表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元オッサン、猫と仲間とのんびり異世界生活 ⭐️闇を穿つ異世界珍道中⭐️  作者: 猫を愛でる会
第三章 闇蠢く五魔侯揃わず。
52/56

第50話 酒呑童子との闘い  前編

 翌日宿を出て、何か安堵の顔をする宿屋の人々を見ながら、隣では夜に夜這いに来た桜子さんを布団に簀巻きにし、背後から生殺しの様に抱き枕として使わせて貰った、まあこの処置は自分の理性を保つ為だが、桜子さんが何か文句を言ってたが私はぐっすり寝れた、桜子さん結構いい匂いがして何故かゆったり寝れた、まあ普通は逆だと思うのだが………そんな事をすると、私が桜子さんに本気に成ったらどうする気なんだろうな、もう色々溜まって爆発しそうなのを理性で抑えてるのにな、私だって男だ聖人君子ではないからそれはもう、半身欲望ファイアー寸前ですよ本音はね。


 まあ暫くは、今の距離を三人との時間を大切にしたい、美少女から何が要因かは分からないが好意を向けられるのは悪くないが、今は気の迷いかも知れないからまだ少し様子見する、まだ三人に手を出す気はない…………桜子さんと紫乃さんは出して欲しそうだが、そして朝に桜子さんを解放し何故か私の部屋で宿の朝食を食べてるし、私は別に要らないので朝食は全部桜子さんに差し出した、昨日宿に入り見たより宿の仲居さん達がやつれてた為だ、因みに桜子さんはそれでもおかわりをしてたが、私は普通に他の朝食を済ませてる……この後ね事、考えて食べてるよね? 


 少し出るのが遅れたが何とか、同じ町の違う旅籠で泊まってたトム達と合流し、町から出て少し離れた場所で、昨日は見えなかった森の辺りに広がり始める、黒くも不気味な雷鳴を帯びた雲を見ながら、再び桜子さんと魔法を使うとまた呻き声がした、何か微妙に無数の人間の叫び声も聞こえた気がしなくもないが、そして呪われた地に向かうと昨日は居なかったが、前列の人山は気絶してるのか倒れた人の山、呪われた地の範囲が昨日より広がりそして、近くの本陣らしき場所も慌ただしく、参戦参謀か指揮官が倒れたとか聞こえた、まあ日頃の行いだよね………悪しき者にカウントされる位だから。


 そして黒い塵が風に流れそして、さっきまで戦ってた森の前戦場の地面には、刀や剣や魔剣や盾や防具が散乱している、森から沸き出る死者のアンデッドがふらふらと、ゾンビやスケルトンの姿で現れるがその手にしてるのは、人各々違う武器だし落ちてる武器や防具はたぶん遺品だろう、たぶんだけどね。 軍勢から離れた場所には、加勢してた? だろう倒れた赤や青に緑の和服姿の、人間に近い鬼達が疲労困憊で座って居る、瘴気毒によりダメージを受けた連中かも知れない、森の一部が葉を枯らし木が弱り枯れて行く、そして嫌な霧の様な物が人間の様な鬼に纏わり付く、因みに彼等は小鬼て種族だが普通に鬼の角を生やした、普通の日本人にしか見えない………約一名異様に身長の高い、イケメンが居るがそれは人間の姿の鬼て感じだね。


「マサさん、アレヤバくないですか?」


 トムが爪で示した先には、瀕死の悪魔の身体に紫色をしたガーゴイルと衰弱姿の鎧武者の鬼が戦闘をしていた、まあ鬼が劣勢だが紅色の和服と外套を着た、大将らしき背の高い人物を守りながら、防戦してるみたいだが昨日は居なかったガーゴイルの魔物だ、私と桜子さんの攻撃で出てきた来たとは思いたくないな、さてそれよりもだ助太刀しないとな。


「行くぞトム、敵は紫の翼のガーゴイルだ、桜子さんと智乃さんは魔法で防御しつつ、小鬼の人達を救助を紫乃さんは弱ってる小鬼の人を癒して、多分人間の方は戦闘での………」


 言ってる最中に、トムが言う。


「あの無駄に爪を伸ばして、戦ってるのですね」

「耳の形とか、気持ち悪い形ですね師匠」


 私は忘れてた、カシム王子の存在を無視して、そして桜子さんがカシム王子に言う。


「ガーゴイルだよ、馬鹿王子」


 桜子さんや、カシム王子に辛辣すぎないか?


「実物は初めて見ます」


 だろうね、私も初めて見るよ紫乃さん。


「何か怖いけど、前の竜の騎士よりマシですね」


 ガーゴイルと、竜騎士と比べちゃあいけないよ、智乃さんや。


「人よかたじけない、我々は小鬼の里の者だが昨日弱った声がしたから、攻勢に出たがこの有り様だ、誰かは分からぬが助太刀感謝する」


 見た目小鬼に見えないのだが、イケメン系の人間に鬼の角が額から生えた男性は、仲間を背負い撤退の指示を仲間に出してた。


「小鬼? まあ良いや、皆行くぞ!」

「任せて!」

「頑張ります」

「師………」

「回復は私に任せて下さい」


 そしてトムはカシム王子を連れ、別方向からアタックを掛ける。


「雑魚退治で、前哨戦開始」

「トム師匠、俺には強そうに見えますがトム師匠には、アレが雑魚なのですか?」


 私とトムに、最近瞬足を覚えたカシム王子が瞬足を使い、カシム王子には白銀の剣を渡してる一応予備に、神鉄の曲刀を貸してるがくれてはないから後で返して貰う、悪魔属の魔物だからかガーゴイルを倒すと塵と化し灰に成るが、エーテル闇魔石と角がドロップする、がたまに爪やダークダイヤを落とす、何故ガーゴイルからダイヤモンド?


「凄いですよマサ師匠の剣、容易たやすく敵を切れます」


  何かカシム王子のテンションが異常なんだが、まあ少しは虫の巣窟の特訓でステータスが育ったんだろう、まあ王子には酒呑童子の相手は無理だから土地までだね。


「瀕死の雑魚ごときで、まだまだだね」


 トムが自在剣を操りながら、カシム王子を評価する。


「さて私も、光魔法で殲滅するか」


 手の平前に光の球体を出現させ、前方方向に光魔法のレーザーをオリジナル魔法として、違う形に変えイメージをリアルロボットのビーム兵器の、拡散ビームをイメージして光魔法のエネルギーを凝縮縮退し、丸いエネルギーの塊にし前方に無差別に広範囲を目的にエネルギーを解き放つ。


「拡散レーザー、発射!」


 複数の光の光線を、球体から溜めた魔力エネルギーを一気に放つ、そして少しするとガーゴイルを駆逐した光の一部が、森の木を貫きながら森の中心に到達した拡散レーザーが、。


  「グォォォー!!」


  どうやら放つたレーザーが、酒呑童子だかに流れレーザーが当たったらしい、ガーゴイルが前方には居なく成った、カシム王子には此処で別れまだ居るガーゴイルや、黒い肉体をした筋肉質のムッキムキのボディービルオーガらしきのを、カシム王子に雑魚の討伐を任せて、私とトムは叫び声の方に向け走り向かう。




  そして…………


  酒呑童子は怒り心頭だった、デモンロードの配下は使えずこの国を滅ぼし、勢力を拡大し他の四魔候を出し抜く予定が、未だにこの異次元の異世界の人間に邪魔される。

  しかもだ返り討ちにした、何かイキり立ったドヤ顔した人間の男の勇者や英雄や、冒険者の負の魂で精製したアビス瘴気が、一瞬で浄化されしかもダメージを受けるとはと、昨日は不意討ちを食らいアストラル世界に逃げダメージを回復させ、()の《・》()()から貰ったアビス酒でダメージを回復して、再び翌日また不意討ちを食らい回復をしてれば、光の光線が飛んで来て体に穴が複数空きダメージを受け、怒りで我を忘れかけて居た。


「何者かは知らんが、許さん許さんぞぉぉぉー!!

 生きてる事を、俺様にダメージを与えた事を後悔させてやる」


 デカイ巨体で地団駄を踏む酒呑童子、並行時間軸の酒呑童子と変わらないが、本来の酒呑童子に近い姿であり、本来の姿には遠い姿でもある。




  雅史とトムは、カシムや桜子や智乃が合流する前に、三人には倒すのが難しいし強敵を倒した修羅場を経験した、トム以外では難しいのでトムと酒呑童子を倒そうと走り行く。



「トム、朝から陶器の酒樽を片手にグビグビと酒を飲んでるボスが居るぞ、まったく人を馬鹿にしてるな」

「まったくですね、さっさと倒して僕らはゆっくり昼からにしましょう」


 私は思わず、トムにツッコミをしてしまった。


「なんでやねん」


  禍々しい感じの般若みたいな面に、頭にデカイ一角に三つ目の化け物が、片手で酒と書かれた酒樽の液体を飲んで居るみたいだ………何か、口の端しに黒い液体が見えるが、酒ではなくタールではないよね?



 自在剣を、トムと二人で鞘から抜きを出しいざBOSS戦へ、目線を合わせ同時にトムとスキルを発動させる。


  「行くぞ神速!」

  「神速発動ですね」


  森の中心に近付くに連れ、枯れた木が目立つそして枯れた森を抜け彼方あちらも気付いてたらしく、戦いの火蓋はあっさりと開かれた。


  「宣戦布告に、受けとれっ!」



  神速を飛ばし、酒呑童子の移動や蹴り攻撃封鎖に足を皮一枚程度切り裂くが、切り口から気持ち悪く黒い血を吹き出したが、酒呑童子の足は超再生で足が切り傷程度の様にあっさり塞がる。



「グォォォー!! 人間ごときがぁぁぁー!!」


 足には黒い血? の痕以外無いが、拳を振り上げ攻撃して来た、風圧以外的外れな攻撃でトムも片足を更に継続して攻撃するが、まったくダメージが薄い様だ。


「太ってるクセに生意気な、このあのお方に仕える五魔侯である俺様、死の魔鬼軍団の酒呑童子、人間ごときに遅れは取らぬ」


 無駄にカッコ良くポーズを取る、まあ見た目に似合わないから『無駄』にしかポーズは決まらない。


「鬱陶しいな、酒腹の分際で人を太ってるとか言うな、あと侯とか言うが気品が無いぞ、貴族ぽくないし!」


 私は怒りに任せ、酒呑童子に反論すると何故かトムではなく、私に攻撃をしてくる。


「貴様は何故か先に倒す必要が有りそうだが、ちょこまか逃げるな太った人間、気品とか知らぬわっ!」


 ピキッ


 体型で人を遅いと思ってるらしく、私はやや頭に血が登るのを抑えてつつ、酒呑童子に事実を言ってやる。


「お前の素手の攻撃では、当たりはせんよ酒腹野郎」

「小賢しい人間ごとき、他の勇者や冒険者と同じく返り討ちにしてやるわ」


 不可視の空間から、黒い空間らしき物が現れそこから鉄塔みたいな大きさの野太刀? ………(なた)? を、片手一本以外全ての手に装備するだけ取り出す。


「これで終わりだ」


 勝ち誇った顔で、野太刀? を右手の翳し一本の一振を地面に叩き付け大地を割り、そのエネルギーが大地の割れ目から斬撃や風圧が襲い掛かるが、魔力で足場を作り出し方向転換し回避する。


「隙ありの一撃!」


  トムががら空きの脇腹に、自在剣の刀身を伸ばし一撃喰らわす。


「グォォォー!! まだ居たのか雑魚がぁー」

「さっきから居たよ、マサさんに攻撃を集中させ過ぎだね」

 

  トムは野太刀? を神速を使いアクロバティックに回避しながら、更に攻撃をするが酒呑童子が酒を飲むと、再び全ての傷やダメージが回復してるみたいだ、だが黒い酒を飲まないと回復はしないみたいだ。


  「回復なぞ無意味にしてやる《華撃一閃(かげきいっせん)》」


  ❪華撃一閃とは❫


 片手剣や刀技の一つ、闘気で花が散るが如く相手を一閃で切り裂く剣技、血が花びらの様に鮮やかに散る様に見えたり、闘気が花びらの様に散る様に演出される。


「グォォォ!! なんだその技は,傷が塞がらない」

『どうやら再生阻害も有るみたいだな、神鉄の自在剣は他の鉄を融合させた合金にしてるが、オリハルコンとかより敵を斬る抵抗感が少ないからね。』


 実際は雅史個人のオーラである、闘気による再生阻害が発動したに過ぎない、因みに純度が高い神鉄製の自在剣ならもっと切れ味と、再生能力を凌駕する破壊力を発揮するがそれを生かすのは、此の雅史には難しいのだったが異形の魔族の下位なら一瞬で、滅ぼせる力は普通には在る。


  「猫精霊剣技《暗剣殺(あんけんさつ)》」


 ※そんな技は有りません。


 トムが酒呑童子の影から出て、背中に一太刀の一撃を与える。


  「グォォォ!! 不意打ちに背かなとは卑怯な!!」

  「モンスター如きに、卑怯とか言われたく無いね」

  「俺様はモンスターでは無いわー!! 仕方ないアビスの力を解放ってやるわぁー!!」


  酒呑童子の周りに現れた、黒い魔法石が六芒星を形成し六芒星から出た黒い霧を、酒呑童子が吸い変貌して行く。


『何かヤバそうだな,防御力を上げるか。』

「防御力を上げるぞ、ライトガードソード」


 雅史は瞬時に嫌な予感と共に、自分とトムに自動防御のライトガードソードを展開し、更に金剛盾も発動する。


「あと❮金剛の盾❯2×六枚」


 三枚に合体したT字にした盾を、に両サイドに展開する。


「そんな盾如きで俺様の攻撃が防げる物か!」


 酒呑童子は見た目が変わり、皮膚が青紫に成り角が黒く禍々しく成り、和服みたいな服装は紫色に変わって居た、心臓付近の胸には巨大化した謎の宝石と、腕が二つ増えもうさっきまでの酒呑童子の面影は無い。


「腕と武器が増えたからて、強いとは限らないだよね」


 私は嫌なプレッシャーと、嫌に背中に流れる冷や汗を感じながらお約束を言うと、不敵に笑いながら酒呑童子だった者が言う。


「この俺様をこの姿にしたのは、全ての次元で貴様が初めてだが、もう終わりにしてやるわ」


 私は桜子や紫乃を残して死なないよ、それにさっさと酒呑童子倒してさつまいもとか名物を買い物したいからね、あと白ニャンコの桜の名所は見たいからね。


「残念ながら、私は死ぬ予定は無いんだよ」

「ほざけぇ~!!」


 新しく装備された、左腕下の鉄棍棒で攻撃してきたが、ライトガードソードが受け流し弾くと同時に、右腕の野太刀が襲い掛かるもライトガード・ソードが受け流し弾く。


小癪(こしゃく)な、鬱陶し光の棒だ!」

「棒ではない、魔法剣だ酒腹!」


 トムが酒呑童子の背後から、隙を突き一撃を食らわす。


「このデカイ猫、許さんぞ!」

「僕は猫妖精だ、デカ物!」

「知るかボケェー!!」


 酒呑童子が地面に棍棒を叩き付け、大地を揺らし雅史とトムに大地震撃を放つ。


 【大地震撃とは】


 地震撃より、広範囲に威力ある攻撃である、地割れや断層異常を誘発・発生させる技であり、自然の力を借りずに攻撃として扱われる片手斧や棍棒技である。


「あらっと!」


  流石に足元は防御出来ないので、たぶん他で戦ってるカシム王子や桜子さん達にも影響が在るかも知れない、まあ地震とか足元の攻撃対策してるから、私にトムや桜子さん達にはダメージは無いと思うが、カシム王子にはそんな防具は渡してないけどね。 大地はひびや地割れで酒呑童子の周りは、マトモな地形ではないから魔力の足場を早めに展開し、一部以外マトモな大地では無くなった、()()()()()()地割れや地面が隆起したりしてる。


  「トムどうやら棍棒を封じないと、マトモに戦闘出来ないな」

  「? マサさん、普通に今の状況でも出来そうな気がしますけど」


 私とトムは魔力足場を使い、話ながら単調な攻撃を避けながら話をする。


  「話しながら、チョロチョロ逃げるな!」


  確かに地形変えるレベルの魔法だったら、たぶん倒せるだろうがだがさっき居た避難してる鬼達が、たぶん巻き添えに成りそうだから例のコンビネーション技を、トムと試す事にした。 一応トムと気力と魔力を、自作アイテムを飲み全開に回復とリフレッシュさせる。


「回復全開だな」

「更にやる気が沸き上がりますよ」


 トムは素早く回復と共に、酒呑童子の片手の棍棒を腕の腱ごと切り落とし、次の魔力足場に移動す。


「畜生猫メェ!!」

「誰が畜生だぁ!!」


 トムが怒りに酒呑童子に向かって吠える、だが酒呑童子の攻撃は金剛盾やライトガードソードに攻撃が阻まれ、苛々を募らせる酒呑童子は更に苛つきを増してゆく。 更にトムと同時に左右から攻撃し、さっきより肉体は硬いが硬いだけに過ぎない、あと何故か自在剣の切れ味は増してる様に感じる。


「グォォォ!! またまたやりやがったな、クソガァー!!」

「口の悪いヤツだな」


 更にトムと縦横無尽に動き、酒呑童子の攻撃を回避しながら反撃しダメージを与える。


「クソクソクソガァー!!」

「大振り過ぎてまったく当たらんよ、さっきからね」


 実際雅史は攻撃が鬱陶しくて、避けるにも酒呑童子のさっきよりスピードが上がった攻撃に、やや鬱陶しさを感じていた。


 大振りに野太刀や棍棒を振り回してるが、素早く動く相手に大振りして当たる程甘く無いが、それに今は左腕下が無いからバランス悪そうだ。


「人間如きに、使うとは恥じだが食らえ!」


 黒い炎の玉を放とうとしていたので、トムが背後から背中に攻撃し攻撃を阻止した。。


「また猫畜生カァ!」

「僕は畜生ではない」


 黒いタールの様な血が飛び散る、トムは返り血を浴びずに移動してそして、心臓付近を狙って自在剣の刀身を伸ばし貫いたが、まったく倒せた気配がしない?


「グォォォ!! またまたか許さんぞ雑魚太り人間」

「誰が雑魚だ!! それにしても丈夫過ぎるな、どうやったら倒せるやら………」


 埒が明かないので、次はまた違うアプローチをする、酒呑童子から離れた場所に魔力足場を作り、次のオリジナル魔法を展開する。


「酒腹には知らないと思うが……」

「また何をする気だ!」


 トムが攻撃をしてるが、私が違う場所に居るのが気になるらしく此方を睨みながら、トムにも対処しながら失った手を霧を吸い回復させながら、再びトムが腕を落としたり足の腱を魔力足場を使い斬るが、決定打にはまったくなら無いが再生能力は腕を切り落とした方が弱い様だが、他にもダメージを与えれる方法が無くはない。


「………空間にはね、それなりの攻撃手段があるのさ」


 私は酒呑童子の全包囲に、ワームホールを展開し拡散レーザーの要領を踏まえ、魔力で作った空間のワームホールを、マルチロックオンを併用し無数のワームホール入口と、その入口数のワームホール出口を酒呑童子を全方位から、攻撃出来る様にロックオンを完了した。


「トム!」

「アイサー!」


 トムに声を掛け、退避時間内に光魔法のレーザーのエネルギーを圧縮縮退し、さっきよりも更に濃密に魔力リミッターを解除し、光が眩しく凝縮と共に解き放つ。


「やらせん!」

「遅い! 此ならどうだ!」


 私は魔力のワームホールに、光の玉と成ったレーザーの魔力エネルギーを、無数の拡散ビームの様に放ちワームホールに送る、そして一瞬にワームホール出口から予測不能に飛び出す光の奔流、酒呑童子の身体を貫き役割を終え空中で霧散する魔力の閃光、だがそれでも酒呑童子は倒れないし貫いた肉体が、黒い霧が直接酒呑童子の肉体に吸い込まれる、だがそれでも尚も光の閃光は黒き霧を切り裂き、酒呑童子を貫く。


「人間ごときに、倒されてたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 閃光に貫かれても、尚も吠える酒呑童子だがそれでも腕や肩や足を光線が貫くも、胸の魔石らしき物や周りの魔石の六芒星には弾かれる、何か破壊されたくは無いみたいだが、胸のは破壊してもたぶん復活しそうな気がする。


「チクショー、あの野郎をブッ殺してやる、あの雑魚太ったヤツ何処だ、何処に居やがる」


 黒い霧と酒と流血? で、フラフラして錯乱してきてるみたいだが、何か質が悪いが暴れ方し始めた、撃ち尽くし土煙上がる中酒呑童子が残った左右の腕で、雑に攻撃をする。


「そこか!」

「的外れな攻撃だが、逃げ回れば当たりはしない」


  野太刀を二刀流で、でたらめに振り回す酒呑童子、土埃が虚しく纏わり付くだけに過ぎない、まあ逆に視界を自分で更に悪化させてるに過ぎない。


「見付けたぞそこか!!」


 土煙の一瞬の間に、私を見付けたらしいが。


「当たりはせんよ!」


 軽く神速を使い回避した、酒呑童子は回復が甘い腕と未回復左腕を使い、野太刀と骨の攻撃をしてきたが、遠心力に悲鳴を上げた野太刀はバランスを崩し、明後日の方向に回復が甘かった左手の野太刀が、スッポと手から抜け飛んで行く…………思わず私は、本音を言ってしまう。


「間抜けだな、候とか自称してた割に」

「クソガァー、俺様の流儀では………」


 どんな流儀だよ。


「野太刀振り回してるだけのヤツが、流儀あるのか?」

「俺様の台詞の腰を折るな!!」


 ガチキレした酒呑童子、残った手に黒い炎の剣が出現するが………。


  「諸刃の剣(もろはのつるぎ)かよ」


 黒い炎の剣が出現と共に、何かフラフラし始めるが六芒星から黒い霧をまた吸い、黒い血? は止まっていて遅れてた再生や傷口が、グロく骨や神経を見せながら回復し始めた。


『アレも破壊しないと面倒だが、さっき破壊出来なかったし何か手段を考えないと、無限に向こうは回復だが此方は体力や疲労でじり貧になる。』


「今度こそ貴様を葬ってやる!」

「ご遠慮するね、あんたが葬られてくれ」

「僕の存在も忘れてないかな」


 トムが見えない斬撃を、酒呑童子の胸の宝石に放つも弾かれたが、右腕下1本が切れ落ちて同時に足に刺さる、腕は落ちてる時にまた六芒星に吸い込まれて行き、まさかあの六芒星が回収した腕や黒い液体を霧に変換し、回復してるのだろうか?


「グォォォ!! なんて事しやがる!!!!」


 刺さった足が、黒い炎で炭化しているが普通は、自分の攻撃は効かないのがオチのはずだが………ギャグか!


「ギャグの塊かよ!」

「グッ!」


 私の一言に、酒呑童子は私を睨みながら炭化した足を切り落とし、黒い液体が入った瓶を空間から取り出し飲み干すと、失くなった足や腕が黒い色をした触手に成ったが! 何か気持ち悪い光景でしかない。


「俺様に奥の手を、使わせやがて許さねえ!」

「………………気持ち悪いヤツだな」


『気持ち悪い』の言葉に相当頭に来たらしく酒呑童子が吠える。


「うるせえ、だから()()姿()では奥の手なんだよ人間畜生が、あの御方に禁止されて本来の姿は、最終手段だからな」


 本来の姿? 何を言ってるんだ? だが、向こうは本当に使いたく無い奥の手らしい、黒いデカイ触手を三本はうねうねと気持ち悪い、女性で無くてもコレ気持ち悪いな。


「その如何いかがわしい、気持ち悪い触手から切り落ちろ、リープ・エアースラッシャー!」


 高速で黒い触手に向かい、火花を散らし切り落としたはずだがリープ・エアースラッシャーは、切り落とす処か触手に刺さり無惨に砕けたが、トムがこっそりと酒呑童子に光を纏わせたリープ・エアースラッシャーが飛び行く。


「何をしたか知らんが、残念と言っておこ………」

「頭は真っ二つに切れたみたいだな」


 トムが放ったリープ・エアースラッシャーが、酒呑童子の顔をあっさりと真っ二つにしたが、やはり顔も簡単に再生するよね………さっきも顔を狙ってたが、貫いた閃光の後に無駄に素早く回復してたが、だが酒呑童子の様子が変わって来た。


「よくもよくもよくもぉぉー、俺様の大切な目を」


 額の目が光を放ち、酒呑童子が大木の大きさまで縮小すると、腕が2本に戻り触手が片足だけに成っているが、胸の宝石が消えている。


「俺様の力が減って行く、アビスの力を再び………」


 魔力の足場から着地し、トドメを刺しに行く。


「行くぞトム!」

「アイヤイサー!」


 息を合わせ、練習した技ではないが一撃を技に込める、同時に技を発動し仕掛ける。


「「疾風斬!!」」


 【疾風斬とは】


  疾風の如く敵を、風の疾風の如く一瞬で複数斬り刻む攻撃。


「グォォォ!!」


 酒呑童子から、苦しむ様な叫びが枯れた森に響く。


「胸だけ固いな」

「胸元周り以外切り刻めましたのに」


  だが空中に散る、黒い血や肉片が黒い塵になり塊に変化する、胴体と黒い塵が六芒星に吸い込まれそして六芒星から、人間サイズの()()()()、全身ムキムキで真っ赤な全裸のヤツが現れた。 野太刀と酒瓶を持ってるので、酒呑童子であろう………姿が変わり過ぎだしかも、やや美少年風の風貌に成った伝説の酒呑童子の様に。


「よくも俺様の()()を呼び起こしたな、これがお前達の最後の日だ、俺様の美男子姿にひれ伏しながら死ね」

「今までのは分身体か?」

「それを知る必要は無い、そう知る必要はな………」


 何か含みを持った、言葉の次の一瞬にして懐に入られる前に、神速とライトガードソードと金剛の盾を使い回避すると。


「チィ! 逃がしたか」


 私の居た場所に、人間サイズに成った武骨な野太刀が、振り下ろされ土煙と土砂が舞う中で、最初の金剛の盾は木っ端微塵に砕け散っていた、下手をしたらライトガードソードも砕けてたかも知れない。


「次こそは倒す、疾風斬!!」


 トムが間合いを詰め放つた技は、何故か剣が何かに拒まれ弾かれた。


「その程度か?」

『しまった、力を制御し過ぎた…………剣が折れなくて良かったけど、何か折れそうな気配はしなかったけど、何か抵抗みたいな何かを感じた様な?』


 何かトムの様子がおかしい? が、神鉄の剣が弾かれたより何か拒まれた様な、気のせいかは分からないが何かトムが、私をチラッと見ながら何か安堵の顔をしてるが、何かやらかして無いよなトム。


 その時、枯れた大木に人? 影が。



  次回へ続く。


 作者オッサン∶酒呑童子戦前編、最後は誰が登場か。

 高貴なL様∶またあのコスプレの、目付きの悪いあの子でしょ。

 作者オッサン∶果たして誰か? 次回に続く。

 高貴なL様∶今回はネタバレ無しね、まあ私は知ってるけど。

 作者オッサン∶ではまた来週。

 高貴なL様∶明日出しなさいよ、まったく作者オッサンは………ではまた来週バイバイ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ