奇襲潜水艇(奇潜艇)
全長:四五米
全幅:四.三米
速力:水上一六.三節
水中二六節
魚雷:六〇糎魚雷発射管艦首二基
奇潜艇は、名前の通り奇襲作戦の為に計画された。
小さく、発見されにくいが、航続距離が短い為、鴨型水上機母艦などの母艦から発進し、敵基地に向かう。潜水艦に曳航され、接近する場合もある。
発進後、水戦に護衛されながら、潜望鏡深度でシュノーケルを出し、電動機・ディーゼル併用の超高速航行状態(推定三二節)で基地に突撃する。
基地に到着後、大型艦(特に正規空母)を優先的に攻撃し、これを撃沈ないし撃破する。
搭載している二発の魚雷を使いきった後は、深々度に潜り、高速で可潜艦との合流地点まで離脱する。水上機は、上空の安全を確認次第、奇潜艇とは別れ、航空機輸送用可潜艦との合流地点に向かう。
合流地点に到着次第、電動機を止め、浮上し、漂流する。流されるのであれば、ディーゼル機関を起動し(バッテリー温存の為)、位置を調整する。
可潜艦と合流した後、曳航され、帰還する。
・特長
奇潜艇の特長は、その高速力、高火力だ。水中二六節で数時間航行可能で、搭載している二発の六〇糎魚雷は、戦艦ですら容易く沈めてしまう。
また、試作型のなかには、二重反転式スクリューを採用したものもあり、水中三〇節以上の高速力を発揮したという噂がある。量産性が低いからと不採用になった。
・派生型
奇潜艇の派生型に、改奇潜艇(改奇襲潜水艇)がある。
この型は、推進機をウォータージェット式にしている。これにより、ノズルの噴射方向を変える事で艇の向きを変えられるので、舵は必需品ではない。しかし、状況によっては安定性が低くなり、操舵性が著しく低下する為、改奇潜艇には舵がある(抗力低減の為、普段は内部に収容されている)。
また、ウォータージェット式では、スクリューでのキャビテーションによる効率の低下が起きない。低速域では効率はスクリューに劣るらしいが、奇潜艇の場合、高速航行が基本である為、問題にはならない。また、静粛性が高く、見つからないことを基本とする奇潜艇には向いているとされる。
しかし、量産されなかった二重反転式の試作型がそうであったように、量産性は低く、本格的に量産がされ始めたのは、戦後の話である。
・次世代スクリュー
キャビテーション現象。従来はスクリュー効率を低下させるものと考えられていた。だが、近年では違うらしい。
先日、海軍兵器開発局が、キャビテーションを利用した高速推進スクリューの開発に成功したと発表した。これは、キャビテーション効果を利用し、摩擦抗力を減らし、効率を向上させるというものである。現在は試作段階の様だが、これから、このスクリューを利用する艦艇も現れるだろう。それらの活躍に期待だ。
試作甲型次世代高速潜水艇
二重反転式スーパーキャビテーション・プロペラ使用
公式記録
速力:水上二六節
水中四二節
(六五糎魚雷発射管二基、魚雷二本装備)
ウォータージェット式も良いが、スーパーキャビテーション・プロペラで二重反転式とか、なにこれ最強。




