高速戦闘艇(交戦艇)
交戦艇
全長:五六米
全幅:五.二米
速力:水上一〇節
水中三二節
魚雷:五五糎魚雷発射管二基
高潜艇(高速潜水艇)
全長:四七米
全幅:四.六米
速力:水上一二節
水中二六節
魚雷:四〇糎魚雷発射管二基
交戦艇は、二重反転式スクリュー実験用に建造された高潜艇を基に計画された。
二重反転式スクリューによる高速性と、高威力の魚雷を有する。比較的長時間の航行も可能。
・飛び抜けた高性能
交戦艇の航続可能時間は、水中三二節(電動機)でおよそ五時間である。従来よりも出力が大きく、エネルギーを消費しない、最新式の電動機と、大容量の新型バッテリーを搭載しているからだ。二重反転式スクリューによる効率の向上もあるかもしれない。
魚雷は五五糎と、特別に大きくないものの、射程を犠牲に炸薬量は六〇糎魚雷よりも多い。二重反転式スーパーキャビテーション・プロペラにより、速力は高く、六〇節以上も出るという噂である。
・費用対効果
最新の電動機、最新のバッテリー、最新の魚雷、そして二重反転式スクリュー。これらを装備する交戦艇は、当然高価なものとなる。量産性も低く、旧分類で波号潜水艦に該当する大きさでありながら、現分類での呂号潜水艦よりも高価である。
だか、至近距離で放たれる、高速で高威力の魚雷は、当然避けられるものではなく、戦艦すらも一度の斉射で沈められる。駆逐艦を相手にするなら、一発でも必要以上に破壊できる。
予備魚雷は搭載していないが、数隻が集まって作戦を行うため、十分な損害を与えられる。我が方は、迎撃が行われる前に、高速で離脱する。
離脱後は、味方艦隊と合流し、専用の潜水母艦に収容され、点検を行い、問題がなければ燃料・弾薬を補給する。
艇は高価であるが、強力な武器となる。高性能ならば、それだけ損失も少ない。それに、だ。駆逐艦、巡洋艦相手ならば、従来どおりの魚雷でよいのだ。そもそも、毎回交戦艇を出撃させる必要もない。費用対効果は、決して悪くはない。
交戦艇は高価である。その為、数は揃えられない。恐らく、奇潜艇及び改奇潜艇は、これから暫くも現役で居続けるだろう。
潜水艇ではないが、間もなく新造の呂号潜水艦が就役する。既に、我々編集部は、その詳細な情報を軍より与えられている。何事もなく、予定どおり就役すれば、次号に掲載できるだろう。
そういえば、あくまでも噂であるが、新造艦がもうひとつあるらしい。こちらの存在は知らされていないが、恐らくは潜航艦と思われる。
呂号潜水艦は可潜艦なので、そこまで重要視されていない。その為、情報公開は早い。
新造潜航艦は、重要視されているので、情報公開は遅い。




