番外編その5 キズナの物語~古代遺跡編~
今回から番外編となります!キズナの物語です!よろしくお願いします!
やっほみんな!久しぶり!キズナだよ!
え?なに?誰?覚えてない?ひっどーい!私のこと忘れたの!?ねぇ!ひどすぎない!?
そんなこと言う人は挽肉になりやがれ!!だからね!!!っと久しぶりすぎてテンションが上がっちゃった。実は今日はある冒険に行った事を話そうと思うんだ。みんなも聞きたいでしょ?聞きたいよね?え?本編早く進めろ?ほんとそんなこと言うとキズナ暴れちゃいそう。ほんとこれ我慢しなくていい案件だと思う。え?いいの?キズナの話聞いてくれるんだね!ありがとう!じゃぁ早速行ってみよう!
「キズナさん!キズナさんいませんか!?」
朝からお店に誰か来たみたい…この声、ギルドの受付嬢っぽいなぁ。なんか面倒ごとでもあったのかなぁ?えーめんどいなー今日はダーリンとイチャラブする予定だったのにー。
「キーズーナーさーーーーーーん!」
なんだか必死ですね。いやです、よどうせろくでもない話されるんだから。
「なぁキズナ。」
「なにダーリン?」
「なにじゃなくて、聞こえてるんだろ?」
「うん。聞こえてるよ?」
「いってやれよ。泣きそうだぞあの子」
「えーだってー」
「他人にやさしくしているキズナって俺大好きなんだよな。」
私は速攻おきて着替えて受付嬢のもとに向かった。
「あいつちょろいな。」
ダーリンが何かを言っていたかもしれないけど私は聞かなかったことにする。だって優しくしている私が大好きらしいから。
「朝から何?」
「ぎずなざーん!!」
「あーもう、かわいい顔がぐしゃぐしゃじゃない。これで拭きなさい。」
「あちがどうござびばず!」
か弱い泣いている女の子にやさしくしている私、ダーリンはまた惚れ直したはず。
「で?なに?」
「あ!あの!キズナさんにお願いしたい依頼があるんです!」
「お断りします。」
「ありがとうって、えええええ!?そこは普通は分かった、引き受けるよ!の流れじゃないですか!」
「え?だって別に断ってもいいんでしょ?え?ダメなの?」
「キズナさんにしかクリア出来そうにない依頼なんですよ!お願いしますぅー」
朝から店内で受付嬢がわんわん泣きわめき、キズナはあやす様なからかうようなやり取りをしていると奥からキズナの旦那が店に入ってきた。
「キズナ、どうせ行ってくるんだろ?あまりいじめるなよ。」
「まぁ、ね。」
結局私は、ダーリンに言いくるめられて冒険者ギルドにやってきた。
いつ来てもこのギルドはむさ苦しい。おっさんしかいないの?私みたいなかわいい子がいるんだからも少し若くて素直な子がいればいいのに。あ、一人いるね。うん、ショウくんだ。
「あれ?!キズナだよショウ!」
「あ、ほんとだ。お久しぶりですキズナさん。」
「二人とも久しぶり~!今日はどうしたの?!」
「えっとねーギルドからの指名依頼受けたんだよ。」
「えぇ?国のトップが指名依頼なんて聞いたことないんだけど。」
そんな世間話をしていると受付嬢がやってくる。
「あ!ショウさん、ミサーラさんも、よかった今探しに行こうと思ってたんです!キズナさんも一緒だから助かります!」
「なんでしょうとみさっちが一緒だとたすかるの?」
「今回の依頼はショウさんとミサーラさんとキズナさんの三人に古代遺跡の調査に言っていただきたいんです。」
「え~、だったら私抜きでみさっちとショウくんで十分じゃない?」
私は腕組みしてなぜこの状況に私を呼んだとプンと拗ねてみた。実際私がいなくてもショウくんとみさっちあら何とかなるし。というか何とかならないほうが少ないと思う。
「ほらぁ~キズナ。拗ねないでしょ。私たちと一緒に遊び…じゃなくて冒険に行けるんだよ?」
「そうですよ。ミサは今、遊びといいそうになりましたがダンジョンの攻略ですよ。しかも最近見つかったところらしくて、お宝いっぱいですよ。」
「あそ…び、おた…か…ら…」
遊びとお宝ってパラダイスじゃない!そんなん仕事じゃないじゃん!しかもそれで古代遺跡攻略したらお宝全部と報酬がっぽりもらえるとか!マジでやばい!
「ちょっと!みさっち!ショウくん!早くいくよ!パラダイスへ!」
「ちょ!キズナ、パラダイスは違うから!」
「アハハ、いきなりやる気になったね、とりあえず準備してサクッと攻略してきてよ。」
「「「誰!?」」」
いきなり現れた長身のエルフに私たちは三人とも同じ反応をしたよ。だって気配とかない感じでにゅーっと床の隙間から現れた感じなんだもん!ほんとマジびっくりだよ。
「あぁ、紹介が遅くなってごめんね。僕はこのギルドのマスター、ベースだよ。これからもよろしくね。」
「あ、よろしくお願いします。」
ショウくんは丁寧に返事をしているけど、私とミサッチは違った。
「見ました奥様?気配もなく床から出てきたように現れましたわよ?」
「えぇ、ミサーラ奥様。この方は間違いなく変態ですわ。」
「そうですわね、気持ち悪いったらありゃしない。あぁ、いやだいやだ。」
「ほんといやですわね~。」
「「いやだいやだ」」
私はミサッチとミサッチの世界でやっていたという『ドラマ』の再現をしてみた。
「ちょ!二人とも?!」
「ぼ、僕は変態じゃないです!ほんとこんなところでそんなこと言わないで。」
ギルドマスターの叫び声がギルド内に響いたところで、私たちは冒険に向けてデガルーダンの町で準備に向かった。道具屋、防具屋、最後は武器屋だった。
「…え?」
「え?」
私とダーリンは目を合わせ二人して「え?」っとなった。
「ちょっと!ショウくんミサッチ!なんでうちに来たの?」
「え?冒険に行くなら武器屋によるのが常設だと・・・」
「といいつつ、実はちょっと遠いいから。キズナも旦那さんもすこーしさみしい思いをするかもってことでお別れのあいさつに来たんだよ?」
「お別れの挨拶って縁起悪いんですけど。というわけで少し留守にするねダーリン。あ、お土産は期待しててね。がっぽり財宝持ってくるから!」
「財宝ってお前、どこ行くんだショウ?」
「えっと、最近発見された古代遺跡の調査を依頼されまして。」
「え!?お前らあれ行くのか!?」
「あれ?旦那さんなんか知ってるの?」
「知ってるのじゃねぇミサーラ嬢ちゃん!最近うわさになってるのしらないのか!?」
ウチの旦那が真剣な顔してカウンターから乗り出しながら叫びだした。ん~!その表情ほんとかっこいい!っすがダーリン!ってなんかふざけてる状況じゃないみたい…
「古代遺跡、またの名を神の遺産。最近見つかった遺跡っていうのは間違いないが、探索や調査に向かった冒険者も兵士もだれ一人戻ってきていない。それどころか遺跡の近くはSクラスモンスターが時折現れるようで、遺跡にたどり着くだけでも一苦労ってんだから。お前らだって…無事にたどり…辿り…つくか。」
「え?うん。ダーリン心配しすぎ。」
「だよなぁ。『真・勇者』と『極デスゴッド』がいるんだもんな。」
「ダーリン!それ言っちゃダメ!」
「…え?今なんて言った?」
「え?あ?…何でもありません。」
「次言ったらこの店つぶすから。」
ミサッチの二つ名とでもいうのだろうか?今までのミサッチとショウの業績からショウは勇者その傍らで常に強大な敵と周辺の地形をことごとく殲滅していくため着いた二つ名が『極デスゴッド』すべてを殺す神だった。本人もどこかでその話を聞いたらしくね、初めてその名で呼ばれたときは町が半壊したらしいよ。ほんと気を付けてよダーリン!
そんなことがありながらも私たちは古代遺跡に向かって町を後にした。
「あんな名前この世から消し去りたい。」
「「あはははは。」」
次回から古代遺跡に突入します。きりが良ければ次回で終わりですが・・・
『極デスゴッド』が何かやらかすかもしれません。




