〜この星の瀬戸内とレモンは美しい〜レモン星人の瀬戸内レモン調査お仕事日記❢❢三日目❢❢
ー…ソノヒ、ボクハデアッタ、ウンメイノレモン二…ー
『✧BOYS Lemon✧瀬戸内はレモンの香り✧
〜この星の瀬戸内とレモンは美しい〜
レモン星人の瀬戸内レモン調査お仕事日記❢❢』
✧三日目❢❢✧
俺の名は『瀬戸内 礼門』広島の瀬戸内海道の中央に位置するレモンの島で暮らしている高校一年生だ。名は体を表すとは言うが本当にそうだと思う。レモンの島のレモン農家の一人息子として此の世に生を受けた俺は今日も今日とてレモン三昧な日々を送っている。名前も漢字こそ檸檬では無いが『瀬戸内 礼門』だしな。因みにレモン農家のレモンを愛してやまないレモンラバーな俺の両親『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』そして『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』に何故?名前の漢字をいっそのこと『瀬戸内 檸檬』にしなかったのか小学生の頃だったか、興味本位に訊ねたことがあった。自分で言うのもなんだが、あの頃は若く俺は冒険心に溢れた利発で愛らしい小学生だったのだ。そんな愛らしく利発な小学生の頃の俺にレモン農家のレモンを愛してやまないレモンラバーな俺の両親『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』そして『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』は、口を揃えてこう答えた「「檸檬は、漢字が難しくて書きにくいけんね。テストの名前欄に書きやすいように漢字は『礼門』で読みを『レモン』にしたんじゃけぇ」」と。ふむふむ。なるほど。なるほど。レモン農家のレモンを愛してやまないレモンラバーな俺の両親なりに俺のことを思ってこの名前『瀬戸内 礼門』にしたと言うわけだ。冒険心に溢れた利発で愛らしい小学生だったあの頃の俺はレモン農家のレモンを愛してやまないレモンラバーな両親の俺への深い愛情に思わずレモンの如く甘酸っぱい涙を流したものだ。
確かに『瀬戸内 檸檬』よりも『瀬戸内 礼門』の方が漢字が簡単で書きやすいものね。ほろろ。俺は、その時のことを思い出してレモスコのような涙をかれこれ十年ぶりに流していた。
(だけど実を言うとレモンラバーな両親には言っていないが、やはりレモンラバーなレモンボーイとしては『瀬戸内 檸檬』と言う名前に憧れがあったりする)
自分で言うのもなんだがキラキラとした汚れの無い涙が、レモン色の愛用の自転車『レモスコ号』で夏の瀬戸内海道沿を走る爽やかな風に乗って青い空へと小さな虹を作った。麗しのDTDK(童貞男子高校生)の涙はまるでレモン水のように清らかなのだ。
そして一学期の終業式も終わり夏休みへと突入した。まさに青春謳歌真っ只中の俺のもとにヤツは、ヤッてキタ。
おっと。失礼。表記が乱れてしまった。
正しくは、やって来たのだ。
……どこからどう語ったらいいものか!?
……少しホラーなヤツと俺の一夏の甘い恋物語!?
……今も確かに残っているのだ。この口唇に、
……レモンの味のするヤツとのファーストキスの残滓が、
……今も確かに、この口唇に。
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〜〜ええ、今回もざっと前回までのあらすじを言わせてもらうと。〜〜いなげな(変な)レモンの怪獣な喋るモニュメントに愛の告白をされた。……かと思ったらいなげな(変な)レモンの怪獣な喋るモニュメントが、怪獣のレモン(※ゴツゴツした見た目や大きなサイズで規格外として廃棄されていたものを皮ごと食べられるブランドレモンとして再生したアップサイクルされたレモンのこと)に憑依した。かと思ったら。突然の自主的変身バンクにて人型になった!!しかも!!地中海のレモン味を感じる全裸のイケメンマッチョメン!!レモン色のチュルチュル天然パーマの髪に白大理石の彫刻のように白い肌に彫りが深すぎる美形な顔にはレモンの葉っぱみたいな鮮やかな緑色の瞳がキラキラと光る。恋愛対象が男性であるイカした甘酸っぱぃBLレモンボーイな俺の好みのタイプであった!!そして、混沌が極まる自己紹介の末に地球のレモンを調査するレモン星人なお仕事!!レモン調査お仕事日記(?_?)しかも〆切りとかあるん!?そして、4日後に強制送還!?てか、異文化レモン交流たぁなんじゃ!?と聞けば聞くほど混沌が極まる自己紹介の末にヤツは言った『ー…ナノデ、ヨッカカンノアイダデイイ、ボクヲ、ボクヲ、レモンクン、ノ、レモンノウカデ、ハタラカセテ、クダサイ、レモンナオシゴト、サセテ、クダサイ…ー』……と。
……そう言って、彼レモンなレモンな彼?
……賢明なレモンの守護者。
……レモン星人のレーモンドは、キレイにペッコリ。
……ナナメ45度のキレイなお辞儀をして魅せました。
……そのお辞儀があまりにもキレイだったから。
『ーーうん!!ええよ(๑•̀ㅂ•́)و✧』
ーー思わず僕は、賢明なレモンの守護者。
ーーレモン星人のレーモンドを勝手に採用しました。
ーー何の問題もない!!
ーーレモン農家は慢性的にいつだって人手不足!!
ーー宇宙人の手だって借りたいくらいなのじゃけぇ!!
ーーそれがレモン星人の手ならなおさらのことじゃ!!
こうして、賢明なレモンの守護者でありレモン星人のレーモンド(たぶん宇宙人!?)は、俺のレモンラバーなイカしたレモン農家で、4日間のレモン異文化交流レモンお仕事調査をする事になったんじゃ❢❢そして、レモン星人のレーモンドは、真夏の熱いハウスレモンなビニールハウスで、レモンのレモンによるレモンなお仕事を働いて、働いて、働いた末に、あまりの暑さに、メッキがハガレモンして、ドロドロレーモンドロロに溶けた。ホラー展開に混迷極まった末に、就労二日目にして、レモン星人のレーモンドの正体が、俺のレモンラバーな両親『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』そして『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』にド派手にドイヒーにバレモンしました!!あわや!!研究所送りかと思った矢先にレモン星人のレーモンドの俺へのあまりにも真っ直ぐで純情で純真で純愛な想いを知った俺のレモンラバーな両親『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』そして『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』は、俺に優しい眼差しで訊ねたのだった。
『…レーモンドの想いは、良うわかった…ほいで?』
『ー礼門ーアンタは、どがぁしたい!?』
……ーーと。そして俺は答えた。
『俺は、レーモンドが好きじゃ!!一緒におりたい!!』
その日、俺は、生まれて初めて、愛の告白をしました。
宇宙人のレモン星人のレーモンドに愛の告白をしました。
〜〜これにて波乱のあらすじフィナーレモン❢❢
〜〜それでは、めくるめくレモンな三日目をどうぞ❢❢
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ー…"When life gives you lemons, make lemonade."(人生がレモンをくれたらレモネードを作ればいい)…ー
晴れが多いレモンの島はレモンを育むのに最適の環境だ。
レモーニング(レモンなモーニングルーティン)の一環で、俺ことレモン農家のレモンボーイな『瀬戸内 礼門』ピッチピチレモンな麗しのDTDK(童貞男子高校一年生)は、自室の屋根裏の大きな窓を朝起きたら真っ先に、たちまち(取り敢えず)バァーーンッッッ!!と全開にして、眼下に広がるレモン色のレモン畑と青い空と青い瀬戸内海そして白い雲を眺めて、深呼吸をする。青い夏のレモンの味がする。
「ー"When life gives you lemons, make lemonade."(人生がレモンをくれたらレモネードを作ればいい)ー」
レモンラバーな俺の両親『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』そして『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』が、口癖のように言う。有名なレモンの諺だ。辛いことや試練を酸っぱいレモンに例え前向きな努力で良い結果に甘いレモネードに変えようという意味なのだとか。
レモンラバーな俺の両親『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』そして『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』は、主にレモン農家のレモンなお仕事が上手くいかなくなった時に口癖のように言っているが、正直に言うと俺は、レモンを酸っぱい(辛い試練だ)と思ったことがなかった。寧ろ、俺にとって、レモンはいつも甘いレモネード(良いもの)だったのだから。ほんじゃが、今、俺は、ぶち好きなレモンを初めて、酸っぱい(試練)じゃと感じよる。
「…レモンって、こがいに酸っぱかったんじゃ……」
……どうしよう。
こがいに酸っぱいレモンをどがぁして?
甘いレモネードにすりゃあええんじゃろう?
レモン柄の毛布を被り俺のベッドで『…スコ〜、レモスコ〜、…』と。気持ちよさそうに眠るレモン星人のレーモンド(地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョメンバージョン)を見詰めて俺は、途方に暮レモンしていた。
「…せっかく両想いになれたのにな…後、今日と明日しか、一緒におられんなんて、レモン酸っぱ過ぎんか!?」
レモン柄の毛布を被り俺のベッドで『…スコ〜、レモスコ〜、…』と。気持ちよさそうに眠るレモン星人のレーモンド(地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョメンバージョン)の傍に膝をついて、彫りの深い彫刻のような端正で美しい寝顔にそっと触れてみる。思いのほか柔らかい。けど、体温は感じられない。レモンを触っているかのようだ。
「…こがいに人間みたいなんに…」
昨日のレモン星人のレーモンドのレモン色をした大きなタコ!?のような!?……はたまたクラゲ!?のような!?
……不思議な姿を、レーモンドの真の姿を思い出す……。
「…なんで?…なんで?…宇宙人なんじゃろう?レーモンド、レモン星人って一体、…なんなん!?」
……なんで、レーモンドは、宇宙人なんじゃろう。
……もし、レーモンドが、宇宙人じゃなかったら。
……もし、俺が、レーモンドと同じレモン星人だったら。
……ずっと、一緒にいられたんじゃろうか!?
「……どがぁしたら一緒におられるんじゃろう?」
……どがぁしたら「甘いレモネードになりますか?」
……ねぇ。「…レーモンド…」……教えてよ。
ーー「…チュッ…」ーーと、レーモンドの思いのほか柔らかな頬に小さなキスを一つ贈ると。
『…ンッ…』レーモンドの彫りの深い彫刻のような美しい寝顔の閉じられていた瞼が、微かに震え、ゆっくりと持ち上がってゆく……レモンの葉っぱのような緑色の瞳が、朝陽にキラキラと燦めいて、とても綺麗だった。
ーー…パチパチ…ーーと。何度か瞳を瞬かせて、そのレモンの葉っぱのような緑色の瞳に俺を映して、本当に嬉しそうに微笑ったんだ。
『ーー……レモンクン、レモーニング……ーー』
カタコトの言葉で、俺にレモンな朝の挨拶をする。
「ーー……レモーニング、レーモンド……ーー」
ただそれだけで幸せ過ぎて胸がギュッと締め付けられた。
甘うて、酸っぱい、レモネード。
レーモンドのことが、どんどん、好きになってゆく。
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今朝も今朝とてハウスレモンのビニールハウスでのレモンのためのレモンによるレモンなお仕事に住持する。レモン星人のレーモンド(地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョメンバージョン※父の作業着を着用し今日もサイズが合わなすぎてピチピチになっとる)と俺。そしてレモンラバーな俺の両親の『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』そして『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』は、早朝のレモンの摘果作業を行ない。暑くなる前に小さなレモンの実や傷のあるレモンの実を摘み取り残ったレモンの実に栄養を行き渡らせる作業だ。そして、薬剤の散布(防除):病気や害虫の発生を防ぐために農薬や消毒液を散布して、潅水を行う。 夏場は雨が少ないため毎日または定期的に水やりを行いレモンの木と実のしおれを防ぐのだ。それから、その諸々レモン他の管理も色々レモンとある。日当たりを良くするための枝の管理や草刈りなどを行ったりだ。
一通り午前のレモンのためのレモンによるレモンなお仕事を働いて、働いて、働いて、レモン労働した後だった。
「二人共げにありがとのね!!」
「げに助かっとる!!」レモンラバーな俺の両親『瀬戸内 笑子(続柄∶母)』と『瀬戸内 生口太(続柄∶父)』が、ご機嫌に口々にレモンラバーなイカしたこのレモン農家で4日間のレモン異文化交流(※三日目に突入)レモンお仕事調査をする事になった俺が採用し俺が連れてきた賢明なレモンの守護者でありレモン星人のレーモンド(地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョメンバージョン※父の作業着を着用し今日もサイズが合わなすぎてピチピチになっとる)にウキウキと今日もまた浮かレモンで言う。
「「午後は、二人でデートしてきんさい!!」」と!!
そして、レモン星人のレーモンド(地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョメンバージョン※父の作業着を着用し今日もサイズが合わなすぎてピチピチになっとる)と俺は、午後は半休をいただいて、おデ、おレモンなおデートをする事になりました!!!!
✧ ✧ ✧ ✧ ✧ ✧ ✧
〜〜ど、ど、どどどど、どがぁしましょう!?!?
〜〜と言うのも、自慢では無いんじゃが!!!!
〜〜正直、こっ、これが、はっ、初おデートなんじゃ!!
〜〜デート?デート!?デェト!?でぇと!?
〜〜デートッて、何するんじゃったっけ!?!?
〜〜ランデブー!?逢い引き!?逢瀬!?
〜〜俺は若干デートゲシュタルト崩壊を起こしつつ!!
〜〜震える指先で、レモンの島デートスポットと検索!!
〜〜検索!!さらに!!検索!!怒涛の検索である!!
そしてピーーン!!ときたデートスポットがあった!!
地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョメンなレーモンドに良く似合うデートスポットを発見したんじゃ!!
そして、取り敢えずレモン色の作業服から着替えます!!
暑いのでレモン柄のアロハシャツとブルージーンズに白いスニーカーに着替えました。地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドにもレモン柄のアロハシャツ(父の奴)とブルージーンズ(父の奴)と白いスニーカー(父の奴)を着せ替え人形ヨロシク着せ替えて、お散歩さながらに仲良くお手々を繋いで目的地のデートスポットへとスキップとスニーカーで参ります。夏の日差しは厳しいですが、瀬戸内海の海風が吹けば昼間は意外と涼しかったりもする。青い海。青い空。白い雲。レモン色のレモン畑に、海風が吹いて、レーモンドとの初おデートは、甘く酸っぱい、レモネードのような香りがした。
レモンのオブジェクトや幸せのレモン色のポストを抜け西の日光と称されるお寺を抜けた先に御目当てのデートスポットの目的地である白い大理石の庭園の丘へと到着した地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドと俺は、青い空と見渡す限り無く青い瀬戸内海、そして真っ白な大理石が織りなすまるで地中海を旅しているかのような世界観どこを切り取っても映えるこの異世界はお寺の中にあると言う不思議に感動しつつ散策致します。
「ここの大理石はイタリアから運ばれてきたものなんじゃって、不思議じゃのぉ。イタリアにおるみたいじゃのぉ」
俺が「お寺の敷地内にあるのに異世界にきたみたいよね」と囁やけば、レモン星人の地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドは、魅惑のイケメンボイスで、カタコトな言葉で答えた『ー…ボクノ、ホシ、レモリア、二、ヨク、ニテル、ナンダカ、ナツカシイ…ー』……と。
「レモリアはイタリアみたいなところなんじゃろうか?」
レモン星人の地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドに訊ねてみれば、レーモンドは、そのレモンの葉っぱのような緑色の瞳を細めて、優しく囁いた。
『ー…ボクハ、ウレシイ、レモンクン、ガ、ボクノ、ホシノコトヲ、キニシテクレテ、ボクハ、ウレシイ…ー』
……ああ。……甘ぅて、酸っぱぃ、レモン色の風が吹く。
「〜〜なっ、何を言いよんやか、すっ、好きな人の、故郷じゃ。そりゃあ、気にするじゃろう?いっ、いなげな(変な)レーモンド!!」恥ずかしさを誤魔化すように真っ白な大理石の丘を駆けて言えば、レモン星人の地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドは、俺を追いかけて来て、その逞しい腕で、いとも簡単に俺を捕まえてしまう。
ーー……トクンッ、トクンッ、……ーー
ーー……ドクンッ、ドクンッ、……ーー
……心臓の脈打つ音が、聞こえる……。
……こりゃあ、誰の心臓の音じゃろう?
……俺の心臓の音じゃろうか?
……それとも、レーモンドの心臓の音じゃろうか?
……あるいは、両方の心臓の音じゃろうか!?
ーー……キラキラと光る汗……ーー
ーー……汗は、キラキラ、光っとるのに……ーー
ーー……やっぱり、体温は、感じられんかった……ーー
ーー……嫌でも思い知ってしまう、やっぱり……ーー
ーー……レーモンドは、宇宙人なんじゃのぉって……ーー
ーー……俺とレーモンドは、違いすぎるって……ーー
ーー……思い知ってしもうたんじゃ……ーー
「…レーモンドは、立派なレモン星人なんじゃのぉ…」
レモン星人の地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドのムチムチな逞しい胸に顔を埋めて、小さく零した呟きは、瀬戸内海の海風に攫われてまるで地中海のような真っ白な大理石の丘を吹き抜けてゆきました。
「……レモンの香りがする……」
レモン星人の地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドのムチムチな逞しい胸は、甘ぅて、酸っぱぃ、レモンの香りがしました。
『ー…ボクノ、ナマエハ、レーモンド、ナマエノ、ユライ、ハ、ケンメイナレモンノシュゴシャ、ト、イウイミ、エル、レモンセイウン、ノ、レモリア、ト、イウ、ホシカラ、レモンノスイセイ、二、ノッテ、キョネン、ノ、アキゴロニ、チキュウノ、レモンジマ、ノ、レモンカイジュウノモニュメント、二、フジチャク、シタ、ツウショウ、レモンセイ、ノ、レモンセイジン、ボクハ、リッパ、ナ、レモンセイジン、デス…ー』
カタコトの言葉で一生懸命にレーモンドは、一日目に自己紹介してくれたみたいに、もう一度、自己紹介してくれた。
「…うん、うん、そうじゃったね。レーモンドは、レモン星雲のレモリアって、星からきたレモン星人じゃけぇの……立派なレモン星人じゃけぇの…じゃけぇかな、レモンの良い香りがするよ……」レモン星人の地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドのムチムチな逞しい胸に顔を埋めて、俺は、甘ぅて、酸っぱぃ、レモン星人のレーモンドのレモンの香りを胸いっぱいに吸って小さく囁いた。
するとレモン星人の地中海のレモン味を感じるイケメンマッチョなレーモンドは、大きな躰を屈ませて、俺の黒い艷やかな髪に高い鼻梁を埋めて、俺の匂いを嗅いで、甘ぅて、酸っぱぃ、イケメンボイスで、吐息混じりに囁いた。
『ー…レモンクン、モ、レモン、ノ、イイ、カオリ、ガ、スルヨ…ー』レモン星人のレーモンドは、囁き漏れる吐息までもが、レモンの良い香りがした。
……ああ。このまま。彫刻のように一つになれたらな。
……そがいしたら。ずっと、一緒におられるのにな。
抱きしめられても全く体温を感じんのに、キラキラと汗が光るレーモンドに、俺は言った。
「…俺はレモン農家のレモンボーイじゃからな…それより凄い汗じゃ、レーモンド。これじゃあ、またメッキがはがれてしまうよ…ちいと休憩しようか?」
✧ ✧ ✧ ✧ ✧ ✧ ✧
まるで地中海のような真っ白な大理石の丘の白い世界が広がった風景は日本におることを忘れてしまう程の異世界感じゃ。庭園と同じ敷地に溶け込むカフェもまた白い大理石でできたカフェじゃ。海を見渡しながら、トーストセットや、ピザや、ケーキセットやらの軽食をオシャレモンにおっただけるんじゃ。大理石の丘の庭園と同じ真っ白な大理石の店内の奥のカウンター席にレモン星人のレーモンドと並んで座る。まるで絵画のように切り取られた自然豊かなレモンの島の風景が日常の喧騒を忘れさせてくれるようじゃった。
……言うか、レーモンド自体が、最早、絵画言うか!?
彫刻言うか!?最早、美術品のような美しさじゃった。
「ーレーモンド大理石似合うのぉー」
真っ白な大理石の床がレフ板のような効果をもたらして、絵画のような!?彫刻のような!?レーモンドが更にキラキラと輝きを増しとる!!眩しゅうて目が潰れそうじゃ!!
〜〜めっ、目がぁ、半分しか開かん!!
レーモンドが眩しゅうて半分しか開かん目を細めていると俺の眉間に寄った皺を『ー…ヨシヨシ…ー』とレーモンドが徐に逞しい人差し指で撫でる。眉間に寄った皺を撫でられたなぁ初めてじゃ。独特な撫でられ方だが実に悪うない。
……寧ろ、ええ。……クセになりそうじゃのぉ。
……特殊な性癖に目覚めかけ未知なる扉を開きよる既のところで、俺は、何とか思いとどまった。
そしてレモンスカッシュとレモンシャーベットを仲良う注文しました。なっ、なんか、オシャレモンなカフェで、レ、レーモンドと二人で、なんて、デ、デデデート、みたいじゃのぉ。てか、紛れものうこりゃあデートじゃのぉ!!
ハスハスと落ち着かん気持ちで、仲良う注文したレモンスカッシュとレモンシャーベットの到着を待つ!!
程ないなかして、仲良う注文したレモンスカッシュとレモンシャーベットがレーモンドとわしの前に到着致した!!
「〜〜ォオオオ!!オシャレモンなレモンスカッシュ&レモンシャーベットじゃのぉ!!」
オシャレモンなレモンスカッシュとレモンシャーベットの到着に俺は興奮を抑えきれずレモンな雄叫びをあげました。
レモン色なオシャレモンスカッシュ&レモン色なオシャレモンシャーベットを目の前にしてレモン星人のレーモンドは、俺と同様にハスハスと興奮を抑えきれずにレモンな雄叫びをあげました。
『ー…オシャレモン!!…ー』
レモンの葉っぱのような緑色の瞳をキラキラと輝かせて、『ー…オシャレモン!!…ー』と。ハスハスと興奮を抑えきれずにレモンな雄叫びをあげるレモン星人のレーモンド。
〜〜げに(本当に)可愛い!!
〜〜げに(本当に)可愛い!!
〜〜げに(本当に)可愛い!!
俺は、心の中で、ハスハスと興奮を抑えきれずにレーモンドな雄叫びをあげました。
そして「〜〜いただきます!!」と手を合わせます。
レーモンドも『ー…イタダキマス…ー』と俺を真似て、逞しい手を合わせてカタコトの言葉で言いました。
オシャレモンスカッシュを一口飲めば、口中に広がる甘酸っぱぃくシュワシュワとしたスカッと晴れたレモン畑のような爽やかな風味と鼻を抜ける少しスパイシーなレモンの香り。何だかちょっぴり大人の味がしました。
レモン星人のレーモンドも美味しそうにオシャレモンスカッシュを飲む……レーモンドがオシャレモンスカッシュを飲む度にイケメンマッチョな喉仏が、上下にピストン運動を繰り返すのを……俺は、何だか、見たらイケナイモンを見とるような気がしたが、だがしかし、そこは勿論、多感な時期の邪な気持を全開に全視力をフルに活用してガン見した。
ーー…ゴクリ、ゴクリ、……ーーと、レーモンドのエロい喉仏が、レモンスカッシュを飲み下す。キラキラと薄っすらと汗が張り付いた喉元が、ぶち(とても)セクシーじゃった。
レーモンドのエロい喉仏とスケベな喉元をオカズにレモンスカッシュを美味しくいただくーーゴクリ、ゴクリ。
「ー…レーモンドは、スケベじゃのぉ…ー」……モノローグ(心の声)のつもりじゃったが、声に出てしもうた!!
レモン星人のレーモンドは、不思議そうな表情をして、俺のことをマジマジとそのレモンの葉っぱのような緑色のキラキラとした瞳で見詰めて、笑ってカタコトの言葉で言うた。
『ー…レモンクン、ノ、ホウガ、スケベ、ダヨ…ー』と。
「何言いょんやょ!!レーモンドの方がスケベだょ!!」
『ー…レモンクン、ノ、ホウガ、スケベ、デス…ー』
「いや、いや、レーモンドの方がスケベじゃけぇ!!」
などと、どっちがスケベなのかスケベの押し付け合いをしながらオシャレモンスカッシュをイチャコラして飲んだ。
そしてイチャコラし過ぎて俺達のイチャコラっぷりに!?溶けかけたレモン色なオシャレモンシャーベットを二人でオシャレモンスカッシュよろしくイチャコラしながら食べた。
スプーンでレモン色なオシャレモンシャーベットを掬う。
ーー…チャッ、チャッ、チャッ…ーーと口に運べば爽やかなレモンの風味が口唇から口腔内に一気に広がってレモン畑に海風が吹き抜けるように俺の鼻を甘酸っぱぃレモンの香りと共に吹き抜けてゆく。
「〜〜うまいのぉ!!レーモンド!!まるでレモン畑におるようじゃのぉ!!」
あまりの美味しさに興奮気味にレーモンドに言うとレーモンドは優しく微笑んで、逞しい指先で俺の口元に触れる!?
〜〜えっ!?ぇえっ!?なっ、何じゃろこれ!?
〜〜キッ、キス!?〜〜されるぅ!?!?
世は大パニックレモン時代に突入した思考で、たちまち(取り敢えず)!!俺は、キュキュっとレモン目を閉じた!!
〜〜そして、キッ、キッス、キス待機……!!
〜〜ファ、ファーストキッス、キス待機……!!
「ーー…………ーー」
『ーー…………ーー』
……ン!?……待てども、待てども、口唇ノータッチ!?
どころか!?俺の口元から離れゆくレーモンドの指先。
〜〜えっ!?待って、行かないで!?
〜〜離れないで!?〜〜レモンキススミー!?
〜〜レーモンド!?〜〜レーモンド!?
〜〜ファーストレモンキススミー!?
思わずレモンな恋のおまじないを唱えてしまう。
好きな人の後ろで唱えるとキスができる、という学校で流行ってるレモン系の恋愛のおまじない。甘酸っぱい初恋の香りとしてのレモンとーKiss meーが組み合わさった言葉で好きな人が近くにいる時や背後にいる時に心の中でレモンキススミーと3回唱える。そんなレモン系の恋のおまじない。
〜〜……レモンキススミー……〜〜
〜〜……レモンキススミー……〜〜
〜〜……レモンキススミー……〜〜
……3回心の中で唱えてみました。すると。
レモンスカッシュなフレーバーのキッスが〜〜!!
ーー……ピトっ!!……と、俺の自分で言うのもなんじゃが、幼気で愛らしい口唇に触れた。……なぁ、閉じた瞳を薄っすらと開けて確認したらば……そりゃあ、レーモンドの彫刻のように形の整うた口唇……では、無う。……レーモンドの彫刻のように形の整うた……指先じゃった。
『ー…オシャレモンシャーベット、ツイテタヨ…ー』
レモン星人のレーモンドは俺の口元に付いてたオシャレモンシャーベットを逞しい指先で拭って俺の口唇に付けた。
……うん。……ただ、それだけでした。
……あらぬ期待をしてしまって〜〜なんだが恥ずかしぃ。
〜〜恥ずかしぃ。〜〜しぃ。レモン君。でしぃ〜〜た。
「〜〜あっ、ありがと〜〜」何とか御礼を言って、口唇を急いでゴシゴシと指の甲で拭う。
レーモンドに触れられた自分で言うのもなんじゃが、幼気で愛らしい口唇は、何処となく熱を帯びていた。
恥ずかしさに口唇をそっと噛み締めると、甘うて酸っぱぃ、オシャレモンシャーベットの味がした。
……胸が、熱くなる。……胸が、トキメク。
……このまま、時が止まってしまえば良いのにな。
……そしたら、きっと、ずっと、一緒にいられるのに。
……ああ。どんどん好きになっていく。
……甘くて、酸っぱぃ。……レモン星人のレーモンド。
……甘くて、酸っぱぃ。……レモン色の俺の初恋。
……レモン畑のように胸一杯に広がってゆく。
……昨日よりも。……今日よりも。
……きっと、……明日は、もっと、好きになる。
……明日までしか、一緒にいられないのに……
……明後日は、……どうなるの?
……明明後日は、……どうなるの?
……きっと、どんどん、好きになっていくのに、
……きっと、この好きが、止まるはずがないのに、
……レーモンドがいないレモン畑で俺は?
……これから未来の日々を生きて行けるのだろうか?
✧ ✧ ✧ ✧ ✧ ✧ ✧
レモン星人のレーモンドとの浮かレモンなドッキドッキの初デートも大詰め終盤に差し掛かり。レモンの島は夕暮れに染まる。日中の海風から陸風に切り替わる瀬戸際の夏の夕暮れは、ピタリと風が止まり蒸し暑いが、とても静かで美しい夕凪が訪れる。レモンの香りが漂う海岸沿いで、レーモンドと俺は、波音のない静かな夕暮レモンで穏やかな夕凪を眺めて贅沢な時間を過ごしていた。瀬戸内海の海面がまるで鏡のように夕日や周辺の島々をこのレモンの島を美しく映し出していた。鏡のような海は沈みゆく夕日が美しく映り込む幻想的な光景で風光明媚な瀬戸内海の夏の風物詩なのだ。
「ーー…………ーー」
『ーー…………ーー』
美しい静寂の中で、まるで、この世界にはレーモンドと俺だけしかいないような。二人だけの世界が其処には在った。
ーー……このまま。夕凪に溶け込んで、しまいたいな。
ーー……さっき一緒に食べた。甘酸っぱぃ。
ーー……オシャレモンシャーベットのように。
ーー……甘酸っぱく、二人で夕凪に溶けてしまいたい。
ーー……このまま。風が止まるように、夕凪のように。
ーー……レーモンドと俺の時も止まって欲しぃ。
蒸し暑い夕暮レモンに逆上せているのか躰が熱い。
……心が熱い。……助けて欲しぃ。
……こんなに恋焦がれてしまったら、もう。
……夕凪が過ぎた後に、どうやって?
……呼吸をしたら良いのか?
……どうやって?生きていったら良いのか?
……わからんようなってしまう。
……ねぇ、レーモンド、教えてつかぁさい。
不意に『ー…レモンクン…ー』レーモンドが俺の名を呼ぶ。夕凪の中で『ー…モシモ…ー』レーモンドが静かに言う。『ー…アシタ、ボクガ、レモンセイ、二、カエルトキ、二、イッショニ、キテ、ホシイ、ト、イッタラ…ー』
……カタコトの言葉でレーモンドは、静かに言う。
『ー…レモンクン、ハ、ボクト、イッショニ…ー』
レモンの葉っぱのような緑色の瞳が真っ直ぐに俺を見る。
『ー…キテ、クレ、マスカ?…ー』
「ーー………………ーー」
俺はレモン星人のレーモンドのレモンの葉っぱのような緑色の瞳を……ただ、ただ、見詰めることしか出来なかった。
「ーー………………ーー」
……何にも答えることが出来なかった。
レモン星人のレーモンドと、ずっと、一緒に居たいのに、俺には、レーモンドと共にレモン星に行く勇気も、レーモンドに此処にずっといて欲しい、と言う勇気も何の勇気も無かった。
俺は意気地なしの、ただの、しがないレモンボーイ、でしかなかったんだ。不意に涙が零れそうになって、涙を零してしまったら。二人の夕凪が終わってしまいそうだったから。必死に堪えていたら。レーモンドが、そんな俺を優しく抱き締めてくれた。
そして優しく切なげに響く声で言ったんだ。
『ー…コマラセテ、シマッテ、ゴメンナサイ…』……と。
『ー…ワスレテ、クダサイ…ー』……と。
何処まで優しく夕凪のように静かな声で言ったんだ。
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その日の夜、俺はレーモンドの腕の中で夜を迎えていた。一つのベッドに仲良くベッドイン。いやいや!!だから!!寝れるわけんじゃろ(寝れるわけねぇだろ)!!!!
……と、思ったのだが、なんだかレーモンドの腕の中はレモン星人だからかやっぱりレモンのアロマのような爽やかな香りがして、心がリフレッシュして、ストレスや緊張が和らいでリラックスした入眠を完璧にサポートされて、日中の麗しのレモンなドッキドッキの甘酸っぱぃ初デートの甲斐もあってか「…スコ〜、レモスコ〜、…」と俺は、あっと言う間にまたしてもレモンな夢の中へと落ちてイッた……。失礼、表記が乱レモンしました。正しくは、落ちていった。です。
『ー…オヤスミ、ナサイ、レモンクン…ー』
レモン星人のレーモンドは、愛しの礼門君の艷やかな漆黒の黒髪を撫でて重めの前髪の隙間から垣間見える色白な小さなオデコに一つ『ー…チュッ、…ー』と小さなオヤスミのキスを贈りました。そして、『ー…デート、ノ、トキハ、コマラセテ、シマッテ、ゴメンナサイ…ー』と夕凪のように静かな声音で愛しの礼門君を起こさないように囁いて、ゆっくりとレモン柄の毛布から抜け出してベッドから静かに下りる。そして小さなレモン型の可愛らしいテーブルの上に礼門君から恵んで貰った小さなレモン柄のメモ帳を広げてこれまた礼門君から恵んで貰ったレモンの葉っぱ色のボールペンを不器用に握って瀬戸内レモン調査お仕事日記❢❢三日目❢❢の調査日記を記入するのだった。
『ーー……セ├ゥ于∠モ・/……ーー
ーー……于ョゥ廾才゛/]″├……ーー
ーー……二ッ≠彡ッヵ乂……ーー
ーー……]丿朮゛/丿……ーー
ーー……セ├丿ユゥナ≠″ノヽ……ーー
ーー……├〒モ……ーー
ーー……ゥ"/勹゛/ィ(ウツクシイ)……ーー
ーー……∠モ・/勹・/ノヽ……ーー
ーー……├〒モ……ーー
ーー……ゥ"/勹゛/ィ(ウツクシイ)……ーー
ーー……∠モ・/勹・/ヲ……ーー
ーー……]マラセ〒゛/マッ勺……ーー
ーー……ヵ∠├ス″ッ├……ーー
ーー……ィッ゛/ョ二ィ勺ィ……ーー
ーー……|ヵ工└勺勹ナィ……ーー
ーー……ヵ∠├ス″ッ├]]二……ーー
ーー……∠モ・/勹・/├……ーー
ーー……ス″ッ├ス″ッ├……ーー
ーー……]丿ゥ"/勹゛/ィ(コノウツクシイ)……ーー
ーー……∠モ・/丿゛/マ〒″……ーー
ーー……ス″ッ├ィッ゛/ョ二……ーー
ーー……∠モ・/勹・/丿……ーー
ーー……`/ノヾ二……ーー
ーー……ス″ッ├ィ勺ィ……ーー
ーー……∠─モ・/├″……ーー』
レモン星人のレーモンドは瀬戸内レモン調査お仕事日記❢❢三日目❢❢の調査日記を記入終えて礼門君から恵んで貰った小さなレモン柄のメモ帳を閉じ表紙にそっと一つ『ー…チュッ、…ー』と小さなキスを贈りました。
レモン星人のレーモンドの瀬戸内レモン調査お仕事は、早くも明日で最後なのです。明日の夜には、レモン星に帰らないといけません。
『ー…アシタ、デ、オワリ、カ…ー』
レモン星人のレーモンドは、小さく静かに呟きました。
愛しのレモンボーイ礼門君と一緒にいられるのは、明日が最後になるのです。
「…スコ〜、レモスコ〜、…」とレモンな寝息を立てて眠る愛しのレモンボーイな礼門君を優しく見詰めて、レモン星人のレーモンドは、ドッキドッキの甘酸っぱぃ初デートのことを思い出していました。美しい夕凪の静寂の中で、愛しのレモンボーイな礼門君を、連れ去ってしまいたい。そんな衝動に駆らレモンして、言ってしまった言葉は、どんなに愛しのレモンボーイな礼門君を困らせたことでしょう。
『ー…アシタ、ボクガ、レモンセイ、二、カエルトキ、二、イッショニ、キテ、ホシイ、ト、イッタラ…ー』
……カタコトの言葉でレーモンドは、静かに呟く。
『ー…レモンクン、ハ、ボクト、イッショニ…ー』
レモンな寝息を立てて眠る愛しのレモンボーイな礼門君を切なげに見詰めて、夕凪のように静かに呟く。
『ー…キテ、クレ、マスカ?…ー』
あの美しい夕凪の静寂の中で、愛しのレモンボーイな礼門君は、艷やかな漆黒の髪と同じ色をした瞳に、僕と蒸し暑い夕暮を映して、困ったように途方に暮れたように、ただ、ただ、僕のレモンの葉っぱのような緑色の瞳を見詰めていた。
静寂に包まれた愛しのレモンボーイな礼門君の僕と蒸し暑い夕暮を映した艷やかな漆黒の髪と同じ色をした瞳だけが、全ての時が止まってしまったかのような風のピタリと止んだ夕凪の中で、ハラハラと揺らめいていました。涙が零れてしまったら。二人の夕凪が終わってしまいそうで、僕は、そっと、愛しのレモンボーイな礼門君を抱き締めて、『ー…コマラセテ、シマッテ、ゴメンナサイ…』と『ー…ワスレテ、クダサイ…ー』と言うことしか出来なかった。
『ー…ゴメンナサイ…ー』
『ー…コマラセテ、シマッテ…ー』
『ー…ゴメンナサイ…ー』
『ー…ボクハ、レモンクン、ヲ、アイシテイマス…ー』
『ー…ボクハ、シッテイマス…ー』
『ー…レモンクン、キミガ…ー』
『ー…ドレホド、コノウツクシイ…ー』
『ー…レモンノシマ、ヲ…ー』
『ー…カゾク、ヲ、レモンバタケ、ヲ…ー』
『ー…ココデノ、レモンライフ、ヲ…ー』
『ー…ドレホド、アイシテイルノカ…ー』
『ー…ボクニ、タクサン、ハナシテ、クレタカラ…ー』
『ー…ボクハ、レモンクン、ガ、タノシソウニ…ー』
『ー…ハナシテクレタ…ー』
『ー…レモンライフ、ナ、ハナシガ…ー』
『ー…タノシソウニ、ハナス、レモンクン、ガ…ー』
『ー…ダイスキ、デス…ー』
『ー…ダカラ、ワスレテクダサイ…ー』
『ー…ゴメンナサイ…ー』
『ー…コマラセテ、シマッテ…ー』
『ー…ゴメンナサイ…ー』
『ーー……レモンクン……ーー』
『ーー……アイシテイマス……ーー』
『ーー……ズット、ズット、……ーー』
『ーー……ボクハ、キミノコトヲ……ーー』
『ーー……アイシテイマス……ーー』
「…スコ〜、レモスコ〜、…」とレモンな寝息を立てて眠る愛しのレモンボーイな礼門君を優しく切なげに見詰めて、レモン星人レーモンドは、何度も、何度も、幾星霜も、溢れる愛しさと困らせてしまった申し訳なさをを、カタコトの言葉で一生懸命に愛しのレモンボーイの礼門君に伝え続けるのでした。
……レモン星人のレーモンドの端正な頬からキラキラが流れて「…スコ〜、レモスコ〜、…」とレモンな寝息を立てて眠る愛しのレモンボーイな礼門君の色白な頬に零れて落ちました。
止め処なく流れ落ちるレモン星人のレーモンドの涙を不意に寝ていたはずのレモンボーイな礼門君が、華奢な細い指先で拭って、とても、とても、静かに、まるで、夕暮に二人で見た、夕凪のように穏やかに優しく響く小さな、小さな声で、愛しのレモンボーイな礼門君は、愛しのレモン星人のレーモンドに告げました。
「…レーモンド、明日、俺もレモン星に連れてって…」
『✧BOYS Lemon✧瀬戸内はレモンの香り✧
〜この星の瀬戸内とレモンは美しい〜
レモン星人の瀬戸内レモン調査お仕事日記❢❢』
✧三日目❢❢フィナーレモン✧




