実は、地球では同じ年代に居た独裁者や嫌われ者であり、権力者でもあるがそれは本人達が出会わない為、知る由はない。
果たして、ルーシエやルーシア達の出番は有るのか、次回に続く。




