アマゾネス嫁リザレオがあらわれたっ!
月光を背負い、裂帛の気合いを密かに込めて仁王立つ女戦士。
その佇まいは美しかった。
一分の緩みも無い、張り詰めた気概がその豊満な肢体に充溢している。
ざっくりと切り捨ててかたどられた短髪が、怒気で逆立っているようだ。
今すぐ、抜きかかられてもおかしくは無い、だが、それはまだ迸ることを押さえられ、内に込められているからこそ……
より存在を際立たせ、その姿は宵闇に浮かび上がるようだ。
しばしの間魅了され、見とれていた。が、問いかけられた言葉がいきなり頭をよぎる。
日本語だ!
教授のバカアホマシンはやはりちゃんと機能している。
人の首裏に勝手に埋め込まれたマイクロチップとやらは、アマゾネス語にも対応していた。
うん。理解不可能。何語なのよこれ。
「俺の声が聞こえるか?」
日本語で語りかけてみる。みたつもり。喉から出た音声はまるで理解の出来ない別物だった。
女戦士はこくりと頷く。うお。通じてるよ。
………。
しかしこれ……どういう仕組みなのよ。頭の中では日本語で、喉から出る言葉がさっぱり判らん語というのは。
ド天才の出来ること、というのはクソまったく計り知れない。もう理解は意識の外にぶん投げた。
ともあれ。
これで意思疎通が可能となったわけで、無駄な争いは避けられるはず……。
「まずは名を聞こう」
「……リザレオ」
「そうか。俺はマキタ。マキタカズオだ」
「マキタか。覚えた。殺してやる」
ああああれ? 即、ソコですか。あれ? 友好は……?
「いやいや! まずは互いの言葉が通うようになったことを歓迎する。それこそが平和的解決への第一歩!」
「そうか。覚えた。無残に殺してやる」
なんかグレードアップしてるけど。
教授マシンの誤翻訳だと信じたい。頼む。そういうことであって欲しい。
鋭い眼光はまずそれだけで俺を射殺さんばかりに突き刺さってくる。
社会の原始形態ほど。そう言う戦闘力の序列は重要視される。
他の戦士の手前で不覚を取ったリザレオとしては威信回復は必需なのだろう。
決意は固まっているようだった。
余計なことしたかも知れない……しかし、生命の危機にあれ以外にやりようも……。
ただ温和しく引っ張られていた方がよかったのかなぁ。
リザレオは粗末な木枠の檻に手を伸ばすといとも簡単にずぼりと引き抜いた。
そしてそのまま茂みへと放り投げる。
ずいぶん、枝は浅く埋まっていた。
それで出れた。
放り込まれた時の小さな出入り口はひもをぐるぐる巻いて止められていただけだったし。
そもそも、連行されてくる際、閉じ込められている時間、じっくりとフィールドワークさせてもらったが、この集落は動物を飼う、家畜を飼うということをしていない。
田舎ならドコの世界でも見かけるあの小うるさい鶏がいない。
これは相当特殊事例だ。鶏ほどコンビニエントな家畜はいないのだから。
家畜を囲う、もしくは害獣から守る、その必要がない分、檻なども適当なのだろう。
ここの集落に異物を内包させる余裕が無い、犯罪者などは追放処分、ということなのか?
ではなんで俺は、連れてこられた?
考え事を頭に走らせつつ、俺は地べたに直に座り込んでいた腰を上げて、久方ぶりに立ち上がった。
改めて向き合ってみると、リザレオは原住民女性にしては背が高い。
日本人男性の平均より少しだけ高い俺とあまり変わらないようにも見えた。
気持ち小さいかな?目線的に。
南の地域に存在する未開社会の女性は一概に背が低いのが通常だ。
ピグミーのように森林に住むことに適応し、驚くほど小さい種族も居ることを考えればこれは驚異的に大きいと入ってもいいだろう。
これは何を種族の保持として志向してきたか、という選択の結果の表れでもある。
戦闘民族、としてやはり体格は重視されてきたのかも知れない。
しかし、それはそれとしても……乳がでけぇ。尻がでけぇ。
昔酔っ払った祖父が歌っていた、ちょっとやらしい俗歌をふと思い出した。
南の島はなんもかんも豊かで~女の尻も乳も驚くほどデカい~とか言う内容の歌だ。小学生の俺に聴かせる歌か。
しかしその俗歌そのままに、目の前のリザレオは豊満に実りまくっている。
足の長さがすらりとスゴい。やはり外人。規格が違う。
腰の位置が俺のへそを完全に上回っている……うう。俺はワークブーツ履いてるのにっ。
先程のアマゾネス装備はそのままだったが、手には腰に下げているのとは別の鉈を持っていた。
「アレは油断だった。お前がアガールを持っていなかったからだ」
リザレオが淡々と告げ、なんか鉈を手渡してくる。アガールというのか。彼女らは。
差し出された柄を握ると、リザレオがすらりと鞘を抜き、後ろに放り投げた。
月光に抜き身の刀先がギラリと輝く。キレ味はよさそうだ。
「これを使え。そして……これを塗る」
渡されたアガールをぼーっと支えていると。
腰の袋から瓶を取り出し、刃先になんか垂らしている。
「なんすか?これ?」
「猛毒ガエルのエキスだ」
だらだらと俺の構えるアガールに瓶の中身を垂れ落とし、そして、自分の抜いたアガールにも塗り広げ始めた。
やめなさい! しんぢゃうでしょ!
ヤドクガエルの猛毒は有名すぎる。それ致死量越えてない?!
「これひと垂らしで野ブタならかすり傷でも息の根を止められる」
ざざっ、と、リザレオが距離を取り、ぶん!とアガールを振り払った!
刃から飛び散った毒エキスが、地面にさぁっと一文字を描く。
「さあ! 死合おうではないか!マキタ!」
瞳をギラつかせ、頬を紅潮させてアガールを構える女戦士リザレオはちょっとカッコいい。
カッコいいけどヤダ。死んでたまるかこんなトコで。
翻訳マシン、まともに仕事してる?これ? 死合うとかさぁ。
こっちから教授にアクセスすることは出来ないのか??
俺は首裏を意味も無くこつこつと叩き、何処に埋められているかもわからないマイクロチップのスイッチを探った。
おーい。教授ー 連絡ですよー
アナタの便利なロボット、マキタが決闘の危機ですよー
ほっとくとカエル毒で死んじゃいますよー
なんかどうするかとか、なんかないんですかねー
こっちの連絡はシカトですかー いい加減にしろコラ。
待てど訪れるは沈黙のみ。耳に届くはジャングルの闇の喧噪あるのみ。
そして目の前には爛爛と殺意に瞳をギラつかせるリザレオの姿があるのみだった。
さあ困った。死ぬわけに行かん。殺すわけにもいかん。
そんなんどっちも望んでいない。
俺は、カエル毒つき鉈を、草むらにそっと置いた。
「俺は使わないよ。リザレオちゃん。さっきだって使わなかっただろ?」
「使わなくても俺は強い。試してみるか?」
結論は……ハッタリで乗り切る……しかないと。
えっとぉ……真っ先にドコに逃げよう……あの樹のあたりが一番近い。
途中にある、くたっとした元檻枠は絶対投げよう。少し時間が稼げる……ハズ。
樹々の中に逃げ込めば!鉈の振り回しはしのげ……たらいいな……。
そこまできたら!元陸上部の脚力で逃げ切る! 競歩だけど!
後は野となれ!だ!出たとこ勝負しか無いだろ!
「それは困る!」
勢い込んでリザレオが叫んだ。
ン?
「こちらだけがアガールを使うのは誇りある戦士のすることでは無い。それは狩りだ。これはケロウマゥ、神聖な決闘である」
正直驚いた。公平性、という概念がある事にだ。
まぁ、秩序には抑止が必要で、集落を営むだけの秩序があるということは、禁忌もあらゆる局面にそれなりに存在しているのだろう。
果たしてその神聖なるものがなんであるのかが興味があるところだが。
「ならば、リザレオちゃんも素手で来い。それで互角、平等だ」
「ぐっ……」
言葉に詰まるリザレオ。
とはいえ、もう鉈を手放してしまっている俺を見て、振りかぶることも出来ないようだ。
短いようで長い葛藤があった。
これを神聖な決闘とするか、ただの私闘、私怨を晴らす為だけのものにするか。
どちらでも選べたはずだ。
だが、リザレオは……正々堂々を選んだ。
「……よかろう。私が誇り高き戦士である事を証明する」
リザレオは鉈を鞘に戻すと、少し離れたところに置いた。
そして、堂々と胸を張り言い放った。
「未知の生物など!怖れたりはしない!」
「……。……」
教授のバカアホ翻訳マシンは本当にちゃんと仕事してんのか?
それとも本気で俺を未知の生物だと思っているのかっ?
ゆっくりと立ち位置を移動し、リザレオから見て月を背負う場所に立つ。
適当カッコよさげに、なんとなくブルース・リー的な構えを取り、コキコキと首を鳴らすと、俺はリザレオに言い放った。
「レクチャーしてやる。素手でこそ出来る技術をな」
「!」
リザレオがドキッとしたように小さく跳ねた。
ちょっとカッコいいか?今の俺!キマったか??うはは。
「うぅぅ……ハァァッッ!」
気合いの一声と共に。
突進してきたリザレオは……びっくりする程無警戒だった。
殴り合う文化も、掴み合う文化も無いらしい。
一本棒のように腕を伸ばし、腰も高いまま、胸の爆乳肉をぶるんぶるんと揺らし、ただとたとたと走ってくる。
殺気は漲ってるのに……なんか可愛い。
どうとでも料理出来る。
なんたって棒立ちのまま走ってくるようなもんだし。
リザレオの手が俺にかかる寸前。
下から脇を取り、軽く腰に乗せると、走ってきた勢いそのままに、簡単にくるん、とリザレオの身体が俺の腰上で回転する。
あまりにもよく回転したので、楽に足から落とすことが出来た。
背中が落ちないように、リザレオの脇を持ち上げた腕でそのまま支えると、ブリッジの形で固まり、超至近距離にリザレオの顔があった。
もう一目でわかる。
驚愕の表情。Oの形の唇。まんまるに見開いた綺麗な瞳の中には、はっきりと!“何が起こったのかわからない”と書いてある。
近くで見ると、なお可愛いね。リザレオちゃんは。
「はい。リザレオちゃんの負けー。どさー」
そのままゆっくりと背中を下ろしてやる。
身体を起こし、マジマジと示してやる。立っているのは俺。倒されたのはリザレオ。
驚きのあまりか、動けないようだ。
草むらにころりと横たわったまま、ぱちくりと目を見開き、驚きの表情で固まったまま俺を見上げている。
「痛くないぞ」
「足から落としたからね。でも俺の勝ちー」
「死んでないぞ」
「死なないの。勝ち負けがわかればいいんでしょ」
「何度でも出来るぞ」
「その方がいいだろ。次があるから」
その発想も含めて、斬新だったらしい。
ぼーっと何かを考えている。
「じゃあ……もう一度出来るのか?」
「何度でもかかってこいっ。とりゃ」
でたらめな構えを取り、リザレオに向き合う。
むくっと起き上がったリザレオは、身体についた草を払うことも無く、そのままがばっと飛びかかってきた。
鉈を使わせたらどうか知らないが組み合いではまったく素人。しかも女の子だ。所詮。
何度相対したって棒立ちの女の子を投げるのになんの苦労も無い。
むしろ受け身を知らないので、足から落としてやる方に神経使った。
万が一にでも頭から落としたら……下が草むらとはいえダメージになってしまうだろう。
必ず背に手を当てて、足が落ちてから、ゆっくり「どさー」と降ろす。
何度投げられてもリザレオはぱちくりと目を見開き、ボー然としていた。
「とりゃー。大外刈りっ」どさー。
「とりゃー。サイドバックフリップっ」どさーっ。
「とりゃー。これ何投げだっけ投げっ」どさーっ。
一番苦労したのは……服がほとんど無いんで、掴むところが無い。
掴むなら身体を直接……豊満でふにふにの魅惑の女体を。その褐色素肌をナマ手づかみ。
時々とんでもなくやらかい胸が腕に身体に当たってドキッとしたり。
運動よりそっちで心拍数上がるわ。
何度も何度も投げられ、頭がくらくらしてきたのか、リザレオはハアハアと荒く息を乱して、顔を紅潮させていた。
でもくるくると回る感覚が面白いのか、だんだん瞳の色は闘志というより、なんか楽しげな喜んでいるような感じになってきている。
時々わーっっとか、きゃあーっとか可愛く声を上げて、投げられているリザレオにとって、これは遊園地のアトラクション的な?
ジェットコースター付近で時々こだまする楽しげな悲鳴、というヤツにだんだん似てきた。
まぁ……楽しそうで何よりだが。
最初の神聖なる決闘とやらはドコ行った?
「マキタ!もういっかいっもういっかいっ」
もう完全にキラキラと瞳を輝かせて、リザレオが挑んでくる。
「おうっ。どすんとこんかいっ」
構えを取ると、無茶苦茶に突っ込んでくる。
そのまま投げずに放って置くと、俺の胸にがばーっと抱きついてくる。
「んー。ふぬぬぬ……」
何をどうすればいいのかよくわかってないので、ただぎゅーと抱きしめてきて、ぐにぐにと身体を押しつけてくる。
本人はなんか技をかけている気分なんだろう。
ただ押されてしがみつかれるだけだ。何も効かない。
いや……効く。そのムチムチ極まりないグラマラス褐色巨乳を押しつけられると、別の意味で効く。
身体は揺れないが、ココロは大いに揺れた。ううっ。
それを引き剥がすようにして、首裏をぐっと下げると、腰に両腕を回し持ち上げて、「とりゃー」とゆっくり後ろに投げた。
きゃーという小さい悲鳴は紛れもなく楽しげだ。
足からどさっと落ちて、背中を降ろすと仰向けにべたっと転がる。
もう何度も投げられて元々バラバラの髪の毛は完全にぼさぼさだ。
なんか一気に幼くなったような印象すら受ける。
「はぁはぁ……めーまわる……あははは……ぐるぐるするぅ」
ついに壊れたか。なんか虚ろに笑い出した。
それより……投げるときについ掴んでしまった乳房の柔らかさにドキッとした。
大きすぎんだもん。そりゃ触っちまうよっ!
あれ……怒られるか……?と見ていたが、がばっと跳ね起きたリザレオはそんなこと気付いていないかのように、うぅぅーと低く唸るとまた飛びかかってきた。
先を取り、リザレオの上半身を支えると、軽く足払いで横に転がす。
リザレオも俺にしがみついているから、すっ飛びはしない。
余裕で高く跳ね上げ、ふわりと浮いてから、足から落ち、その後ゆっくり身体も降ろしてやる。
「はい。どさー」
横たえると素直に俺のシャツを握った手を離し、ぱたりと横たわる。
豊かな胸が上下し、はぁはぁ……と、荒い息の中にあはは……と笑い声も混じる。
なんか楽しくなってきちゃったようだ。大丈夫か?別の意味で。
「ねぇマキタっ!ねぇっ!もーいっかいっ!」
がばりと起き上がると、荒い息も収まらないまま、飛びかかってくる。
もうその姿に、殺気すら漲っていた敵意は欠片もなく、ただ遊んでもらいたくて飛びついてくるみたいに見える。
あんまポイポイ投げられると……だんだんハイになってくるんだよな……。
高校の柔道の授業を思い出した。三段だか四段だかの先生にオモチャのように振り回され、何度も投げ飛ばされてくたっとしたとき、そんな感じだったな。
「よーしじゃあ!大技だっ。とりゃー」
リザレオの股間に腕を回し、そのまま持ち上げ!縦回転で後方に投げる!
「わーっ!」
リザレオの甲高い嬉しげな悲鳴がこもって聞こえる。俺のシャツを握る手がぎゅっとなるのがわかった。
完全に縦にひっくり返して投げつける形になる。
ダイナミックでたのしかろ。
とはいえ、お尻を支えて足から落としてからゆっくり身体を落としてやるが。
デカ尻が落ち、俺のシャツにしがみついていた手がゆっくり離れていく
差し込んだ腕がふにふにを味わってちょっとしあわせ。
「あはは……スゴい……まわったぁ……ぐるぐるぅ……あははは」
草むらにのびーと横たわりながら、壊れたように笑うリザレオ。
「んっ……もーいっかいねっ!マキタ!とりゃ!」
がばっとしがみついてくる。タフだなーリザレオちゃん。
切りが無いと言えば切りが無いな。これ。
もう、うにゃうにゃとまとわりついてくるだけとなってしまったリザレオをあやしながら少し休むことにした。疲れるよ。安全に投げるのも。
もう完全に、遊んでもらえることに歓喜している飼い犬の目になっている。
ハアハアと荒い息を絶え間なく吐き、キラキラと目を輝かせて何度でも組み付いてくる。
盆暮れ正月たまさか帰省した時とかだけ会う小学生の甥っ子と組み合って遊んでいる気分だが……。
この肉肉しい身体はぁっ……ううっ。
緊急事態続きでタマっている俺には毒である。
カエル毒以上に効く。効いた。
「マキタ!マキタ!もういっかいっ、もーいっかいっ!マーキーターっ!」
このあたりも甥っ子と一緒だ。もう完全になんか楽しくなっちゃってるな。
だっ、と駆け寄ってくるともうただ抱きつく為にやってるみたいに、べったり張り付いてきて、うんうん小さく声を上げて、その豊満な胸乳を擦りつけてくる。
可愛いっちゃ可愛い。もう微笑ましいと言ってもイイ。
しかし……これ以上刺激を受けるとっ……うう。身体に変化がっ。
オトコの身体の一部にっ。
うにゃうにゃ言いながらなんか技をかけている気分になってるリザレオの声を胸元で聞きながら。
よしよし、とその濃い茶色の短髪を撫でながら。
今日一日だけで津波の如く襲いかかってきた数々の生命の危機が!
走馬燈のように俺の頭の中を巡っていた……(まだ死んでないけど!)
教授にラチられ連れ込まれた飛行機は墜落し、(普通死んでる!)
未知の集団に矢を射かけられ、(運が悪きゃ死んでた!)
その中の女戦士には鉈を突きつけられ、その刃先は喉元にまで迫った!(このヒトにだよ!大概死んでいてもおかしくない!)
むちむち全開のカラダを押しつけて、小学生の甥っ子のように“もっともっと投げて!”と嬉しげにしがみついてくる褐色巨乳美女リザレオに……劣情が抑えきれない心身健康な成人男子を誰が咎められようか!
恐怖と緊張!そして肌身に迫る薄寒い死の確かな存在。それはもうすぐそこまで!何度覚悟したか!
せめて子孫を残そうとする生物の本能的絶対的衝動が!
生殖欲を痛い程ずくずくと刺激している!
むらむらがっ……
押さえ切れないっ……!
なんかいつものボクと違いますっっっ!
教授! なんか変なクスリ盛ってないでしょうねっっ???
俺の胸にがっしりとしがみつき、うんうんと可愛く唸りながら、その柔らかくエロさ極まりない魅惑の女体をぐにぐにと擦りつけてくるリザレオを見ているうち。
心の中の天秤棒はがたりと傾き……
俺の中の“邪悪スイッチ”が静かにon!となった。
俺は顔を真っ赤にしてふんふんと荒い息を吐きながら胸にしがみついているリザレオに話しかけた。
「いいぞーリザレオ。中々見所があるなーうん。スゴいぞー」
「そうか!」
リザレオは真っ直ぐに俺の言葉を信じ、顔中を嬉しさで輝かせるような笑みを浮かべる。
本来、心の中でちょっとした痛みが走るところかも知れない。
しかし、“邪悪スイッチ”が入った俺には罪の痛痒など無かった。
「このワザはなー、本来、二人して横になってやるものとセットなのだ。今までのは立ち技、これだと半分しか知らないことになる。後の半分は寝技、といって、横に寝そべってワザを掛け合うものなのだ」
「ふんふん!」
「知りたいか?もっと楽しいぞ。ふふふっ」
「んッ!知りたい!リザレオもっとマキタからおそわる!」
そう。教えよう。俺の知る限り。俺の体力が続く限り!
「そっかー。それじゃな。どこか出来るだけ床が柔らかくて……広くて……二人とも横になれるトコってないかな?」
「んー……ある。来い!マキタ!」
ぱっと離れると、素早く二本のアガールを拾い集め、片方を鞘に収めると、だっと走りだし、またすぐ止まるとくるりと振り返った。
「行くゾ!早く来いマキタ!」
先導するリザレオは待ちきれない、といわんばかりにアガールを胸に抱いたまま走り、少し走っては振り向き、俺が付いてくるかどうか確かめる。
「はーやーくーマキター」
「はいはい」
子供と夏祭りに行くお父さんか。俺は。
それに行くのは夏祭りでは無い! ナニ祭りかは……これから存分に教えてやる。
くくくくく。
ややしばらくそんな感じでリザレオの先導で歩き、辿り着いたのは集落の一番端にある少し大きな小屋だった。
監視小屋も兼ねているようで、他の集落の小屋と比べてかなり大きく、高台が付いている。
端にあるだけに警戒の時使うものなのだろう。
「リザレオの家だ!今日は誰もいないから広いぞっ!」
好都合!!
アガールを抱いたまま、飛び込むように中に入っていくリザレオの豊満な尻を視姦しつつ。
俺は葉を噛み合わせて作ってある、ドア代わりなのだろう、その簡易なシェードを手で持ち上げ、中に足を踏み入れた。
リザレオの脚を覆っていた靴代わりの革布がくたりと、しかし綺麗に並んで置いてある。ずいぶん素早く脱ぎ捨てたものだ、と感心する。おっと、俺もワークブーツ脱がなきゃ。
家具調度のたぐいは何もない。しかし、敷物があちこちにあり、それで座る場所とか物を置く場所とかを決めているようだ。
バナナの葉を枯らし、繊維だけにしたあと叩いて柔らかくした物を重ね合わせ、布にするという製法を見たことがある。たぶん似たようなやり方で作られたのだろう。その敷布は少し驚くぐらい足裏に滑らかな感触を伝えてくる。ジャングルの知恵だな。
部屋の隅にがしゃりとアガールを置き、頭の革鉢巻きを取ると羽ごとその上に置いたリザレオが手招きする。
「こっちだ!リザレオの寝るとこ。広くて柔らかいぞっ!」
ここにもかかっているシェードをぱっと潜ると、リザレオが中に姿を消した。
ふふふふ。
リザレオのぷりぷりと揺れまくっていた褐色尻の残像を追い、寝室に踏み込む。
中はリザレオの言う通り、存分に広く、二人して抱き合って転げ回っても早々壁に身体をぶつけると言うことはなさそうだった。
丸太組みの壁には何カ所も大きく窓が切ってあり、そこにはおんなじ様な葉っぱ製のシェードがかかっている。
現代的な灯りの無い部屋は俺の目には真っ暗に近い。何カ所かシェードが開かれている所から月明かりが差し込んでいるだけだ。
まぁ……すぐに目は慣れるだろう。
一面にあるのは簡単な敷布。大きく部屋を覆い、端端に小さな敷物。
その中央の大きな敷布は、柔らかい葉をたっぷり積み上げた上にかぶせられていて、軽く足が沈み込むほどふかふかだ。
まさに。まさに好都合……ふふふふふふ。
その寝室の真ん中にリザレオが腰に手を当ててふんぞり返って立っている。
「さ。マキタ!色々教えてくれっ」
にっこーと満面の笑みを浮かべて俺を見るリザレオは可愛くてたまらん。
他の意味でもたまらん。
「よーし。覚悟しろリザレオっ!」
「んんっ!覚悟しろ!マキタっ!うおー!」
俺は邪悪な笑みを心の中に隠し、豊満な身体を揺らしてナゾの構えを取るリザレオに向かってずかずかと歩き寄っていった。
バックルを緩めたベルトをしゅるりと引き抜き、部屋の隅に投げ捨てながら。
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アマゾネス嫁!リザレオ爆誕©©!
おっと。細かく書くわけには行かねぇぜ(笑)
ここはシークレットナイト版で。
そして朝。
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頑張った。俺、頑張ったよ……。
ここでリザレオを快楽に溺れさせる(味方に引き入れる)ことは、今後の人生に関わる。
味方に引き入れる(快楽に溺れさせる)でもいいケド。同じか。
いつもより黄色目の朝日を拝んだ時。
俺は生きていることを、これからの展望に期待が少しは持てることを喜んだ。
リザレオはすうすうと可愛い寝息を立て、しどけなく俺の身体にそのしなやかで長い腕とか、逞しいばかりに張り切った太腿とかを絡めてきていた。
その身を纏っていた小さな布は、引き剥がしたトコまでは覚えているが……
どこに放り投げたかさっぱり思い出せん。
脱いで丸まってしまえばあまりにも小さすぎる布だけに……えっとー……まいいか。
後でリザレオが探すだろう。俺の服だけ掻き集めるか。風呂入りたいとこだが。
まだ寝ているのを起こさないようにそっと引き離す。
取り急ぎぱぱっと衣服を身につけ、窓から外を覗く。
朝は始まっていた。
未知のアマゾネス集落の生活の朝が。
一応連続は今日まで。
次は土曜日の予定です。




