第67話 妖怪宴再び
私とトムは、智乃さんとバナージ王子を連れてポン太達が居る、妖怪達の宴会場と言う名の酒泉に向かった、因みにバナージ王子はもうアルコールを嗜んでるらしいが、異世界ならではの十五歳以上が大人とされてる為、因みにアルコール度が低いソフトドリンクが主らしい、まあ日本のソフトドリンクと海外のソフトドリンク文化が、違うのと変わり無いな。
それに足して、王族としてのマナーとかでお酒のマナーや、食事作法等覚えるのがあるらしいが、バナージ王子は結構アルコールが強い部類らしい、因みにセーラ姫はバナージ王子の「妹です、決して姉ではありません」と頑なにバナージ王子は言うが、そのセーラ姫は其なりのアルコールを嗜めるらしい。 何か日本とはお酒の提供の年齢基準が、やはり違うな……まあドイツとかも年齢やアルコール度で、親同伴や年齢により許されてるからね、日本やアメリカとかは厳しいが。
因みに智乃さんは、大和神国の法令で一応飲酒は可能な年齢だ、因みに日本法律に成ると桜子さんと紫乃さんはアウトだし、智乃さんも基本学生だった場合は大和神国の法令上、学生な為アウトに成るが冒険者だからセーフらしい、桜子さんと紫乃さんにはお酒を飲ませる訳にいかないから、あと数年は智乃さんにはあの二人の前では、飲酒はしないで貰おう…………何か犯罪に成っても困るし、異世界だから許されるがあの二人は日本人だからね、因みに私は若返った肉体だがお酒を飲んでも問題はない、何故なら中身はオッサンだからだ。
因みに若い頃より、アルコールの分解が高い様な気がしなくも無いなし、酔いが昔より相当遅い気がしなくもない、結構二十歳の頃より量を飲んでるが、ホロ酔いはしても泥酔までの酔いまでは成らない。 ヘ○リーゼ要らずの肝臓だな、現状は二日酔いはトムだけだが酒は飲んでも呑まれるなとは、昔の先人達は言い言葉を残したもんだな。
さて今日はまた、前回とは違う場所でもう宴会をしてた、牛顔に着物姿の妖怪は扇子を両手に不思議な躍りをし、白と黒ポン太はまた何か言い合いをしてるわ、霊峰御嶽の山神の一柱は馬顔に着物姿の妖怪に、お酌されてたがその近くには狐の妖怪と、稲荷的な女神がいなり寿司を食べながら、酒を酒瓶からお猪口に手酌酒を一人してた………誰か、あの稲荷様らしき神様を相手してやれよ。
私はゆっくり降下し、バナージ王子はポン太以外は認識出来ないらしい、まあ智乃さんは普通に酔っぱらい妖怪にドン引きしてたが、他にも神様の姿見て何故か私に何か言いたげだった。
(妖怪とは聞いてましたが、神様が居るとは聞いてませんよ! 雅史さん)
智乃は雅史に向け、恨みがましく見るが雅史に通用しない、何せこの場に慣れ過ぎてるし、そんな配慮すら雅史は基本抜けていた。
だが智乃は初めての酒泉に、妖怪や神様との和気あいあいの雰囲気に緊張が解け、中級クラスの呑気な妖怪達や神様と雅史の出す、鯛やマグロの刺身の盛り合わせや漬け丼等が出て、智乃は妖怪達と酒泉のお酒を呑みながら盛り上がる。
そしてポン太しか見えないバナージ王子は、何故に智乃が一人騒いでるのに食事が減る光景に、まだ其ほど飲んで無いが何回か幻覚かポン太……もとい、白夜の顔をつねったり腹をつねったりし、現実味の無い光景を自称高貴な妖怪の白夜の、モチモチぽんぽんで確認してたが頭に来た白夜に、アッパーをアゴに食らい一撃ノックダウンをした。
「この高貴な我に、プリティなお腹をつねるとは失礼な人間だ」
「加齢臭しかしない、猫狸の腹をな」
近くでニヤニヤしながら、煙管から煙を出しながら吸う訳でもなく、酒を杯で呑みながら馬鹿にした顔で女性の姿をした妖怪が、白夜にニヤニヤした顔で言う。
「煩いわ、私は高貴な存在だ」
「加齢臭の塊の、間違えだわさ」
「そうだそうだ」
「ブタ狸の間違えでやんす」
煙管を咥え一服し、女性妖怪と分福茶釜の様な狸に山羊の顔をした着物姿の妖怪が、白夜に小馬鹿にしながら言う。
「なにをお!」
「事実さあね」
「加齢臭は完全事実だ!」
「そうでやんす」
「白夜だけな」
「「「「お前もだよ、社」」」」
「なんだと!?」
黒ポン太…………いや、社は白夜に指? を指して言う。
「アイツと一緒にするな!」
「お前に言われる筋合いはない!」
醜く言い合う、白夜と社の二体の妖怪は喧嘩を更に取っ組み合いに成り、見た目猫狸が喧嘩をしてる様にしか成らない。
「何だろう、あの二体の喧嘩がじゃれ合いにしか見えんな」
「もう一杯…………ぐへへぇ~」
智乃さんが酔って、変なオヤジ化してるのだが…………まあ楽しく呑んでるし、トムは同じ猫の妖怪とマタタビ酒を飲みながら、旅の話をしてる様だ。
「────僕がそこで活躍して………」
「………おぉ~!!」
何か旅の話より、自慢話の気配がするんだが………まあ気のせいだな、トムは普通に活躍してるしレベルチートの暴力状態で、一部魔物を木っ端微塵にしてたりするし。
「───僕の活躍は、まだまだ始まったばかりさ」
「そんな巨大な魚が…………それは美味そうだね」
「美味いよ、その一部を今日食べてるからね」
「そうなんだ………」
胸を張り言うトム、三毛猫妖怪は興味津々に刺身を食べながら話を聞いてる、まあ保々聞いてるのか怪しい気がしなくもない。
「魔物の魚とは思えぬ美味さ」
「じゃんじゃん食べて下さい」
刺身が載った皿を、更に追加しバナージ王子は寝袋に収容し、アゴの負傷は魔法で隠蔽した…………私のせいではないが、白夜のアッパーの痕跡は消して、後で家の客間で寝かせとく。
智乃さんは、お酒に強いのか? まだマイペースに飲みながら、長く人間の世を見てる妖怪達の話を聞きながら、「それはたぶんお母さん」とか「昔は神様が、二柱も居たんですか!?」とか、聞こえて来る。
実際は、大和神国に成る前の時代らしいが、その代表的な神様の一柱の知り合いらしいのが、酒泉のお酒を呑みながら魔物魚の刺身を今は普通に食べてる、仮面をし顔を隠したまま器用に酒や刺身を食べる山神様。
「昔は、この近くの裾が噴火してたな」
「あの山の女神、美しい妹の桜神のモテモテに嫉妬して、噴火する迷惑な神だったな」
嫉妬で山の裾を、噴火させるなよと私は内心思った、まあその山の女神は今は祠に封印され、更に人々の記憶や歴史からも忘れられて、信仰心は廃れ山の女神の祠も自然に呑み込まれ、今や神の力は空前の灯火らしい。
智乃さんは昔話を聞きながら、妖怪の長い歴史やいなり寿司を食べながら、狐のショタ見た目の妖怪と話をしたり、近年増えてる迷惑な闇に堕ちた妖怪や魔物化した妖怪達の話を、智乃さんに教えてたが智乃さんその辺りから酔いが回り過ぎ、聞いてたか怪しいが。
私はポン太達に桜の絶景場所に案内を頼んだ、因みにトムはやはりマタタビ酒を飲み過ぎてダウン、前回の反省がまったく足りてないな…………明日は、二日酔いで起きなかったら問答無用で放置だ。
智乃さんも酔って寝てるし、トムの腕を枕にし智乃さんを寝袋に収容し、バナージ王子も纏めて後は山神様に三人を任せ、一応地球の日本酒をお渡ししてから暫く預かって貰う。
ポン太達に付いて行き、桜が四季関係無く咲き美しい場所に案内して貰ったが、ポン太達曰く「酒泉が無いから、宴会に向かん」と言われた………だが私は普通に思った、この場所までお酒を持って花見をすれば良いのではと。
「酒を無限に飲みながら、花を愛でるのが風情だ! 分かるよな雅史」
「そうだぞ、雅史」
何で私は白夜に、演説の様に熱弁されてるが内容はしょうもない、しかも何故か口調が普通に文句を言われてる様にしか聞こえん、あとそこのドヤ顔してる黒狸は黙れ。
「この場所に、住んでも大丈夫か?」
見晴らし良いし、一応住んでも良いか聞いたら。
「別に構わん、家を建てる気力が出るならな」
「何年掛かるかな」
まあ家を建てるのに、何年もはしないな………チートなアイテムが在るんで。
「なら、明日辺り資材を探してから、工事でもするかな」
「「マジか!?」」
何で驚く、そんなのんびり家は建てんよ私は。
「諏訪岡にも、拠点買わないとな…………諏訪岡湖周辺しか買えない物も在るし」
「じゃあ、私は酒な」
「じゃあ、私も酒な」
「………………」
図々しい妖怪だな、まあ考えとこう…………依頼は達成したが、その報酬でだったが良い場所を案内して貰ったし、検討だけしとこう…………団子か饅頭でも良いだろう、饅頭には酒蒸し饅頭も在るし。
「検討しとこう」
「「酒だからな!」」
検討はするとは言っただけだ、買って来るとは一言も言ってないぞ、まあ饅頭は買って来ると思うが拠点を買う場所次第だな、城下町以外で考えよう…………鰻屋が近いと、トムが毎日行きそうだよな。
そして夜更けに戻り、バナージ王子を運び客間でバナージ王子を寝かせ、次に智乃さんで最後は酔い潰れ過ぎて重いトムを運んだ、妖怪達はまだ酒を飲み変な躍りや腹踊り等をし、まだまだ夜明けまで飲むらしい。
流石に夜明けまでは参加しない、明日はバナージ王子を帰して智乃さんはまあ、お酒が抜けたら帰って貰う、私は一応部屋に鍵をし更にダミーにトムが私の部屋に寝かせ、私は隠し部屋でぐっすり寝た。
翌日トムが寝る私のベッドには、やはり智乃さんがトムと寝てた………まあ目の保養をさせて貰う、なかなかだな脱いだら凄いな尻尾の付け根はこうなのか、なかなか興味深いな…………此はなかなか、うむ此で此は……………もう少し観察を…………ほほうなかなかだな、暫く観察し目の保養をさせて貰った。
次はバナージ王子を叩き起こし、朝帰りして貰いややふらふらしてたが、バナージ王子は帰って行った、そして起きないトムと智乃さん…………何時まで寝る気だよ、仕方なく智乃さんを起こしに行ったが、「むにゃむにゃ…………桜子さん、私の玉子焼を食べないで下さい………」とか、寝言を言ってたが目尻に涙が流れてた、桜子さんや君は何をやらかしたのかね。
仕方なくもう少し堪能した、トムは腹をかきながら酒臭い口臭を出すし、智乃さんは色っぽい声が普段とのギャップ萌えする、尻尾艶々…………さてと、もう少し堪能して貰うか、智乃さんを抱っこし連れ込み堪能した………尻尾もふもふ。
智乃さんも酒臭いが、他人の事は言えないな…………トムが一番臭いが、私は色々堪能してからリビングに智乃さんを連れ、焼き魚や味噌汁をテーブルに置いたら、智乃さんではなく二日酔いのトムがふらふらした足取りで来た。
「おはよう、マサさん」
「おそようだよ、もうじき昼だよ」
「ふぇ?」
今の「ふぇ?」は智乃さんだ、因みに毛布を着させてるが毛布の下は、まあご想像にお任せだがトムは前の様に、二日酔いの頭痛で頭が痛いみたいだ。
「頭がまだガンガンするぅ~」
「私は、頭が少し痛いですが、何か身体がスッキリしてます……なんでだろ?」
私は背中に汗が流れるのと、顔に出ない様に明後日の方を見た、まあバレても智乃さんが逆に喜ぶ様な気がしなくもない、たまにもうアプローチされるし甘えるし、それを見てイラッとした顔をした桜子さんと紫乃さんが、智乃さんに対して怖い顔をしてドナドナして行くからね。
全員女性として魅力的だし、私には勿体ないから色々理性にブレーキをフル踏みしないと、ぶっ壊れそうなんだよね………まあ昨日は智乃さんの髪や尻尾とか、堪能させて貰ったが。
さてと、智乃さんを聖条京に送ったら、諏訪岡や昨日の不思議な桜が咲く場所の一画に、家でも建てるかな。
こうして私は、色々やることを先送りにして、大和神国での次なる拠点確保にやる気を出したのだった。
次回に続く。
高貴なL様∶何時に成ったら、宇宙船の話に行くのかしらね。
作者∶まだ先かな……たぶん。
大神のミコト(偽名)∶まだ先ですね、此は。
高貴なL様∶まあ、私には関係無いけどね。
ユズリナ∶私は関係者ですが。
作者∶まあ、そうだね…………直接的に。
高貴なL様∶次回は、何か起きそうね。
作者∶さてどうかな? では、また次回。
高貴なL様∶また読んでね、バイバイ。
大神のミコト(偽名)∶私の出番、どの話も少ない様な………しくしく。




