第68話 伊岡拠点
智乃さんを送り届け、私は先ずは拠点近くの雑木林で間引き伐採をし、使えそうな木材を水分量15パーセント辺りに魔法で乾燥させ、平屋の一戸建てのダイニングキッチン付きの五部屋の平屋を、簡単な図を書き建物の写真から古民家を切り抜き、更に白鯨の技術等をクレアに頼み平屋の設備に組み込んだ。
地震対策や対火災消火設備に、魔力を木材に含ませて燃え難い木材にし、一応色々な移動やワープホームのアイテムを作り、他惑星に旅に出ようと離れた大陸に拠点を作ろうと、この桜が咲く拠点を軸に戻って来たり大和神国の拠点の、中継地点として使う為だ。
大型建築BOXに材料を入れ、クレアが纏めてくれた平屋の設計図をダウンロードし、スイッチを入れればミストが吹き出して広がり始める、一応水は沢山在る水のエーテル魔石を使う、浄化は毎度お馴染みの魔物ではないスライムを使う、因みに近くに草が生い茂ってる場所は、リープエアースラッシャーで草を刈り牛達の食料として、万能カバンに収納して最初の家に戻り放牧地の、数ヶ所に苅った草を山積みにすれば食べに来る。
ついでに餌の麦や、ミネラル補給の岩塩や虫魔物の身体の一部を餌にする、意外に虫魔物の需要はあるがそれは鳥達だけに限る、次に聖条京の商業ギルドに行き諏訪岡湖の商業ギルドで、信用出来る人の紹介状を貰い魔物のマグロを数体渡した、また料亭を予約に走る秘書さん、私は次に諏訪岡に行き紹介状を出して伊岡方面で、神社等静かな森や近所も騒がしくない、買い手の無い古びた小さな武家屋敷を買った、因みにいわく付き物件であり地元民からも近付かない場所らしい。
まあクレアが調べた所、諏訪岡湖大迷宮への入口の一つの、神社に近い土地だがその買い手が付かなかった場所は、諏訪岡湖大迷宮の換気や水脈等の道やら穴やらが在る、まあ大迷宮から出た空気の音が不気味だったとかて、そんなオチとクレアが噂を含め分析した。
しかも何百年も買い手が無いから、屋敷と言えどもうそれは昔の話し、今やどんな人間も近寄らない瓦礫の山の空き地、管理されずに生える鳥の糞で自生した乱雑に生えた雑木林に、昔は綺麗だっただろう幹が腐り折れた桜や花水木が無残、枯山水や池らしい庭も荒れ果て無残としか言えない。
「荒れ果て放題過ぎるな」
〈でも、犯罪者が居座ってませんわ〉
クレアが一応確認したみたいだが、人の気配は無いみたいだが瓦礫に居る、害虫が沢山居るらしい…………魔物ではないGとか、先ずは瓦礫の山の前に崩れかけた塀を土魔法で修復、ついでに防犯や白鯨の図書館にあるセキュリティ対策を試す事にした。
一つは幻影魔法、実際の塀の中と外から見た塀の中の風景が、違う様に見せる幻影を展開させる、まあ魔法は設置式のエーテル魔素を自動で回収し、随時展開式にする。
他は敷地内はある程度は入れるが、敵意や悪意等の意思を感知すると植物が蔓等を伸ばし、捕縛する魔法やまあその内色々設置予定だ。
他にはトムと、室内稽古に道場を建てる予定だ、他にも色々試す魔法を実験する場所にする、因みに家は建てても寝室は宇治の拠点で寝るか、他の拠点で寝る事も出来るから問題はない、まあ私の知り合いが稽古出来る環境にはするかな、カシム王子やバナージ王子とかね。
カシム王子の特訓は、桜子さんやトムでも相手に成るだろう、因みに何故かカシム王子のみ、桜子さんはまったく手加減をする気がない、まあ私もする気がないが。
トムは二日酔いだし、今日は居ないしまたチーズ味のカリカリでも、二日酔いだろうと食べてるだろう、食いしん坊のトムが食わないワケがない。
さて一応魔法で周りから、中を見られない様に目隠し魔法をし更に、招かざる客が来ない様にする、一応防犯等は何重にも仕掛けても大丈夫だ、まあ用事もない野次馬等も招かざる客だな。
そして瓦礫は再利用出来る物と、もう再利用出来ない腐った梁等は、スライムにでも食べさせて土に還って貰おう、肥料とかに成るから庭木を植える時の肥やしに成って貰う。
瓦等の陶器類は、細かく砕いてアスファルトの代わりに敷いて、まあ門から敷地内の道に敷て、草が生えない様に防草シートの様な役割をして貰う、あと黒いと暑いから白く粘りのあるコンクリート風にして、ガラス繊維を混ぜて水捌けとかの対策もする。
そして伸びた草は、リープエアースラッシャーで毎度の様に草刈りに使い、墓とか無いか確認しながら草を刈り、長年の落ち葉等のゴミや土に埋もれた池は、後で掘り返したりして手を入れるとして、風化したり倒れたり砕けたりした石灯篭は、復元出来ないから再利用は砂利位しかない。
まあ復元ではなく、新しく灯篭に出来れば検討はするが、まあ日本では先ず買えない安い捨て値の土地だが、普通に中規模の元文献では道場が在ったらしき武家屋敷、一応盛り塩とか酒泉の酒でこの土地を清めたりしてる。
何か出ても困るから。
瓦礫や雑草や、鳥に運ばれた種から生えた木を片付けて、木の根っこや枯山水らしき場所も更地にして、一部井戸や魔法による枯れた滝はそのままに、ダンジョンの通気口は誰も落ちたりしない様に、鉄格子とか設置するとして淡水のダンジョンの、水道が通ってるらしき二つ目の井戸は崩れてたので、更に上に岩を載せて誰も井戸に落ちて流されない様にした、崩れた井戸の上に乗って崩れたら、落ちた先で確実に流されるからね………何処に辿り着くか分からんし。
さて、此方にはテレポートと新しく、惑星間や遠い場所を繋げるゲートのシュテルンゲートを設置する、因みに此も桜が咲く中継地点にも設置する、勿論本邸と宇治にも設置するがカラクリを作って、誰でもは使えない様にする。
一応ゲートと言っても、門が魔法によって現れるとかの類いではなく、設置式だけにイメージした魔法の門を他の場所にも設置し、繋げないと使えないしまあ繋げた後は、行きたい場所の地点の中継地か他の拠点かを選ぶだけだ。
しかも魔力は、設置する時に使う以外は消耗しない、魔力エコな転移魔法と言っても過言ではない。
一応ゲートを設置する前に、この場所をマーカーしてから中継地の大型建築BOXを取りに向かう、そして平屋は完成してたので中は見ずに、伊岡の拠点建設工事を行う、地盤は硬い方だが地震対策は必要だ。
大陸の溝であるフォッサマグナや、断層等により水が熱され間欠泉や温泉が諏訪岡湖付近は、温泉が有名な土地であり災害の危険性も高い、因みにダンジョンは地震で一部崩落しても、新たに道が出来る為問題はないらしい。
「ダンジョンは、生き物みたいな感じだな」
〈噴火すると、この霊峰山脈地帯も大変な被害ですよ、マスター〉
軽く言わないで欲しいな、クレアさんや。
さてと、大型建築BOXも回収したので一応シュテルンゲートと、他の転移設置ゲートやテレポートを設置してから、クレアに二階建ての木組みぽい日本家屋と、外は小さな道場に見える建物と、私やトムの戦闘データや魔物や盗賊の行動パターンを、藁人形風にした木製人形の屋外移動戦闘訓練場等を、クレアと意見を出して現実的に作るのを伊岡の拠点に作る。
足場等の訓練は、最初の拠点で出来るので此方はある意味、カシム王子みたいな弟子入りしたい連中用かな、一応鬼丸さんも使える様に難度別に屋外移動戦闘訓練場は、三ケ所にしてクレアが蓄積した戦闘パターンや、戦いの記憶を元に訓練をするが、一応ベリーハードの隠し四番目の戦闘訓練場は、白鯨で酒呑童子やアーリーレッドクイーンや、手加減してないチートトムの予測をデータ化したのを、まあ私やトムの特訓として使う予定。
まあチートトムは、本気を出した状態では今の私でも、勝てる気がしない………まあ普通にレベル差で勝てない、まあ普通にトムとは稽古以外では戦いたくはないが、もふもふはしたかな。
色々設備や、道場の拡張空間や異空間や、魔力を込めて強度がタングステンより硬い木材の、修行専用カラクリ戦闘訓練カカシ等を設置、二時間位でミストが消えて完成したので、試しに鬼丸さんを呼んで対人戦闘の、手加減トムデータカラクリカカシと戦って貰った、因みにジャンプ等は出来ないが移動スピードは本人と変わらないが、地面に刺さってるカカシが高速移動してる様な動きだね。
「何だ? この素早いカカシは!?」
「トムの戦闘を真似た、トムの戦闘スタイルそのままに動く、木製カカシですよ………鋼鉄より硬いですが」
「……………」
何か言いたげな鬼丸さん、試しに木刀で戦って貰ったが………やはりトムは最強らしい、数秒で鬼丸さんが空中に舞った程度に。
「こんなにあっさりとは、無念………」
無念てより、鬼丸さんの顔は『クッ! こんなカカシ程度に負けるとは、屈辱』と顔に出てるのだが。
因みに若手二人もこてんぱんだ、因みにカシム王子は一撃も入れれずに宙を舞ったので、イージーモードの私やトムが戦った悪党達のデータで、訓練を始めたが普通に山賊や盗賊程度なら勝てるらしい、まあ最大三体しか動けんし。
「雑魚でしたよ、師匠」
「さっき、一撃も入れれずに吹っ飛んだ人間の台詞とは、思えんな」
カシム王子には、スパルタにアーリーガード等の、魔物戦闘記憶データを使い鍛える事にした、あとカシム王子の師匠に成った覚えはない。
「普通に無理ですよ、師匠!!」
「此も強く成る修行ですよ、カシム王子」
「…………俺でも、流石にアレと普通には戦えないな」
鬼丸さんが、カカシに追われてるカシム王子を見ながら言う、一応試しに鬼丸さんを虫の巣窟に案内し、腕試しをして貰ったが。
「カシム殿に聞いたよりは、意外に俺も戦えてるな…………すっごくキツイ場所と聞いてた」
涼しげに言う鬼丸さん、だがアーリーシリーズが居たらそんな事は言えんよ。
「まあ、前よりは」
私は鬼丸さんに向け言う、淡々とした口調で。
因みにカシム王子は、ゴキの集団によく遭遇する才能が高いみたいだ、毎回コックローチが集団で現れるらしい、逆に鬼丸さんは最大三体程度、コックローチのエーテル魔石は、鬼丸さんが水瀬ギルマスの居る冒険者ギルドで、買い取って貰った。
「懐がホカホカに、成ったな」
「この後近くの居酒屋で、焼き鳥と酒でも行きますか」
「いいね、行きましょう雅史殿」
こうして夕暮れの中、居酒屋に行き鬼丸さんとカシム王子の鍛える方法を語り合った、私は冷奴を鬼丸さんは枝豆のお通しを食べながら、冷酒と芋焼酎を飲みながら頼んだ焼き鳥を待つ間に、更に意見を交わしながらカシム王子を更に、足腰を鍛えるで意見が纏まった。
「やはり、カシム王子は足腰を鍛えるが先ですね」
「まだまだ、若さの甘さが有りますからね、踏み込みや体重が載ってない軽い攻撃が多いですからね」
まあまだ十六歳だからな、カシム王子は。
後にカシム王子は、二人に出会った不幸を呪ったが、色々自業自得であるがそれにより後に、バナージ王子と名を残すこの星の強者として、現地人最強時代を築いたが、それは王族としてはこの二人だけであり、一般を合わせると数人に成るオチが付く、後にカシム王子の非公式弟子ではない雅史の弟子が、勇者として名を残す事に成る。
カシム王子の次は、鬼丸さんが道場を使いたいらしいが、もうそのつもりでは設計してるしカシム王子には更に、ダンジョンや世界を見せたいと思う、私や鬼丸さんよりまた違った強者が居るし、魔法の強者が居るかは分からないが、武器は人によりクセや攻撃手段も違うし、カシム王子の天敵に成る一般の冒険者も世界には居るかも知れない。
アクアアース以外の、惑星の方がカシム王子のライバル戦士や冒険者が多いが、果たしてカシム王子が強者達と切磋琢磨するかは別である。
こうしてほろ酔いした鬼丸さんと、話を終え奥さんに怒られない内にお土産に焼き鳥を買い、地元に帰ったが…………滅茶怒られたらしいが、焼き鳥は奥さんと子供が美味しく食べたらしい、因みに食べ終わるまで鬼丸さんは正座をしてたらしい、膝に石を載せたまま。
すまん、鬼丸さん……………。
次回はどうなるか?
作者∶五月末から真夏日、身体がしんどい。
高貴なL様∶私は暑くないわ。
大神のミコト(偽名)∶私もです。
作者∶…………。
果たして作者は、この本格的な夏を生き残れるか?
高貴なL様∶オッサンだから、無理じゃない?
大神のミコト(偽名)∶身も蓋もないですね。
作者∶二十年前の気候、カムバック!!
無理です。
大神のミコト(偽名)∶また次回…………次回、書けてるのかしら?
高貴なL様∶知らないわよ。
作者∶………暑い…………。
高貴なL様∶………また次回も読んでね、バイバイ。




