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第28話 魔物と人と

連続投稿第四話目です。

次回からは日にちを決めて週一でUPしようと思うのでよろしくお願いします。

鬼の一言で皆の今までの常識が覆されるなど誰も思っていなかっただろう。

『鬼族は人と手を取り合い、時には子をなしている・・・夫婦となりともに一生を暮している。』

魔物と人がともに暮らし、生活しているなど初めて聞く話で美沙もショウもマリもゼストも誰もがびっくりしている。


「私の住んでいる島はここよりだいぶ東にあり、おおきさでいうと・・・そうだな、ゼストの町三個分ぐらいか。」


「そんな島、俺は聞いたことないぞ!?アカネ!おまえはどうだ!?」


「私も聞いたことありませんねぇ・・・」


「というか、お前この間であったときに俺らのこと餌とか言ってたじゃないか!しかも外界は初めて見たと。」


「こっちの島は初めて見たからそういったのと、あそこにいたのは私の意思ではないのよ、なぜかあんなところにいつの間にか居て、気が付いたら体中を何かに支配されたような感じになってたの、本来の私の生活は昔から外界との交流を拒絶している島で生活していて外に情報が漏れないようにしているの、だからみんなが知らなくても仕方にと思うわ。でも、今後はできればゼストの国とも交流をしたいと思っているの。」


「そうか・・・しかしお前のようなものがいるとなると・・・あまりおいそれとできないな。そうお前の久野の王にまず合わせてくれ、話はそれからだ。」


「承知しました。と言っても既にあっているのですが・・・」


「は?誰がだれにだ?」


「我が国の王と、ゼスト殿がですが?」


「嘘をつくな・・・俺はそんなやつ・・・え?」


「はい、私が国の王となります。」


「「「「えぇ~?!」」」」


ビックリ発言もさることながらさらに皆をびっくりさせて一人だけ「くっくっく」とわらっている鬼はどことなく初めて会った獰猛な鬼とは思えない雰囲気を出しいた。


「それよりも皆様、どうかディアトのことを・・・こんなお願いするのも厚かましいですが、お願いいたします。」


「みさっち、私からもお願い!ナタールさんは昔のディアトさんに戻ってほしかっただけなんだよ!」


「そもそも私まだナタールに・・・」


「そだ!あんたナタールさんに何しようとしたのよ!?事と次第によっては許さないんですけど!」


「・・・ボコボコにして虫の息にするつもりでした、テヘ☆」


「あんたーーーーーーーーーーーーーー!何してんのよ!ほんと私が居ないと突拍子もないこといきなりしようとするんだから!」


「あ、あの、ミサをそんなに怒らないでください、最終的には僕がナタールさんを・・・」


「は?あんた誰?何様のつもりでミサなんて呼捨てしてるの?あぁん?」


「ちょ!聡子!ショウに絡むのやめてよ!」


「はぁ!?なんであんたがこの男かばうのよ!?っていうかイケメンジャン!」


「こいつ、分離する前と全然性格が違うんだが・・・俺には何が何だかわからん。」


「私もよ、安心してゼスト。」


ここで話していてもらちが明かないということと、もう少し詳しく魔王について聞きたいという話でグレリア山の麓も町『グレア』に向かうことになった。もしかしたら自分たち以外にも有力な情報があるかもしれないと思っていた。

町についたショウたちはまず宿をとることにした。


「さて、ここは俺が指揮をとるか。とりあえず今出ている情報を一つずつ確認していきたいと思うが、何か問題があるなら先に言ってくれ。」


「はい!」


ゼストが指揮を執ることになってまずはじめに手を挙げたのは美沙だった。


「ではみさっち、何か問題があるのか?」


「あるよ!なんでモブキャラのゼストが指揮とってるの!?そういうのはわたしかショウ君でしょ!?」


「モブキャラとかいうな!会議慣れしてるのは俺ぐらいしかいないんだから仕方ないだろ!他には?!」


「はい!」


「なんだフィア?」


「ゼストはモブキャラではないと思います!むしろ簀巻きキャラです!」


「てめぇ!これから真剣な会議なのに茶々入れるんじゃねぇ!」


「はい!」


「はいマリ。」


「もうどうでも様くない?むしろさくっと魔王倒して次以いこうよ、次。」


「身もふたもないこと言うな。」


「はいのじゃ!」


「はい、リナ。」


「昨日の夜はマリと燃えたのかじゃ?」


「うるせぇ!人のプライベートに首突っ込むなこのエロドラゴン!」


「はい・・・」


「なんだ、アカネ。」


「てめぇ、どの面下げてリナ様にエロドラゴンとか言いやがる!表出ろ!」


「あ~~~~~!もううるせぇ!会議なんだから真剣にやるぞ!まず第一は魔王ディアトについてだ!そして、聡子お前の今後もだ!それから・・・鬼!お前の国のこともしっかりお教えてもらう!まずはナタール!お前が話せ!」


「は、はい!えっと、私とディアトについてお話をしたいと思います!」


「ちょ!ナタールさん、緊張しすぎです。もっとリラックスしてリラックス。」


「あ、ショウ様・・・ありがとうございます。あれはもう数年前のことでした怪我した私をディアトが見つけたのは、当時私が住んでいた村は勇者と名乗る一向に襲撃にあい、壊滅させられました。私たちの村は現魔王様のミッドガルド様の考えを尊重しており、争いごとよりも平和を好むどちらかというと人間よりの生活をしていたんです。その証拠に近くの人間たちの村とも仲良くしていたのさ、極力魔物ということを隠してはいたけれどね。」


「なんでそれが勇者に襲撃されるんだ?というか、ショウがやったってことか?」


「いえ、ショウ様ではありません、今考えれば・・・私たちは騙されたのです。その日、珍しく宿屋に客が泊まっていました、男女5人のパーティーのようで、普段は一週間ほど村に滞在しながらダンジョン攻略に励むのだと楽しそうに話していたのを覚えています。そんな彼らを私たちは応援するように武器を鍛えなおしたり、薬草やポーションなど出し惜しみせず彼らに渡しました。事件が起こったのは彼らがダンジョンに潜って5日目の日でした。」


「なにが・・・あったんだ?」


「彼らがダンジョンに入って5日目に彼らの仲間の一人が重傷を負って街に運び込まれました、すぐさま魔法が使えた私は呼び出され重傷の彼を治癒しようとしたのですが・・・彼は傷一つ負っていなかったのです。自分たちが倒した魔物の血を血糊として使い、こともあろうことか私たちの正体を見破ったうえで、今までの恩を実は薬物を混ぜたのではないか!?などいい挙句には金品を請求するようになりました。」


「外道が・・・」


「私たちは彼らに話をしましたが、魔物の言うことなど信じないという理由で村にいた魔物全てを殺していきました。私ももちろん彼らに切られました、しかし切られたところが運が良かったのか悪かったのか・・・生き延びてしまいました。意識も朦朧に森の中を歩き、少しでも遠くに逃げなければと思いましたが、そんな状態の私はそこで意識が切れてしまったんだと思います。次に目が覚めたときは見知らぬ部屋の天井をながめていました・・・」


「それがディアトさんとの出会いだったんですね?」


「はい、傷ついた私を森の中でディアトが見つけてくれてさらに看病までしてくれていました。しかし・・・あんな仕打ちをされた私はディアトを信じることができませんでした。何度も出ていこうとした私を彼は引き止めせめて傷が治るまでここにいろと。薬草学に詳しかった彼は毎日毎日私のことを看病してくれました。ある時、彼に尋ねたことがあります。なぜ私にこんなにも優しくしてくれるのか、見も知らない魔族が怖くないのかと・・・」


「それで彼はなんといったの?」


涙を流しながらマリが訪ねる、その肩をそっとゼストが抱きしめる。

ゼストが見渡すと全員が泣いていた、美沙もマリと同じようにショウに抱かれリナはショウの方に頭をうずめている。ここにいる誰もがナタールの気持ちがよくわかるのだ。


「彼は笑顔でこういってくれました。『傷ついた人に人間も魔族もないんだよ?もし君が元気になって僕を殺すならそれは仕方ない、それでも僕は君という一つの命を救えるのだから、こんなに素晴らしいことはない』と、それを聞く前までの私はこの場からどう逃げるか、もしくは奴隷にされるのではないか?そんなことしか考えられませんでした。魔族の奴隷は見世物として売られるというのを聞いたことがあったので。」


「いいひとだったのじゃ・・・よかったのじゃ・・・」


「私は今までの経緯を彼にすべて話しました。魔族の村があったことその村で怒った悲劇・・・大声をあげて泣いたと思います。それを彼は受け止めてくれました。やがて私の体も治り、動くこともできるようになった時、彼は私に言ってくれました。ここで暮らせばいいと、私は迷わずに返事をして二人での楽しい暮らしが始まったんです。そんな時でした、近くの人間の村が魔族に襲われたという話が私たちのもとに入りました。そしてあの女がディアトに会いに来たのです。」


「例の女か・・・」


「彼女はディアトと数分話すと、ディアトが真剣な子で私に話しました。グレリア山脈の中心グレリア山に人間と魔族が仲良く共存できるための秘法が眠っていると、その情報はあの女がディアトに話したんだと思います。ディアトはそれを取りに行くといい、私の静止を振り切るようにただ一言だけ私に言って旅立ちました。『この旅から帰ってきたときにはこの世界から争いがなくなるかもしれない、少しの辛抱だから信じて待っていてくれ、そして帰ったら本当の意味で家族になろう。』と・・」


「それがなんで・・・許せないその女!」


「彼が無事帰るのを祈り数日がたちました。あまりにも帰ってこないので心配になり、私もグレリア山に向かおうとしたときに彼は帰ってきたのです。一本の剣を携えて・・・その日から彼は変わりました。自分のことを魔王と呼び数人の魔族を従え自分が世界を征服すれば争いがなくなると。人間ではありえない魔力を放ち、次々と魔物を召喚して異次元からグレリア山に現れた城を呼び出し、私にも手伝ってほしいと・・・私は拒否しました、その時、彼のそばにいた魔族が私を城から追い出しました、結局私は何もできなかった・・・」


「それで私と出会ったのよあの城で・・・」


「そう、私は魔族の一人に連れてこられた聡子を発見しました。聡子は目に光がなく魔術によって操られているように見えました、そんな聡子から異質な魔力を感じたので私は魔族を襲い聡子を奪い取ったのです。」


「そして、私たちは融合したの。」


悲しすぎるナタールの過去に周りにいた人間もいつの間にか何人かが聞き入り、その中の一人が突然声を掛けてきた。


「あんた!ちょっとあんた、グリム村にいたナタちゃんじゃないかい!?」


「え!?あ・・・あぁ・・・クレアおばさん?!」


「どこに行ってたんだい!みんなで探したんだよ!?あんたの村・・・偽物の勇者とかいうのがあばれまくってね・・・」


「うん、しってる・・・」


「私たちが駆け付けた時にはみんなが瀕死の重体だったけど・・・それでもあの偽物を王国の騎士さんたちと捕まえて、みんなの看病して・・・そりゃ、亡くなった人もいたけど・・・」


「え!!?うそ・・・」


「嘘なもんかい!いくら探してもあんたが見つからなくて・・・偽勇者にも尋問しても知らないというし、みんなであんた探してたんだよぉ!よかったよぉ!みつかってほんとによかったよぉ!」


クレアおばさんと呼ばれたおばさんはナタールを抱きしめてワンワン泣いている。それを見てまたみんなが笑顔ながらも涙を流すのであった。

誤字脱字が本当に目立ちます、自分で読み返していてもたまに見つけるほどです。

そのうち時間ができたときにでも直したいと思っています。

いつも読んでいただいてる皆様、このように誤字脱字が多いですが本当にありがとうございます。

これからもがんばって書いていきたいと思います、なるべく誤字と脱字などはなくしたいと思います。

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