第55話 変態の魔王が現れた。
大分時間が空いてしまいました。また、コロナにより皆さん大変な思いをしていると思います。みなさんで頑張って乗り切りましょう!
ナルミ、ショウの母である彼女も異世界来訪者という事がわかった。そして転生系大好きである事もハーレム宣言でよくわかった。
「うおっほん、ナルミどの。ショウの母親という事はわかったがそろそろ本題に入りたいのだが。」
カオスの惨状を見かねたゼストが話を切り出す。
いまだにナルミは騒ぎ、リナは泣き叫び、美沙は怒声を挙げているこの状況を何とかするために頑張ったのだが・・・
「あぁん?あんた何なのさ!今楽しいんだからじゃますんじゃないさね!」
『さね』が口癖のナルミに凄まれゼストも一瞬焦る。そして、次に口を開いたのはナルミのほうだった。
「ふぅ・・・で?ほんだいってのはなにさね?」
ナルミのふぅというため息に全員が一瞬静まり返る、それほどナルミの発言に皆が注目していたという事である。
「あ、あぁ。えっと、俺たちはこれから雪不動という町に行くんだが、ここからの行き方を教えてもらいたいのだが。」
「なんだいそんなことかい、ここから定期船が出てるさね。まぁもっとも今の時期は定期船も運休してしまってるさね。」
「え?!運休だと!?」
「そうさね。」
ナルミは秘書を呼び出すと世界図を持ってこさせた。
地図をテーブルの上に広げるとナルミは人差し指で一点をさす。
「ここが今いる場所マーメードラグーンさね。でこの小さな島にある村が雪不動さね。」
「ここからだと少々距離がありそうですね。」
マリがナルミを見る。それに気が付いたナルミが黙ってうなずく。
「ここからだと大体三日くらいは海上を船で走るくらいさね。」
ナルミは地図上の航路を指でなぞる、マーメードラグーンと雪不動の丁度中間のところにある小さな島で指を止める。
「なぜ定期船が運休しているかというと、この島が問題さね。」
「その島がどうしたの?」
美沙がカオスを抱っこしながらひょっこりと顔を出す。
「げ!」
美沙が下品な声を上げた。
「どうしたのミサーラちゃん?」
「え?あ、いえ何でもないです。」
「どうしたんだいミサ?この島の事何か知ってるの?」
「ショウ・・・うん。ナルミ義母さま、実はこの島は・・・」
美沙はナルミやほかの皆に説明を始めた。
「問題になってるこの島なんだけどね。多分だけど家のパパが原因だと思う。」
「「「「え?」」」」
その場にいた全員が美沙を見る。
「あの、その、人間を襲う魔族は少なくなったけどまだまだ多いのはみんなも知ってるでしょ?」
「うん、ミッドガル様のおかげでミサの夢もだいぶ近づいてるしね。で?それがこの島と何が関係してるの?」
「その人間を襲う魔族をね拘束して封印術を施して島流しにしていた島がこの島なの。パパもマーメードラグーンがあるなんて知らなかったんだと思う。」
「そうだったのか・・・なら今すぐミッドガル殿に事情を話しをしないといけんな。」
全員でみさの方を見る、ナルミに関してはみさの事情を知らないため、この子何者?と言った表情をしている。
「う~ん・・・どうだろ?ちょっとまってて。」
そういうと美沙は空間魔法で窓のようなものを作り出す。
窓のようなものの向こう側にはミッドガルの姿が・・・美沙の部屋でハァハァしている変態の姿が映し出された。
「ミサたん・・・ハァハァ・・・ミサたぁーーーーーん!」
「なんでしょうか?変態の魔王様」
「はぇ?!な?!ミサたん?!なぜここに?!」
「そんなことはどうでもいいのです変態の魔王様」
「ちょ!まって!違うんだ!ミサーラたん!」
「気持ち悪いので名前を呼ばないでください。」
美沙は完全に変態を見るような目で父親を見ている、さらに他のメンバーの男どもは額にてをあてて、あちゃーと言った感じで憐れむような目でミッドガルをみていた。
話を切り出したのは勇敢にもナルミだった。
「えっと~この変態がミサーラちゃんのお父様さね?」
「変態とは何だ貴様!魔王ミッドガルに向かって!変態とは!」
「うるさい変態、お義母さま・・・恥ずかしながらこの変態が父親です。」
「ミサーラちゃんも苦労してるさね・・・」
そんなこんなで話しているとエミーラが顔をだした。
「あら?ミサーラ?どうしたの?」
エミーラは変態を蹴り飛ばし何事も無かったように美沙に話し掛ける。
「ママ、ちょっと変態に話があったんだけど・・・マーメイドラグーンと雪不動の間にあるあの島のことなんだけど・・・」
「あぁ、あの島?あの島がどうしたのかしら?」
「実はね・・・」
美沙はナルミに聞いた事をエミーラにはなした、もちろん変態のことも踏まえて。
「これはこれはショウさんのおかぁ・・・あら?ナルミじゃない?どうしたの?こんなところで。」
「およ?えみたんじゃない?どうしたのこんなところでさね?」
「は?えみたん?ちょ!かぁさん!エミーラ様だよ!ミサのおかあさんだよ!」
親しげに話す二人を見てショウは慌ててナルミにエミーラを紹介する。
「まさかミサーラちゃんのお母さんがエミたんだなんて、世の中狭いさね〜。」
「そうですね、まさかショウさんのお母さんがナルミだなんて、こんな偶然あるのかしら。」
二人は仲良さそうに話しているが周りのみんなには訳が分からない状態で美沙がエミーラに説明をそそのかした。
「えーっと、ナルミは私がこの世界に召喚したのよ。ね、ナルミ。」
「そうさね。私はエミたんにこの世界に召喚されたさね。」
2人とも、とてつもなく大事な話なはずが、サラッと説明をしてまた談笑を始める。魔王も勇者も全員がその場で置いてけぼりにされ、2人の談笑は加速していくのだった。
誤字脱字が多いですが、最後まで見ていただきまして誠にありがとうございます。頑張って書き続けます(๑•̀ㅂ•́)و✧今後ともよろしくお願いします((。´・ω・)。´_ _))ペコリ




