第34話 それぞれの攻防戦
長く放置状態で申しあけありません。
短いですが投稿します。
これからもがんばります。
三日月のスキルによってついに開戦した戦い、両軍とも一斉に声を張り上げる。ドラゴンが数十体倒された事で、後方のドラゴンに乗っていた四天王の1人が開戦に気付いた。
「ほぅ…あちらもなかなかやるな…」
手を組みながら眼下に広がるドラゴンの死体の前方に三日月と聡子の姿を捉えていた。
「あの獲物は俺が貰うか、なかなかに楽しませてくれそうだ。」
そういうと、ドラゴンから飛び降り三日月の前に華麗に着地したのである。
「何者です!?」
四天王の出現に気付いた三日月が戦闘体勢をとると聡子も同時に身構えた。
目の前に急に現れた道の敵に三日月が焦る、アイコンタクトと小声で聡子にしゃべりかけた。
「こいつは桁違いだ・・・聡子は先に行け。」
間違いなく聡子を生かすために三日月がそういった。
聡子もそのことには気が付いたが、軽く首を振る、先ほど言った『守る』という言葉をない物にしたくなかったからである。
肩を竦めて仕方ないやつだなとゼスチャーをしていると四天王が三日月と聡子に向かってじゃべり始めた。
「はぁ・・・はずれか。」
「なんだと?」
「はずれたといったんだ、まさかこんなクソガキと見たこともないゴミのような魔物だったとは・・・」
「な、なによ!あんただっていい年こいたおっさんじゃないの!」
聡子がビシッと指を指して言い返すも相手は微動だにせず聞き流す。
「とにかく、であったからには生きて帰れると思うなよ。俺様だぶっ殺してやるよ。」
三日月は相手から一切目をそらさずに隙を窺うも、相手には一切の隙がない・・・どうしたものかと考えながら聡子に耳打ちをする。
「聡子、私が隙を見つけるからそのあだに逃げなさい。」
何時もの口調と違うことに聡子は突っ込まなかったがそれだけ真剣だと聡子も悟ったのである。
「嫌に決まってるじゃん、私と三日月であいつを何とかするの!しなきゃいけないの!じゃないと村に被害が及ぶでしょ!」
以外にも腹をくくっていたのは聡子の方だった。そんなこと言われたからには三日月も真の意味で腹をくくろうと思ったのである。人間の娘としか見ていないかった聡子の素直な腹のくくり方に三日月は参照の言葉しかでなかった。
「そっか、ふはは、聡子、共に行こう。死ぬときはお前と一緒だ。」
そういうと三日月の体が変化していった、全体的に華奢だった肉付が女性体ではなく男性体のように引き締まった筋肉ががっちりと体を覆っている。人体能力を著しく下げるようなものではなく痩せ形の筋肉、痩せマッチのような肉体美が聡子の目の前に現れる。
「え?ちょ!三日月?!あんた男だったの!?」
聡子の前でイケメンになった三日月がさらっとひとこといった。
「え?鬼に男も女もないぞ?必要な時に変化するんだ。まぁふだんはこんな変化しなくてもいいから生まれた時のまま一生終わるやつのが多いいけどな。俺も生まれたときは女だったから今までそれで生きてきたし。」
きょとんとしている聡子に対して四天王が雄たけびを上げる。
「とにかく話は後だ!やるぞ聡子!」
「は、はい!」
うっとりしている聡子を一括して三日月と聡子の共同戦線がはじまった。
一方ゼストたちもまた激しい戦いが始まっていた。
「アカネ!フィア!こいつら全員蹴散らせ!」
「はぁ?!なんであたしたちがそんな危険な役なのよ!?」
「そうですゼスト様!フィアはともかく私は人知超えてないんですよ!?」
「ちょ!アカネ!それひどい!」
「ほんとのことじゃないですか!?」
「うるせぇぇ!さっさとしやがれ!」
『爆列烈風』
三人が言い争っている後ろからマリ爆裂魔法を使った。
「あんたたちね~こんな時に何やってんの!?」
「え?あ・・・いやぁ・・・お前らのせいでおこられたじゃねぇか!?」
「私のせいですか?!ゼスト様私はほぼ一般人ですよ!?」
「私だって!」
「いい加減にしなさい!この状況を打開できるのは今現在私たちがいてこそなの!あんたたちやる気がないなら先に・・・・『逝く?』」
マリが三人に向けてケリュケイオンを構えた途端に三人が真面目に戦いに向かったのは言うまでもない。
「とりあえず、この雑魚どもどうにかできネェかな?」
「え?雑魚だけでいいの?できるよ?」
ぼそっとぼやいたゼストの一言にフィアが返答する。
「マジか?!お前マジか!?さっさとやってくれ!うんざりだ!」
そういわれたフィアはダンダ・チャクラに力をため始めた。
『神転・双覇』
フィアの手を離れたダンダ・チャクラは回転しながらどんどん大きくなりながら雑魚を一掃していく。
数百の雑魚を蹴散らした時だった雑魚の中から二匹の魔物が飛び出しゼストたちの前に現れた。
「おいおいおい、いきなりこれはひどくねぇか?」
「そうねぇ?お仕置きしないといけないわね?」
魔物はそういってゼストたちと対峙する。雑魚を一掃したダンダ・チャクラは元の大きさに戻りフィアの手元に戻ってきていた。
「なんだこいつら?フィア、雑魚は一掃しろといっただろ?」
「う~ん、あまり力入れると山まで切り取っちゃうから10%しか入れなかったんだよ~だからこんなのが逃げ延びれたのかもしれないね~」
魔物二人はゼストの雑魚という言葉と10%という言葉にピクっと来たようでゼストとフィアを睨み付けていた。
「なぁ、もしかして俺ら舐められてんじゃね?」
「はぁ?もしかしなくても舐められてるわよ!」
「じゃあいちょやってやろうぜ!人間の言葉でなんていうんだけこういう時?あ、そうだ!ムカツクわ!だったな!」
そういって男性の魔物がメキメキと体を変えていく。体のいたるところからバキ!メキ!といった音が聞こえ変身し終わった時は四足で首が九本あるヒュドラのような姿に変わった。
「この姿はよぉ・・・あまり好きじゃねぇんだ・・・なんたって遊んでイタブレないからよぉ!」
「ならなんなきゃいいじゃない、バカ?」
「うるせぇ!あいつらは俺様の獲物だ!イザベラはてを出すんじゃねぇぞ!」
「ジャイこそあんまりあそばないでささっとかたずけなさいよ?任務が残ってるんだから。」
ジャイとイザベラそれがこの二人の名前であった。
そのやり取りを見ていたマリがめんどくさそうに二人に問いかける。
「ねぇ?そろそろいいかしら?退屈なのよ。」
マリがそういった瞬間、ジャイが9本の首からブレスを一斉に吐いたのである。
「あぁ・・・やっちまった。あっけねぇなぁ・・・」
ジャイがしょぼくれながらつぶやくがブレスの炎が一向に収まることがないのに気が付いた。
「なんだ?俺のブレスこんなのだったか?」
「これがブレス?多々の火遊びだろ?」
そういって姿を現したのはゼストだった。体を薄い布のようなものが帯びており、ダメージは一切無いようだった。ゼストの持つ剣は神剣・ラグナロク、ミッチェルからもらったゼスト専用の武器である。そのラグナロクがブレスを一転集中して引き受けた上にさらにそのブレスを剣にまとわせたので、ブレスが消えなかったように見えていたのである。
「次はどんな火遊び見せてくれるんだ?」
その言葉にジャイがぶち切れた・・・
誤字脱字ばかりでつたない分でしたが読んでいただきましてありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。




