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アマゾネスにつかまった!  作者: abso流斗
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リザレオに色々おそわったっ!part2





「さ、いこー。マキタっ」

ようやく服を見つけ出したリザレオは、鉈だの革鉢巻きだのを一纏めに抱え、なんのためらいも躊躇もなく、すたすたとそのまま家から出て行く。

こっちがはっと驚いた。んま、そうか。性的、と言う概念がないのだ。

素裸もオトコが見るような意味を持たない。

衣服というものをどう考えているのか、興味がそそられるところだ。

俺は普通にもう服を着ていたので、そのままリザレオのふりふりと揺れる尻を追い、付いて歩いて行く。

ホントにいいお尻だね。リザレオちゃん。

パンツ履かない習慣バンザイ!!

い、いや、パンツもあれはあれでイイものだがっ!



「河はこっちにあるのか」

「ん。すぐ着く。ふあー」

大きく口を開けてあくびしながら、朝の少し騒がしい集落の中をとてとてとリザレオが歩いて行く。

その様子は銭湯に通うときの日本人の様子とまったく同じだ。

朝の少しひんやりとした空気とは別に、昼の気温はじっとしてても汗ばむと言うほどではないにしろ、動けばすぐに汗が出るだろうと言う気温だ。

自然の河で充分なのだろう。問題は回数か。どの程度の頻度で行っているのだろう?

「リザレオ、よく身体洗うトコ行くのか?」

「ん。大体遠くから帰ると行く。気が向いたら行く。マキタも行くといいよ」

このやろ。舐めんなよ。風呂好き、さっぱり大好き日本人を。

よさげなところだったら、毎日かよってやるぜ。

俺は田舎の大規模温泉施設のジャングル風呂を頭の中に思い描きながら、つらつらと土の道をリザレオと二人で肩を並べて歩いて行った。


「着いたよ。マキタ。ここっ!」

リザレオががしゃりと手の中の衣服装備を置き、手を伸ばして紹介する。

「ほう……意外と。ちゃんとしている……」

リザレオの家は集落の一番外れで、そこからほど近いところ。

その近くの河に平らな石を階段状に敷き、水の中に入れるような場所を作っていた。

ここが風呂場らしい。時折日本でも見かける親水公園的な?造りに似てるか。

河縁はそこで瘤状にヘコんで、河からの水を穏やかに引き込んでいる。

瘤の所は広い平らな石で階段になっていて、深くも浅くも浸かれる様な構造だ。

ガキがいたらさぞかし大喜びで遊ぶだろうな。そのまま河にも泳ぎ出れるし。

下流側の石の階段の所には俺とリザレオしかいない。他の沐浴客は見当たらないが、川の下流側の少し離れた所に丸太を組んだ桟橋のようなものがあり、そこでも階段状に板を造り水に入れる場所で、何か洗っている人が何人かいる。

「あそこは洗い場。器とか、捕ってきた獲物とか収穫とか土が付いてるのとか、洗う。出来るだけ河の中に流す」

そうか。考えられている。汚れは川下から本流に乗せて、瘤状の中の水があまり汚れないようにするわけだ。川の流れ直だから常に新鮮な水が来るしな。

で瘤の中は日当たりがよければ、冷たさが緩和された水が穏やかに対流し、ゆっくり身体を洗えると。

中々アマゾネス、生活レベルが高いではないか。


「身体洗うのはなんか使うのか?」

「ん。これ」

青黒いバレーボールサイズの木の実を一つ取り上げる。

それはよく見ると山のように積み上がっていて、その隣には二つに割れた同じ実が積み重なっている。少し甘い腐臭も漂っている。

リザレオはまだ割れてない実をその近くの岩、平らに尖ったところが上を向いている岩にがつん、と叩き付けた。

実は簡単に割れ、とろりとした粘液を漏らす。それをうまく垂らさないように一つ一つにいっぱい残るようにすると、その一つを差し出してきた。

「これ!この中ので……身体を洗える!……マキタ、洗ってあげるから!あっちいこー!」

リザレオがにっこにこで差し出してきた半分の木の実を受け取って眺めて見ると、ココヤシのように中に液体が溜まっている。これが石けん代わりか?

なんかいい匂いが漂っている。これは……昨日の夜、リザレオの髪から少し香ったものと同じだった。

「で、そのあと。マキタ、リザレオも洗ってねっ!なかよし!」


ぶふっ。


「一緒にキレイ!いいこと! さ! いこー!マキタっ」

半分の木の実を手にした俺を身体でぐいぐいと押してくるリザレオ。

いや待て。とどまれ。

素手洗いですか。タオル的なものはないし。

リザレオの超絶エロボディをヌルヌル手洗い……っ。

……。

ごふっ。


そんなん……絶対!誘惑に勝てるわけ無いでしょっっ!

またいつかは絶対!やりたいけどっ!

今は……フィールドワークがっ!

「ちょっと待て! また今度っ!また後でなっ!後でっ!」

ずりずりと後退し、なんとかリザレオと距離を取る。

「えー……マキタぁ……もうっ」

取り残されたリザレオは、一人しゃがみ込み、ぶーとか言いながら、身体を洗い始めた。

はぁ……キケンが危ない。もう……朝起きてからそればっかりだなぁぁ。

いつかホントに……もうセーブしないでやりたいこと全部やっちゃう機会をつくらなきゃ……ストレスで死にそう。

はぁ……と一つ深く溜息をつくと、リザレオからかなり離れたところに腰を落ち着けると、自分も服を脱ぎ、洗いながら、リザレオがどういう風に身体を洗うのか、観察を始めた。

アマゾネスの生活習慣の一端をリサーチだ。


まぁ、言ってもジャングル生活だ。シンプルなもの。

ココヤシの実?のようなものがあり、割れた実の中身で洗剤代わり、と言うわけだ。

仮に洗剤の実とでも名付けておくか。

リザレオはその半分になった実の中のぬるぬるを手で掬うと、脱いだ衣服を膝の上に広げ、少し垂らすとくしゃくしゃと洗濯し始めた。

この実の汁の脂っ気で皮脂を落とすわけだ。ほう、興味深い。

身体もそれで洗うらしい。俺もヌルヌルと身体に擦り付けていく。

少しだけ泡が立つところを見ると表面活性の性質もあるようだ。

ジャングルの知恵だなー。

とか冷静に見ている様に見えるが、実際は……。

女性の沐浴はそれだけでエロい上に、あまりにも扇情的な曲線美をぬるぬると光らせるリザレオの褐色肢体は……がはぁっ、と鼻血吹くほどの破壊力!

肩をヌルヌルと擦れば腰がくねり、その見事なくびれが強調される!

はぐぅっ!

首筋をするすると撫ぜ回せば、ゆったりと身体が揺れ……その隠すこともない乳房がふるふるゆらゆらと揺れ、俺の目を本能的に惹きつける!

くぅはぁぁっ!

残り少なくなった実の中身を手に取り、濃茶の短髪に垂らしかけ、シャワシャワと頭を洗い始めると……両腕ががばっと上がり、その褐色美肢体の全て!脇の下までが丸見え、かつ、目が離せない俺の視線に気付くと、とろりと微笑みかけてくる……。

こほぉっっ!

……もう止めてリザレオちゃん。俺の理性を破壊するのはっ!

見なければいいのだっ!しかし見ないとフィールドワークがっ!

ああっ!この矛盾!

視覚の暴力的なまでのエロ破壊力に悶絶している俺を不思議そうに眺め、リザレオは首を一つ捻ると、頭の周りに?マークを幾つも浮かべている。

「マーキーター……身体洗わないのかー……もう、終わっちゃうぞー」

まだぬるぬるのままのリザレオはそのまま、河の中に入っていった。

水の中で身体を擦り、洗剤の実の液体を身体からぬぐい、洗い流していく。僅かな衣服も同じように河の水でゆすぎ、ぬるぬるを落とし去った。

ずぽりといきなり水に潜ると、その中でわしゃわしゃと頭を擦り、ぷはっ、と浮かび上がるとぷるぷると頭を振り水を切る。

水を纏う美女はエロティックの定石だ。美女がエロいのか水がエロいのか。

はたまた相乗効果か。まさに褐色のマーメイド。

……。

げふぅっ。

眼福も……もうお腹一杯です。


俺は自分の身体を洗うのもそこそこに、河の水の中に沈んだ。

もう、これ以上見てたら……我慢で疲れ切る。

ホントに。

しかしなにかないか……素数か、素数を数えるか……もしくは覚えている限りの般若心経を唱えるか……南無。色即是空、空即是色……。

熱帯雨林の河の中で。

般若心経を唱える不思議な日本人がそこにいた。





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