第44話 涙
やっと、第二異世界魔王編が終わりに向かいました…長かったなぁと自分では思いますが(笑)次回からまたほのぼの系が少し続く予定です。まだまだやらせたい事が沢山ありますので。
いつも読んでくださる皆様、初めて目を付けて頂いた皆様ホントにありがとうございます。
誤字、脱字など多いですが、本編を進めることを優先として、後日ちょこちょこ直していきたいと思います。何かありましたら感想などにご記入よろしくお願いします!
ショウ達がグレアの町に戻る途中にゼストとマリに出くわした、二人とも異世界からの召喚者が相手方にいるという情報をいち早く届けようとしていた、更にその場に三日月と聡子が合流して、色んな情報が後から後から出てくる。
「って訳でそいつが強いかもしれないんだ!な、マリ!」
「えぇ…って言うか…」
マリは気が付いてしまった。
「四天王とかが言うには、桁外れの強さだって!ね、三日月!」
「ん?あぁ…」
三日月も気が付いてしまった。
聡子とゼストは一生懸命にみんなにどれだけ危険な状態かを話す、それはもう一生懸命に。しかしみんなの反応は薄くゼストと聡子の目が血走り始めた頃にマリが一言だけいった。
「じゃ、帰ろっか。」
マリの一言にゼストも聡子もブーブー言っていたがようやく理解したのか呆れたように皆と共に村に帰るのだった。
村に着くと宿屋の一室を借りてディアトを寝かせた。看病をする為にナタールが部屋に残り他た全員が食堂に移つる、村の防衛をしていたフィアとアカネも合流し報告会が開かれた。
町に被害がほぼ出ていないのはフィアとアカネとその他大勢の冒険者たちが頑張っていたおかげである。
その事でゼストは町中にいた冒険者たちに町の広場を使い祝勝会を開かせていた。よって、今現在、食堂にはショウたちと飯を1人で食っている冒険者がいるだけだった。
「さて、今回の報告をみんなから聞いておきたい。と、その前にそこの2人は誰だ?」
ゼストがユカリとカイザーおっさんを見て問いかける。
「あ、私はゆかりと言います。海道 紫です。ついほどまで四天王というのをやってたみたいです。」
「俺はキングカイザー「カイザーおっさんなのじゃ。」
横から口を出したリナをカイザーおっさんはばっと振り向き、え?やだ、何言ってるのこの子?と言った目で見つめる。
「ちょとまて、ユカリ・カイドウって言ったら敵の四天王じゃねぇか!ショウ達を騙してついてきたのか!」
「ちょ、ゼスト!ゆかりは違うの!もう四天王とかいうダサいのじゃないから!」
「しかしミサッチ!」
「ゼストがミサッチを、ミサッチって呼んでる…キモ!」
「ば、馬鹿!今のは言葉の何とかだ!そんなとこ突っ込むなマリ!」
「はいはい、ミサッチがいいって言うんだからいじゃない。とりあえず皆の報告し合いましょ?」
「はいはい!私から!えーっと、ゼストとマリがみさっち達の所に向かった後なんだけどね、アカネと二人で何とか町を守ってました!が、アカネが途中で力尽きまして…その後はガムシャラに敵をぶっ倒したよ!私頑張った!」
「め、めんぼくありません。」
「ほほぉ、頑張ったなフィア。それに比べてアカネ…お前親衛隊長なのに…」
「し、仕方ないじゃないですか!ゼスト様!私は一般人ですよ?!あなた達人知を超えた人たちと一緒にしないでください!」
「んーじゃアカネも超えてみる?」
「みさっち!それ名案!早速…」
美沙とマリが転送ゲートを開き、向こう側からミッチェルがえ?なに?何があったん?と言った顔で覗いてくる。
「わ、私はまだ一般人でいいです!」
「しかし、今後の戦いで戦力を考えると…」
フィアでさえ今後の戦いの事を考え始め、それでもアカネはイヤイヤと拒否しているとリナが一言だけ言葉を出した。
「なら、アカネはこの村でサヨナラなのじゃ…」
アカネはリナの一言に素早く反応する。
「アカネ!人智を今すぐ超えてきます!」
アカネは向こう側から覗いていたミッチェルとフィアをガシッと掴むと向こう側へ消えていった。ゲートが閉まる瞬間フィアの
「なんでわたしなのぉぉぉぉ!」
という声が聞こえてゲートが閉じる。
「さて、アホはとりあえず人智を超えるだろうから…三日月次はお前だ、どっからどう見ても男なんだが、ホントに三日月か?」
「あぁ、正真正銘の三日月だよ。俺と聡子は四天王の1人とぶつかってな、まぁその時にこの姿になったって訳だ。な?聡子?」
「え?あ、うん…」
照れくさそうに答える聡子を、三日月が聡子の腰にそっと手を回してグッとそばに寄せる。もちろん美沙とマリが見逃すはずはない。
「ちょとちょと見ました?最近の若いのはやる事が大胆ですわねマリ奥様。」
「えぇ、しっかりとこの目で見てしまいましたわミサーラ奥様、若いって素晴らしいですわね。」
その会話はもちろん聡子にわざと聞こえるように話されていた。
「ちょ!みさっちもマリさんも!何言って!」
そんな会話を無視して三日月は聡子の腰に当てていた手を頭に回しいい子いい子と撫でると聡子は何も言えず。
「はぅぅ…」
と言いながら顔を赤く染めあげうつむくのであった。
「お前ら、いい加減ふざけるの辞めろ、三日月も聡子とそうゆうことになったのは祝ってやるから。な?もう少し真剣に…なぁ?ショウ?」
「え?なんで僕にそこで振るんですか?」
「しょうがないだろ?今回だってお前が1番活躍してるんだから。」
「いやいや、今回だってみんながいたからですよ、特にミサが頑張りましたし。ね?ミサ。」
「ガンバッたよ!今回も!私すごい頑張った!ね?ユカリ。」
「あ、はい、みさっちさんのおかげで私もこうして…」
と、ユカリに話が振られた所でゼストがまた話を止める。
「それだ、お前が勇者召喚でこの世界に来たのは分かってる。だが、敵対していたお前の話をすんなり受け入れる訳には…ガハッ!」
途中まで話した所で美沙の鉄拳がゼストの顔面を直撃していた。
「何しやがるみさっち!今は俺が!」
「いいの!ユカリはいい子なの!ね?ショウ?」
「えぇ、ゆかりさんはいい子ですよ。」
「そ、そう言われてもだな…」
「いいんです!私…その方の言った通りですから…私なんか…」
ゆかりが自分を追い込もうとした発言に美沙がゆかりの顔を両手で挟む。
「ダメ!ゆかりは気にしなくていいの!」
「なにゅすゅるゅんれふかみふぁっふぃふあん」
「たとえ、あなたの過去が辛くても、どんなに嫌なことがあっても今は私達がいるの、あなたのあの叫びは私達に届いたの。確かにあなたはあの魔王にいい様にされて、悪い事もしたかもしれない。でもね、誰だってやり直す権利はあるの!あなたにだってあるの!他の誰かがあなたを許さないなら私が許す!悪い事した償いをするなら私達も一緒にしてあげる!」
美沙がゆかりを抱きしめて力いっぱい叫ぶ、その場にいた全員が美沙をゆかりを見て黙ったままだった。
「みさっちさん…」
ゆかりの顔を一筋の涙が眩しく光り輝き流れ落ちて行った…
ありがとうございました!
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