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鱸型呂号潜水艦

全長:八四.五米

全幅:八米

速力:水上一八.七節

   水中九節

主砲:一二糎連装砲二基

魚雷:五五糎魚雷発射管六基(艦首)


 鱸型は、潜水艦関連法改正後に公表された為、艦名がついている。

 性能は特別に高くはないが、小柄な割には砲は強力である。勿論、潜航しながらの砲撃も可能だ。

 魚雷発射管は艦首のみだが、再装填用魚雷は二四本、四斉射分搭載している。五五糎であれば、十分な威力を有するので、決して軽武装ではない。


・潜水艦の大艦主義

 鱸型は、旧分類では伊号に分類される。

 潜水艦が他の艦艇のように、十分な戦術的価値を持つようになって、まだ半世紀程しか経っていない。

 世界初の攻撃可能な潜航できる艦と言われている、『ラガニーネ号』は、全長二〇米程で、二~三節程しか出せず、武装も機雷をひとつ、搭載していただけだったらしい。航続距離も限られており、実用的な艦ではなかった。

 しかし、確かにそれが、今の潜水艦を産んだのだ。

 その後、急速な技術の発展により、『ラガニーネ号』よりも大きな艦を造れるようになった、電動機などの非大気依存機関の発達により潜航可能時間が大幅に延びた、兵装がより強力なものとなった。

 さて、ここで『ラガニーネ号』の話をした理由だが、潜水艦の大型化について述べたかったのである。

 分類が改められた理由は、艦の大型化にある。伊号潜水艦は、全長一〇〇米を超えるのが通例となっており、それよりも小さな艦は、呂号と同等の任務につくようになっていた。呂号、波号でも同様のことが起きており、波号の中には潜水艇のように、他の船で運ばれ、奇襲を仕掛けることを目的とする艦も現れた。

 大型化により、分類が曖昧になっていたのだ。これは、他の艦艇にも言えることであったが、それらは条約で修正が入った。しかし、潜水艦に関しては、潜航可能な艦という、何とも曖昧な表現のみであった。

 しかし、他の艦艇と同様に、潜水艦も大型化している。従来どおりは不便である。その為、分類を変更したのだ。

 艦名がつくのは変更後に公表された潜水艦のみであり、混乱を避ける為、呼び名は変更されない。その為、鱸型と同時期に計画された特高型には、やはり艦名と呼べるものはない。

例)新分類で波号に分類される潜特中型

呂号七〇〇番潜水艦→呂号七〇〇番潜水艦

 だが、潜特中型は新分類では波号であり、これでは分かりにくい。今後、新たな対策が練られると思われる。


 艦の大型化により、呂号の任務は基地防衛から、今まで伊号のみが行っていた通商破壊に変更された。また、潜航艦は艦隊護衛に使用される。噂されている新型潜航艦も、恐らく護衛任務に就くのだろう。

 ところで、鱸型には、一部の人間しか知らない、隠された装備があるという噂がある。一部では、艦尾に魚雷発射管がないことから、推進機関連のものではないかとも噂されている。

次回

新型潜航艦は暫くかかりそうなので、水上艦をなにか

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