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鏡型航空巡洋艦

全長:二〇八米

全幅:二一米

速力:三六節

主砲:二一糎連装砲三基

副砲:一四糎砲八門(両舷艦内)

   一四糎単装両用砲八基(両舷甲板)

機銃:二五粍対空機関砲一六挺

搭載機:七六式艦上戦闘爆撃機二一型六機

    七五式艦上雷撃機一一型六機


 航空巡洋艦は重巡洋艦と区別される。だが、重巡洋艦との類似点が多いこと、元々重巡洋艦を改装して造られていたことから、命名規則は重巡洋艦と同じである。鏡型航空巡洋艦一番艦鏡は、かつて広く使用されていた金属製の鏡からとっている。


・高速艦隊の航空戦力

 航空巡洋艦という考えが生まれたのは、戦中であった。航空機が次々に戦果を挙げていく中、水上艦に要求されたのは、防空能力である。航空機の攻撃を防ぐため、両用砲、高角砲、対空砲、そして機銃が重要な兵装となり、更に、それ以上に航空機が重要視されるようになった。

 帝国海軍は、比較的早くから航空機運用に関心を示しており、航空母艦の建造を進めていた。そして、防空能力を向上させつつ、従来通りの砲火力を得るため、両用砲開発にも取り組んだ。水上目標へ攻撃ができない対空砲、水上目標へ攻撃はできるが、向いていない高角砲を経由し、開戦前には、全ての駆逐艦に両用砲を配備し終えた。戦艦や巡洋艦の副砲も両用砲へ変更された。尚、対空砲、高角砲にも利点があり、併用されている。

 話が逸れたが、砲は、どうしても近距離防衛にしか使えない。やはり、迎撃には航空機が向いている。また、偵察、攻撃にも有用だ。水上機では能力不足であり、空母艦載機が必要とされた。

 しかし、空母の配備は高速艦隊を肥大化させることに繋がり、比較的低コストで運用したい軍としては受け入れられなかった。

 そこで考案されたのが、重巡洋艦の一部兵装を下ろし、代わりに飛行甲板を設けるという案、すなわち航空巡洋艦である。

 兵装を下ろす事には反対意見も出たが、初期の空母が旧式戦艦の後部を飛行甲板としたものであったことなどから、可能であると判断され、一部の艦を改装し、臨時の空母とした。

 甲板の幅も、長さも不安ではあったが、カタパルトなどの改良により、実用化に成功する。そして、実戦では高く評価され、重巡改装ではない、純粋な航空巡洋艦が建造された。それが、鏡型航空巡洋艦である。

 鏡型は戦中に造られたが、訓練中に終戦を迎えた為、実戦を経験していない。そのため、実力は不明だが、訓練での評価は上々である。

 例えば、

「航空母艦と比べれば、発着艦はやや難しいものの、改装航空巡洋艦よりも容易である。」

「主砲副砲共に扱い易く、少ない砲門数で十分な火力を発揮できる。」

等といった評価がされている。

次は伊号五〇〇型潜水艦(特殊高性能型潜水艦、特高型)。

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