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第35話 隙だらけだったので・・・・ヤッちゃいました。

長い間書いていなかったので・・・構想だけはかんがえてあるんです。

とりあえず連続投稿させていただきます。

ブチ切れたジャイは辺り構わずブレスを吐き出し始めた。


「ふはははは!これならば防げ事は出来まい!どうだ?!全てもやし尽くしてやる!」


村の冒険者達が作ったバリケードも、ジャイのブレスでことごとく壊されていく。

中にはブレスを被った冒険者が身体中に火を纏わせてのたうち回っていた。それを見たフィアが怪我人に次々とヒールを掛けて行ったお陰で死人は出ていなかったものの、バリケードは壊滅状態までに陥った。それでもジャイはブレスを吐くのをやめずに居ると。


「あんた、それしか脳が無いの?残念で仕方ないわね。」


マリがポツリと言うとケリュケイオンをジャイに向け魔法を放つ。


『アイス』


マリがポツリと唱えた魔法は、初級魔法のただ単に氷を作るだけの魔法だったが使う人がマリならそうもいかない。巨大な氷、氷山と言ってもいい位の氷がジャイの上に落ちてきたのだった。


「ちょ!ピィァ!」


悲鳴にならない声が周りに響く。


「てめぇ!なんだこの氷は!早くどけやがれ!」


ジャイが氷山の下から叫ぶも、どけろと言われてどける奴はいない。

それを見かねたイザベラが極炎魔法で氷山を溶かす。大分溶けたところでジャイが小さくなった氷を砕き這い出してきた。


「ふざけたことしやがって!ぶっ殺してやる。」


「ちょっと!今度はあたしがやるよ!」


「はぁ!?ふざけんな!」


ジャイが叫んだ瞬間9本の首がキンッ!という音とともに胴体からずれ落ちた。


「は・・・はえ?」


ジャイの胴体から血しぶきが上がり、イザベラの透き通った肌を赤く止めていった。


「ちょ!?ジャイ!?何が!?」


「あ、すみません。隙だらけだったので・・・・ヤッちゃいました。」


そういったのはフィアである。

さっきまで冒険者の回復に走り回っていたフィアの手にダンダ・チャクラが光速の回転をしながら9個に分裂していたのである。


「上級魔族のジャイがこんな簡単に殺されるわけないでしょ!?冗談はやめなさいよ!ジャイ!」


「・・・・」


ジャイからの返答はない。


「クソがぁぁぁぁぁ!よくも!よくもジャイを!」


「これ以上抵抗するならあなたも殺すけど・・・」


冷静に冷たい声でマリが答えるとイザベラは何とも言えない恐怖を覚えたのである。


「たかが初級魔法のアイスにあんな風にてこずっているんだからあんただってたかが知れてるでしょ。」


「なん・・・ですって・・・あれが・・・アイス?!」


「そう、ただの何でもない初級魔法、子供でも使えるアイスよ?」


「う、嘘を言うな!だまされない!私は騙されない!ここは一度もどって・・・」


体制を立て直そうと思ったときイザベラの前に二匹の魔物が舞い降りた。

一人は真っ白な鳥の羽を背中かから6対生やしており、もう一人はコウモリの羽を6対生やしている。

白の全身甲冑と黒の全身甲冑に覆われた二人はイザベラに言い放つ。


「イザベラよ、われら四天王の二人が来たからにはもう安心だ。」


「ホス様!ネス様!」


ホスとネスと呼ばれた二人は四天王と名乗りイザベラを見下したのである。


「そうだ、われら二人に任せて安心していくがよい!」


「あ、ありがとうござい・・・ごふっ・・・え?」


イザベラが逃げようと後ろを振り向いた瞬間、ホスの右手がイザベラの背中から胸にかけて突き立てられたのであった。


「あ、あ、あぁ・・・どうしてですか・・・ホス様・・・ネス様・・・ごふっ」


「弱いやつはわが軍にはいらん。だから安心して死ね。」


「ひ・・ひど・・・い・・・」


イザベラはことが切れたようにホスの腕の中で眠りにつく・・・


「おい、そのイザベラとかいうやつテメェらの仲間じゃなかったのか!?」


思わずゼストがホスに向かって叫ぶがホスはそんなことは気にしないといった顔でイザベラの体ごと腕を振るうとすでに死んでいるイザベラをゼストに向かって投げつけたのである。


「何を言ってるんだお前?こんな雑魚が仲間?使い捨ての駒にもならんゴミをなぜ仲間にしなきゃならん?」


その言葉を投げ捨てるようにゼストに吐き捨てると、イザベラの死体につばを吐きかける。


「てめぇは・・・絶対に許さない。」


「なぜ敵であるイザベラを殺されて起こっている?人間とは本当に訳が分からない生き物だ。そうだ、ならお前も一瞬で殺してやるからイザベラと仲良くあの世でしたらいい。雑魚は雑魚同士おにあだ。」


ゼストの怒りのボルテージはMAXに達し、自分で感情をコントロールできなくなっていた。


「ばか、敵の挑発に乗らないの。まぁ、気持ちはわからないでもないからあんな雑魚一瞬でかたずけちゃいましょ?いいわね?ゼスト」


「お、おぅ、すまねぇ。怒りで爆発しそうだったわ。」


マリが暴走しそうなゼストを後ろから抱きしめてホスとネスを睨み付ける。


「かっかっか!おいネス!我ら四天王が雑魚だとよ!」


「ひゃっひゃっひゃ!ならその口がどれほどの物か調べてやらないとなぁ!」


一瞬の緊迫感の後、ネスとホスがゼストとマリに向かってダッシュというよりも飛んで向かってきた。

マリもゼストも余裕をもって交わすも、なぜかゼストは顔に傷がつき、マリは毛先を少し切られたのである。


「かっかっか!この技はよけることは不可能!我ら二人の秘技である!」


自慢げに話すホスに向かってゼストは・・・


「大した秘技だな。髭剃りより少しくらい切れ味がいいだけの秘技かぁ・・・そんな秘技いらねぇなぁ。」


「ほんと、かすっただけで喜んでお子様みたい。あ、お子様に失礼だったわね。」


ゼストもマリもあきれた様子で二匹に言葉を投げ捨てる。

自分たちの自慢の秘技が馬鹿にされ、さらに自分たちもばかにされた二人の四天王は最大の技でゼストたちを亡き者としようとするのであった。


「この技で貴様らを殺してやるわ!ひゃっひゃっひゃ!」


「今更後悔してもおそいぞ!かっかっか!」


二匹は宙に舞いあがると足の裏と足の裏を付けるような姿勢となり、その状態のまま回転し始めたのである。


「「これぞ我らが奥義!『堕天・仏滅地獄ふつめつじごく』」」


二匹に周囲の大気が集まり巨大な竜巻を作り上げる、その竜巻がマリとゼストめがけて数十発と投げつけられたのだが。


「今度は風遊びか?技を使うまでもないな・・・・」


「そうね、ゼストお願いね。」


そういうとゼストはラグナロクを腰の横の構え気を集中し始めたのだった。





お読みいただきありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。

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