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第45話 進化

いまだに反省会が終わりません(笑)

EMS大賞に応募してみました。なるべく早めに誤字脱字を修正致します。

ゆかりも落ち着きを取り戻し、ゼストは美沙とマリにボコボコにされ、カイザーおっさんは未だに無視されていた。


「あ、あの、皆さん?ゼストさんが…ぴくぴくしてますよ?」


「いいの!ゆかりは気にしなくていいからね。」


「えっと、は、はい。」


「はいじゃねぇ!なんで俺がなぐられなきゃいけないんだ!」


「きゃあ!」


いきなり立ち上がったゼストにゆかりがビックリして悲鳴をあげた、が、次の瞬間にゼストは氷漬けになった。


「ごめんね、家のアホが。事情はまた後でゆっくり聞くとして、そちらのダンディなおじ様は?」


ダンディなおじ様とマリに言われて拗ねていたおっさんがぴくりと動いた。


「俺か?!俺はあの伝説てきな存在のキングカイザー「おっさんなのじゃ。」


「なぁ?リナくん。俺、君になにか悪いことしたかな?」


「したのじゃ。」


「心当たりがないのだが?」


「ね、ね、リナ。とりあえずこのおっさんの紹介だけでもちゃんと聞かせてよ。」


「みさっち!このおっさんは私達のショウたんを殺すなんて吐かしたのじゃ!許せないのじゃ!」


「死ね!おっさん!」


美沙が、すかさず剣を抜き上段からおっさんの頭に振り下ろす。


ガキンッ!


という音がして間一髪の所をショウがカオスで受け止める。


「ちょ、ちょ!ミサ!リナも!ダメじゃないか!ちゃんと話をさせてよ!」


二人ともチッといいながら席に戻り座る。

威厳も何も無くなったカイザーおっさんはブルブルと震えてショウの影に隠れていた。


「二人がすみませんでした、もう一度お願いします。」


「は、はい。自分はキングカイザードラゴンのドラグと言います。すみません。」


「ちょ!ドラグさん?!普通でいいですから!元に戻ってください。」


「あ、ありがとう…実は俺、本来地上の戦いに参加するのは規定違反なんだが、今回は異世界の魔王が参戦しているってこともあって特別にサポートに来たんだ。」


「そうだったんですね、ありがとうございます。」


「このおっさん何もサポートしてないのじゃ。」


「リナ!」


ショウに怒られたリナはしゅんとなり、おっさんは少し元気になった。


「俺が来たのは神剣イレイサーがちゃんと勇者に手渡ったかの確認の為だ、まあ、ちゃんと勇者に手渡ったから良かったとしよう。ところで、その剣は…」


魔剣カオスをじーっと見つめてカイザーおっさんが怪しげな顔をした。


「あ、この剣は魔剣カオスです。」


「俺も気になっていたんだ、あの時の剣によく似ている。前の魔王の剣にな。」


美沙、リナ、ショウ以外の全員がカオスを見つめる、するとカオスがショウの手から離れ空中に浮き静止した。


「そんなに見つめられたら照れるじゃないか、我は魔剣カオスだ。」


「な!?剣が喋ったぞ!」


「この気配間違いなくあの魔王じゃない!どうゆう事なの?!ショウ!みさっち!」


「あ、えっとー、間違いなくあの魔王さんです。今は僕の魔剣として力を貸してくれてます。」


ショウが空中に浮いたカオスを手にして少し困ったような、照れくさそうな顔をしていた、しかし、カイザーおっさんがカオスを奪い取り地面に叩きつけ、足で踏みつけた。


「何してるんですか!ドラグさん!やめてください!」


「馬鹿野郎!こんな禍々しい剣勇者が持つ剣じゃねえ!」


「いきなり何する!我は何もしてないぞ!」


カイザーおっさんの足から抜け出そうともがくカオスだが、さすがとでも言うのかキングカイザードラゴンの力は強かった。


「待ってくださいドラグさん!カオスが無けれは今回勝てなかったかも知れないんです!禍々しいとか言いますけど、それならこのエクスカリバーだって禍々しい魔剣ですよ!」


そう言いながら亜空間倉庫からショウがエクスカリバーを手にした。エクスカリバーを見たカイザーおっさんは信じられない物を見た顔で呆然となる。


「おま、お前それ、聖剣エクスカリバーじゃないか!」


カイザーおっさんにエクスカリバーが何故こうなったのか事の顛末を話す。おっさんはガクリと膝から崩れ落ちる。自由になったカオスがショウの前に戻り、自分の立場や何故剣に宿り今ここにいるのかを説明する。この話はまた別の機会にでも…


「魔剣というより…魔王が宿る剣なんだから魔神剣の方がしっくりくるな…」


ゼストのボソッと吐いた言葉をカオスは聞き逃さなかった。


「魔神剣!いい!それいい!ショウ、我は魔神剣カオスに改名したい!」


「え?別にいいんじゃないですか?『魔神剣カオス』でも。」


ショウがカオスを魔神剣と呼んだ瞬間カオスが神化し更に進化をする。見た目が変わる、神気が溢れ漆黒の刀身が禍々しいから美しいに変化していく。


「え?え?我どうしたの?なんか力湧いてくるんですけど!」


喜びまくるカオス、それを見たおっさんが説明をし始めた。

おっさん曰く、魔剣を勇者が手にして神格化をさせた、ようは魔神剣と名付けた事により進化が起こった。神も魔神も結局は神である、魔王から魔神に変わった事によって神剣に昇格された。という事らしい。


「「「「「へー」」」」」


全員すでに話について行くつもりもなく、出された料理を食べながら他人事のように返事をする。ショウだけはカオスを褒めたたえよかったですね、なんて呑気に話していた。カイザーおっさんも、遠くを見つめながら目の前で起きてしまった起こってはならない出来事から目を逸らし、記憶を消そうと一緒に足掻いていた。そんな中宿屋の方から2人の人影が現れる、ナタールとディアトだった。ナタールに肩を借りてディアトが済まなそうな顔で皆の前に現れたのだった。


「この度は…私のせいで皆さんにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。」


深々と頭を下げ謝るディアトとナタール、皆は何も言わずにディアトの顔を見ていた。その様子を少し離れた所から見つめる1人の冒険者…その冒険者がすっと立ち上がり近づいてきた。


「ちわーっす、なんか忙しそうっすね、自分も力になるっすよ。」


いきなり話しかけてきた冒険者を見て全員がおもった。


こいつ空気読めないのか?


冒険者はヘラヘラ笑いながら自分の話をし始めた。

こいつのせいでもう一波乱ありそうな気がするが…そんなのは無いのである。




次回はこの空気読めない冒険者が色々なクズな場面を見せてくれるはず、だってホントにクズが、マジかに…お楽しみに(๑•̀ㅂ•́)و✧

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