第58話 意外な出会い
私達は聖条京に着き、昼下がりを過ぎお茶屋が繁盛する時刻、私達はゴーレムタイプの制御されたレトロバスで、東廻りの路線で冒険者ギルド等複合施設が在る施設の、現代の様な明治の様な不思議な建築の市庁舎ぽい建物の、大和神国本部の聖条京商業ギルドの入口に入れば中は、大理石の様な綺麗な床や一部の柱に、味わい深い雰囲気のある木の装飾の、柱にカバーの様にされた調度品。
ギルドのカウンターは、窓口別に冒険者対応や業者対応に冒険者ギルド共同の、魔物素材や魔石の取引や買い取り窓口は、其なりの冒険者が冒険者ギルド側から列を成して並ぶ、何人かは魔物の返り血で汚れた姿で居る。 私は先に冒険者窓口に行き、冒険者カードを提示しギルドマスターに会えるか聞いたら、直ぐに対応して貰い………何故か何回かカードを、本物か確認してたのは見なかった事にした。
「では、御案内しますが貴方だけですね」
「はい、仲間には冒険者ギルドの方に行って貰います」
「そうですか…………」
何か言いたげな、京都美人風の目が眠そうな受付嬢に付いて行った、因みにトム達には明石で捌くには難しい魔物素材や魔石を、自分達の取り分位自分達で精算させて来る、因みに桜子さんと紫乃さんの欲しい物は、収入が在るから後払いで払って貰ってるが、私の膝に座ったりしたら次はないと脅した、若い女の子に毎回座られたら理性が持たんよ、私は男だから流石に甘えた声とか、色っぽい仕草で誘う様な仕草とかされるとな。
奥のギルドマスターの部屋に通され、ノックし入れば美しいピンク髪のエルフ? のギルドマスターが居た、実際はギルドマスターではなくその上の役職がいた、因みにギルマスは所用で居ないらしい、元々商業組合が大和神国前から在り、商業ギルドと合併する時にギルマスと統括の二つの役職を設けたらしい、元々ある統括の下に商業ギルドの責任者のギルマスが居るらしい、何かめんどくさそうに受付嬢が言ってた、色々この受付嬢は大丈夫かと言いたくなる、見た目とは裏腹に人目が少ないと態度が違うんだが。
「此処がそうです、では私は此で」
「ありがとう御座います」
礼を言ってる最中に、サッサと去って行った………酷くない、私はノックをしてから一言声を掛ける。
「失礼します」
「どうぞ、お入りに成って」
私は扉を開き、部屋に入りその人物の佇まいに息を飲む。
「受付嬢の吉野が、少し失礼をした様で………申し訳在りませんね」
確かにそうだが、此処は大人の対応をして無かった事にしとこう、さっきまでのあの受付嬢の振る舞いを、やや顔が強張るが。
「いいえ、仕事なら仕方無いのでは」
穏やかそうな大人びた様な雰囲気に、ピンク色の髪はさらっとした髪は腰より長く、やや眠そうな黄金の瞳は何者も見透かす様な目をし、物腰柔らかく平均的な日本人女性より少し背が高いかな、まあ紫乃さんに近い身長かな。 そのエルフ? の様な、偉いさんは申し訳なさそうに言う、やはり強張った顔に成るとバレたかな。
「他にも何かしたのかしらね……」
「…………」
私は敢えて言わない。
「……仕方無いわね、あの娘は……貴方を本当に噂通りかあの娘は疑っただけですわ。 歴代最高の冒険者の下沢さん」
一呼吸置き、偉いさんは穏やかに言う。
「自己紹介がまだでしたね、私は大和神国本部・商業ギルド統括の水瀬由梨花ですわ」
「此はご丁寧に、私は遠き惑星の地球から来た下沢雅史と申します、訳あり他惑星にダンジョンワープの、失敗で来た者です」
まあハッタリだが、地球は確かにこの異界にも数万光年離れた場所に、同じかは分からないが在るからな、一応色々調べてこの星の人間ではないと知られる可能性を考慮し、はったりを利かせる。 一応他惑星に行けるダンジョンが、北極大陸に在るが行く気はない、何故なら極寒の装備無しに行きたくないし、宇宙船を作って惑星を出た方が早いし、|白鯨迷宮禁書図書館《ホワイトホエール・ダンジョンインデックスライブラリー》の技術を使えば不可能ではないし。
「…………本当ですか?」
「はい、この惑星にも他惑星に行く試練ダンジョンが、北極か南極か古い遺跡に在ると思いますよ、私の居た惑星の地球は他の地球惑星に行くのと、数万光年離れたランダム惑星に、ワープ選択出来ましたから」
はったりに信じられないネタと、|白鯨迷宮禁書図書館《ホワイトホエール・ダンジョンインデックスライブラリー》の歴史図書館に有った、遥か昔に来た惑星ゲートワープした人間が、数万光年離れた地球出身の初めてのアクアアースに来た地球人だ、まあその歴史書は異なる時間軸の歴史らしいが、私の居る時間軸の歴史はまた違う惑星の冒険者だが、他にも何人か団体で来た時間軸や来たがつまらなくて、再び挑んだが死んだ冒険者の歴史等、|白鯨迷宮禁書図書館《ホワイトホエール・ダンジョンインデックスライブラリー》の歴史図書館には封印された他時間軸の、アクアアースの歴史には私の名前に似た、ハーレム過ぎる歴史も在ったが、何故か三冊だけ本が魔法で封印されてた。
同じ名前の日記に近い、『始まりの書』と書かれた歴史書は私を拒む様に、本が読めなかった。
※其は全ての雅史の始まりの時間軸の物語であり、現在の雅史より分厚くそして夢でもう一人の自分と、色々交錯してたりする。
「他の惑星に行けるダンジョン、本当に在ったなんて…………」
少し考えながら、あの見た目詐欺ギルマスの同じ名字の水瀬商業ギルド統括は言う。
「それなら納得は余り出来ませんが、異世界人でないと言う報告が納得いきます、それに仲間の猫妖精さんの態度にも」
苦笑いしながら水瀬統括さんは言う、やや顔を事実を認めたくない表情を出さしながら、まあハッタリだから問題ない。 私は一応疑問を、水瀬統括さんに聞いてみる事にした。
「すみませんが」
「なんでしょうか?」
何か身構えたが、私は一目惚れして告る若いボーイとは違うけどな、まあ聞きたいことは聞いときたい。
「水瀬統括さんは、諏訪岡に親戚や家族居ませんか?」
「……………アレの事ですね」
どうやら当たりらしく、いきなり不機嫌に成ったが………似て無いが名字がね、後はエルフぽいし何か共通がありそうだから。
「アレは………あまり言いたく無いですが、あのアルコール中毒は私の元旦那です………離婚したい」
「はい?」
イヤイヤ名字同じだが、元夫婦てどんなんだい?
「一応まだ戸籍上は夫婦ですよ、あの自由人過ぎる放浪癖の駄目夫は」
「…………それは大変ですね、全く結婚してる雰囲気が無かったので」
申し訳なさがやや罪悪感に成って、胸に広がるがまさか既婚者だったとは、色々話を聞くとやはりやる気の無さは元々らしいが、由梨花さんは冒険者をしてた頃の旦那が好きだったらしい、何時もはだらしなかったり無気力だがいざて時は格好良かったらしい、まあ見た目詐欺と何回か悔やんだらしいが。
「やっぱり見た、アレは目詐欺ですよね」
「夫でしたが、貴方も思いましたか………見た目本当詐欺ですよね」
何故か意気投合した、私は魔物素材や魔石の買い取り等の御礼に、筑紫のお土産や明石鯛の刺身を差し入れしたら、刺身に食い付き秘書を呼び刺身を速攻二人でわさび醤油で食べてた、意外にこの人………エルフ? は刺身好きらしい。
「御馳走様でした」
「お口にあった様で、何よりです」
そして統括の水瀬さんに、ある程度は此方に珍しい素材を買って貰えるらしい、しかも匿名希望や面倒な連中からの問い合わせ拒否や、今までの話は秘匿にするらしい、まあ水瀬統括さんと信用出来るギルマスと秘書だけの、秘匿事項にするらしい勿論、外部に漏れない様にするらしいが、ド・スケベで有名な冒険者ギルドの本部に居る、ギルド長は信用出来る転生者らしいから挨拶はした方が言いと、紹介状を書いて貰ったし色々便宜を図ってくれる人物らしい、女誑し以外はまともらしい。
※紹介状が後に、意味を持たない紙切れに成ります、とある事によりと雅史が忘れてた為。
「貴方も何か、その気がありますよね」
「何と不名誉な、私はイケメンではないですよ」
「イケメンが全て、モテる訳でも女誑しに成れる訳でもないですよ」
まあね、世の中私に好意を向けたり、抱かれても喜ぶ人も数少ないが居るのは確かだ、因みにまだ大和神国の中でも私達の冒険者ランクの話は、一部の私に関わった冒険者ギルドのギルマスや、聖条京の商業ギルドの水瀬統括とギルマス以外は知らないらしい。
「それは疑いますよね、冒険者カードの水晶に出る記載に」
「すみません、一応口止めさせてますし、冒険者カードだけならAランクのままなんですがね、まあAランクも目を疑うカードですが」
呆れながら言われたが、そもそも水瀬ギルマスや三上ギルマスが原因だ、特に三上ギルマスが余計な冒険者カードの、大幅飛び級更新をしたのが原因だ、Bランク冒険者でも私は良かったのだが、永久にBランク冒険者でも構わないが。
「一応ですが、呪われた地で倒したガーゴイル魔物の魔石です」
「…………貴方達でしたか、一応倒した報告を何処かにして欲しかったですわ」
何か苛立ちと怒りを含んだ、何やらプレッシャーを水瀬統括から放たれるが、私にそんな報告義務は発生しない、何故なら面倒や何かしらの国のトップとの挨拶は嫌だからだ、そう粗相をしたり無礼打ちされる様な事態は避けたい、自分で素材を売り込みに行くのは良いが、勲章や貴族に持ち上げられる褒賞等の、沢山の人が居る場所に悪目立ちや人目が多く注目されると、緊張で死にそうだから嫌なんだ。
「人目が多い場所とか、死ぬ程苦手なんで…………」
「変わった人ですね、冒険者は大抵目立ちたがり屋が多いし、自信過剰な者も少なからず居ますのに」
若い連中と一緒にしないで欲しい、私は目立つより呑気に生きたいだけだ、日影で若い連中をどっこいしょしといて、私は目立たず厄介な目立つ役を若者に差し上げたい人間だ、私は勇者や英雄に成りたい願望は無い。
「英雄に成りたい願望がないとは、普通逆の気がしますが」
「私はそんな、心臓に毛が生えた様な欲はないです、お金は必要ですが名誉は要らない出世欲何て、身を滅ぼしたり自由がなくなりますから」
「…………まあ、分からなくはないですが」
私は御礼に、土蜘蛛の魔物の身を渡したら、手に取り凄く喜ばれ秘書がサッサと運び、料亭に今日の夕食として手配したらしい、因みに普通は帝や関白に献上するのだが、ギルドに売られた訳ではないので贈答品として食べるらしい。
「ご馳走に成りますね」
「はい、口止め料にして貰いますね」
私はガーゴイルの闇のエーテル魔石を渡し、それは口止め料の上乗せとして大和神国の商業ギルドに、寄付的な品として渡した………呪われた地の口止め料に。
「…………普通のエーテル魔石ではないですね、少し調べさせます。もしかしたらあの酒呑童子は私達の知らない世界の、もしかしたらそんな存在かも知れません、それと貴方の事もですが」
真剣な目で見られながら言われたが、それでも私は異世界人とは言うつもりは無い、ハッタリを言った以上変える気は無い。
「それでは本題ですが」
「何でしょうか?」
水瀬統括に私は本題の、話をしたがそれは魔法によるテレポートにより移動出来る、拠点を諏訪岡地域と聖条京で買いたいと言ったら、聖条京は今ある古い空家の民家か宇治に在る一軒家が建てられるが、聖条京にアクセスがやや難しい場所に在るらしい、私は商業ギルドの空いてる部屋を水瀬統括に許可を得て、一つテレポート場所に借りそして宇治の空いてる場所と、その地図を貰い他に桜子さん達が安心して借りれる借家と、一応カモフラージュの空家を一つ安く買った、土地の方は魔石で無料に成ったが土地の中なら、何でも使って良いと言われたのでお言葉に甘える。
「大工さんなら、私の伝が在りますよ」
「いいえ、生産系スキルがありますので」
嘘である、だが水瀬は「そうなんですね」と軽く頷いた、だが水瀬は内心もう驚くのも疲れたし何でもありと、色々投げて受け入れたのだった。
「今回は御会いする時間を頂き、ありがとう御座いました」
「いいえ、私にも良い取引でした……土蜘蛛の身、美味しく頂かせて貰いますわ」
「はい」
私は柔らかな手の、水瀬統括と握手を交わして部屋を後にした、良くプレートを見たらギルドマスターの違う場所に、『統括来客室』と書かれてた………水瀬統括の書斎は他に在るらしい、秘書に案内され統括の書斎の隣部屋とその鍵を渡された。
「悪い事に使わない様に、信頼は一瞬で消えますよ」
「分かっております、忠告は肝に銘じておきます」
「宜しい」
明るい茶髪で、ミディアムヘアの癖毛でアホ毛がくるくる動く美人秘書、何故か胸を張り私より背が低いがつま先立ちで、何故かどや顔をしながら「えっへん」と言いそうな雰囲気を出す、何か眼鏡をしてる割にお可愛い子的なお嬢さんだ、まあ二十歳前後ぽいが優秀な人ではある、まあ何か油断するとマスコット的なキャラに変わりそうな人だ、因みに眼鏡をしても可愛い女性は珍しい部類だ。
「それでは私は、予約した料亭に食材を取りに来て貰う手続がありますので」
「はい、それでは」
私はさっさと入り、テレポートを設置し部屋に鍵をし、桜子さん達に合流し桜子さん達女性陣の拠点に案内した、何か文句を言われたが沢山の女性冒険者がお隣の、女性冒険者専用区画で帝の屈強の戦士が護る区画、まあ智乃さんはビビり散らかしてたが、慣れたら普通に歩いてたな…………そんなに怖かったかな、守衛の武士や女官の方々。
私とトムはカモフラージュの家に行き、一応表札やアースドールで人が居る様な風にし、アースドールに家の維持と管理を任せ一応客人が来たら、悪意がない限り接待を任せた、武器を構えたら制圧を任せた、勿論対人専用ショック棒や捕獲ネットシステム権限等、一応カモフラージュでも対人防衛機能は家を少しリホームさせて貰った。
次は宇治の方の土地に行き、草が茂り過ぎた誰も手入れする様な場所ではない場所を、夕暮れが過ぎ暗く成った場所でリープ・エアースラッシャーを使い草刈りをし、更にネットワークショッピングで軽くテント以外を買い、火事に成らない様に草を避けてからトムとキャンプ飯にする。
「キャンプ焼肉だな」
「久々ですね、外で肉を焼くの」
私達は酒を飲みながら、テーブルにガスコンロに焼肉のプレートを置き、オオイノシシやオーク肉を焼いて行く。
「玉葱も焼くか」
「僕は、此方で川魚焼きます」
それは焚き火で、串焼きにした方が良いのでは?
「焚き火で、串焼きにした方が良くない?」
「そうですね、じっくり焼けますし」
焚き火をし竹串に魚を刺し、塩を少々身にまぶし焼く…………たまにひっくり返しながら、肉を食いそして芳ばしい香りに成った川魚を手に取り、豪快にトムは食べ猫舌にダメージを受ける、全く色々詰めが甘いなトム。
こうしてこの日は、雨が降らなかったし寒くも無かったので、木にハンモックをくくりつけ布団を敷いて、ハンモックをベットにしてトムと寝た、数時間後に寝相により地面に落ちる痛い思いをした。
次回に続く。
作者∶聖条京一日目終了です。
高貴なL様∶ゴールデンウィークは、あと数日ね…………最終日は無いわね、毎度の事だけど。
作者∶金曜日が在るから、中一日はキツいんだよ。
高貴なL様∶まあね。
作者∶ではまた明日。
高貴なL様∶また明日バイバイ。




